「非常宣言」:パワフルな娯楽性に脱帽 #非常宣言 #韓国映画 #航空パニック映画 #バイオテロ #イビョンホン #ソンガンホ
韓国映画『非常宣言』は、’70年代「パニック映画」のような、スーパー・エンタテインメント。いやー、凄い。面白い。日本映画はおろか、ハリウッドにも勝ってますよ、このパワフルな娯楽性と絵作り。おなか一杯の2時間21分です。
観ていて、『カサンドラ・クロス』、『エアポート』シリーズ、『新幹線大爆破』、『ダイ・ハード2』、『新感染』などを想起するのですが、てんこ盛りのアイディアやサスペンスや泣かせにおいて、それらを凌駕しております(でも『ダイ・ハード2』には負けるかなあ)。でも今のVFX技術があれば、日本でも作れる作品だと思います。それがそういかないところに、現在の韓国映画と日本映画の差を感じないわけにはいきません。残念ながら、この差は小さくありませんねえ。
こういう作品には、(『エアポート』シリーズのジョージ・ケネディ的に)頼れる兄貴=マ・ドンソクにも出ていただきたかった気がします。でも、イ・ビョンホン×ソン・ガンホという二大スターの競演(といっても、最後にしか顔合わせをしないのですが)があります。イ・ビョンホン、ちょっと遠藤憲一に似て来たんじゃないでしょうか。
中盤で飛行機がコントロールを失う場面の描写はなかなかスゴイです。迫力と斬新さとサスペンス。 そして終盤は結構感動させます。泣かせます。そういったエモーショナルな感覚が、いかにも韓国映画です。「通俗性の強さ」でぐいぐい押して行きます。でも、悪くありません。
それはそうとこの映画、いくら面白くっても飛行機の機内用にはできませんねえ。
『RRR』といい本作といい、アジアの娯楽映画、キてますねえ。日本のメジャー会社の方々にも、高い志を持って挑戦していただきたいと切に願います。
| 固定リンク
« 「恋のいばら」(舞台挨拶付き上映) #恋のいばら #松本穂香 #玉城ティナ #城定秀夫 #シネクイント | トップページ | 日テレ ベレーザ、マイナビ仙台とドロー #ベレーザ #beleza #WEリーグ #ベレーザ対マイナビ #北村菜々美 »
コメント