「モリコーネ 映画が恋した音楽家」:偉大なるマエストロの業績 #映画モリコーネ #モリコーネ映画が恋した音楽家 #エンニオモリコーネ
映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、エンニオ・モリコーネの生涯と作品を網羅した157分の長編ドキュメンタリー。監督はモリコーネの代表作の一つ『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレで、彼は証言者の一人として出演もしています。
モリコーネを取り巻く人々の証言と、モリコーネ自身の語りと、映画作品のフッテージによって成り立っております。とにかく証言者が豪華。映画監督ではトルナトーレ、イーストウッド、タランティーノ、アルジェント、ベルトルッチ、映画音楽家ではハンス・ジマー、マイケル・ダナにジョン・ウィリアムズ、ミュージシャンではジョーン・バエズやブルース・スプリングスティーンといった人たちが、モリコーネとその業績を讃えます。ボス(ブルース)があんなにモリコーネのファンだとは知りませんでした。
マエストロ・モリコーネの卓越した業績がよくわかります。流行歌から室内楽などの純粋音楽まで、幅広く何でもできた人だったのですね。そして、マカロニ・ウェスタン(英語だとspaghetti western)諸作品から、『1900年』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ミッション』『アンタッチャブル』などなど名作の数々。それらの映画フッテージを観るだけで幸せな気分になります。
やっぱり『ウエスタン(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト)』って、映像も音楽も傑作ですよねー。あのラストに流れる『ジルのテーマ』の美しさ!を再確認できました。
それと、モリコーネさんは、ピアノとか楽器を使わないで、頭の中で作曲してそれをいきなり譜面に写し取るんですね。びっくりです。
長さが気にならないほど面白い作品でありました。でも冷静に考えると、モーリス・ジャールだってジョン・ウィリアムズだってジェリー・ゴールドスミスだって、同じように偉大だって気もしますけど…。 本作の原題は“Ennio”だけど、邦題は『モリコーネ』。ま、そういうもんなんですよね。
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