「湯道」:入浴文化を描く王道娯楽作 #湯道 #映画湯道 #小山薫堂 #銭湯 #橋本環奈
映画『湯道』は、小山薫堂さんが提唱する(茶道、華道、香道などの仲間としての)「湯道」をもとに誰もが楽しめるエンタテインメントに仕上げた良作。日本の入浴文化への愛があります。予想以上に楽しめました。
何と言ってもこの銭湯=「まるきん温泉」の大セットが素晴らしいのです。外観も、内装も、レトロな懐かしさを存分に放っていて最高。あとは、金魚のいる池がついていたら完璧でした。実在したら、行ってみたいところです。
物語はありきたりですが、それを補って余りあるディテールの凝り方やくすぐりがあります。いろんな人がいろんレベルで楽しめる王道の娯楽映画。それは銭湯というものの特質にも似通っているのではないでしょうか。ありきたりではありますが、胸に迫る感動ポイントがいくつかありました。
結構なオールスター・キャストによる群像劇でもあります。そして、みんないい人(一名の例外=吉田鋼太郎)ってところも、この映画らしいところ。リラックスして、気分良く映画館を出られます。
本作の橋本環奈はかなり良いですよ。いつもよりクセ弱めですが、そのナチュラルさが「一億人の妹」(今、勝手に命名しましたが)的な味わいとなっております。
ここ十年ぐらいでも近所の銭湯がいくつか無くなりましたが、本作を観たら久々に銭湯行きたくなりました(みんな、そうなりますよね)。
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