「ノースマン 導かれし復讐者」:中世のあの感じは苦手 #ノースマン #ノースマン導かれし復習者 #ロバートエガース #アニャテイラージョイ
映画『ノースマン 導かれし復讐者』は、『ウィッチ』や『ライトハウス』のロバート・エガース監督作品。『ハムレット』のもとになったと言われる北欧神話をもとにした堂々たるエピックです。
大作になり、アクションたっぷりのエンタテインメントになっても、エガースらしさは健在。独特の美学に貫かれた映像は、カラーとモノクロを行きつ戻りつしながら、パワフルに独自世界を創り上げます。
ただ、大江戸は中世ものって好きではないのです。あの泥まみれで薄汚れた感じ、ほこりっぽく汗臭い感じが好きになれないのです。おまけに血生臭いし。本作も例外ではなく、観ていてうんざりしておりました。いろいろと痛そうですし、寒そうでもありましたし。
そして、めっちゃ重そうな剣による鈍重なバトル。うーん、好きではないですねー。(以降少々ネタバレあり) 終盤の最終決戦なんて、そういう対決をなぜか全裸で、火山の溶岩が流れてるような場所(『スター・ウォーズ』のエピソード3かーい?)で行います。こういうのに心躍る人もいるのでしょうが、大江戸はそうではないのです。新聞評では「こういう映画が観たかった」などと絶賛する声もありましたが、まあ人の趣味はいろいろですよね。
『ウィッチ』の縁で、アニャ・テイラー=ジョイが出演して、(監督との信頼の証なのか)すでにビッグネームになった彼女が背面ヌードを披露しています。そういうところ、やっぱり欧米の女優はえらいなあ。
途中、クリケットの原型みたいな球技の場面がありますが、すっごくヴァイオレントでワイルド! 顔を思いっきり棒でひっぱいたりするので、思わずマスク越しに「うわっ!」と声をあげてしまいましたよ。
スノーマンのファンが間違えて観に来ることは、・・・ないな。
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