「死ぬまでに観たい映画1001本」(第五版) #死ぬまでに観たい映画 #死ぬまでに観たい映画1001本 #映画の本
この『死ぬまでに観たい映画1001本』(ネコ・パブリッシング)は2003年末に初版が発刊された時から書店で見かけてはきになっていたのですが、20年近くたって第五版(この9月の発売)になって、ようやく買いました。まあ、あんまり好きじゃない作品が表紙になってたりすると、今一つ買いたくなくなっちゃうんでね。その点、今回は『2001年宇宙の旅』なので、相手にとって不足なしというか、「2001年で1001本」で何となくブラボーなので(?)買っちゃいました。
厚いですよー。重いですよー。筋トレにも使えそうです。実測で(空気で広がらないように押さえつけながら測って)58mmほどの厚さ。体重計で差し引きで測って2.1kg。960ページ+表紙・見返し。しかもオールカラー。堂々たるものです。これで5,500円(税込)はむしろ安いです。1作品あたり5円ほどですからね。
原題は“1001 MOVIES You Must See before You Die”。スティーブン・ジェイ・シュナイダーという方の総編集ってことで、この人のセレクトした1001本が載ってます。版を重ねるごとに新しい作品が追加されていくので、当然落ちていく作品も出るわけです。ぱらぱらと見た中では、ワイラーの『噂の二人』やヴィスコンティの『ベニスに死す』やリーンの『ライアンの娘』あたりが抜けているのが、困ったもんだって感じです。
時系列の編年体ですので、1902年の『月世界旅行』から2021年の『コーダ あいのうた』まで120年分を納めています。世界の映画が対象なので、『羅生門』『東京物語』から『ドライブ・マイ・カー』まで、日本映画も時々入ってます。三池崇史の『オーディション』まで入っていたのには驚きましたし、高畑勲の『火垂るの墓』が入っていたのはちょっと嬉しかったですね。
寝る前に毎日1作ずつ読んだとしても、3年近くかかるわけですから、かなり読みでがあります。楽しみなような恐ろしいような…。でもいい本です。バイブルです。映画好きの人には、勢いで買っちゃうことをお勧めします(プレゼントにも好適です)。
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