「嘘八百 なにわ夢の陣」:ますますゆるい3作目 #嘘八百なにわ夢の陣 #嘘八百3 #中村ゆり
映画『噓八百 なにわ夢の陣』は、「よく続いてますね」って感じのシリーズ第3作。大江戸は1作目で「もういいや」って感じというか、そもそも2作目、3作目が作られるとは思っておりませんでした。ところが、2作目は主題歌がクレイジーケンバンド(『門松』)。今回は中村ゆりが出演ってことで、観てしまいました。なかなか痛い所を突いてきますね。
で、いつも通りというか、ひどくつまらなくはないけれど、そう面白くもないというゆるさ。なのに、この話に2時間2分もいりますか? もう、骨董とか贋作とか美術館とかの件りになると、コメディーだからまあ許せるけれど…って感じの噴飯ものの描写。今回はその嘘くささが更に広がったように思えました。
あと、贋作の茶碗づくりと絵画の創作を並行して描いた4分割などのスプリット・スクリーンですが、こんなにその効果を発揮しないスプリット・スクリーンってのも初めて見ました。編集の勘所がよろしくないのかなあ。不思議です。
ボブカットにした中村ゆりさんは、うーん、全体的にあまり魅力的ではなかったなあ。キャラクターに合わせて気の強そうな顔とか怒った顔とかしていると、彼女の良さが出ないなあと思った次第。「薄幸顔」なので、終盤に少し弱みを見せたり悲しげになったりした顔の方が明らかに良いのです。難しいですね。
坂田利夫師匠、まだ生きてるようですが、病気か何かで出演不可能なんですかね。二代目「よっちゃん」を酒井敏也が務めておりました。まあ、確かに「さか」と「とし」は一緒ですけど…(そこ狙いのキャスティングなんでしょうか?)。
(以降ネタバレあり) エンドロール終了後に、次回作(台湾篇)が示唆されておりました。まだやるんかいっ?!
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