「FALL フォール」:究極の絶望的状況サスペンス #FALL #フォール #映画フォール #絶望的状況サスペンス #墜落の恐怖
映画『FALL フォール』は、ワン・アイディアの絶望的状況サスペンス。21世紀以降でも、『フローズン』『127時間』『オープン・ウォーター』『海底47m』など、いろいろとありますが、本作のプロデューサーが『海底47m』の人だと知って納得です。
オール・アメリカンなバカ女が、友人を誘って(YouTubeのために)高さ600mのタワーに登ってしまい、そこで起こる絶望的状況によるサスペンス。それだけです。でも冒頭のロック・クライミング場面を含め、とにかく「高さ」の恐怖を映像として見事に表現しています。大江戸は別に高所恐怖症ではないのですが、それでも終始ぞわぞわしてハラハラして、とにかく疲弊しました。観終わるとぐったりです。
アメリカ人って、なんか抗ってもしょうがない対象(自然とか)に挑んで、組み伏せようとするところがありますよね。そのためのバカ勇気(蛮勇)を尊ぶというか…。そういった点で、日本からは出てこない映画だなあと思いました。
ツッコミ所は多いです。もっと暑さ寒さや飢えと渇きをしっかり描かんとダメだろうとも思います。でも何だかんだと次々に「試練」を用意して、永遠にドキドキさせてくれます。先日観た『#マンホール』も、良くできたワン・シチュエーションの絶望的状況サスペンスでしたが、こっちを観ちゃうと色褪せますね。やはり墜落というのは、人間の生理的な恐怖を最大限に煽ってきます。
いくら猛禽類だって、600mの高さまでは飛んで来ないんじゃないかと思って調べたんですけど、どうやら(もっと高くても)可能みたいですね。おそれいりました。
結末はちょっとあっけないというか、肝腎な所を描いてなかったりしますけど、まあ十分楽しませて(苦しませて)いただきました。「ようこそ、地上600mの絶望へ」っていうコピーも、いいですねえ。
| 固定リンク
« 「バビロン」:狂気、頽廃、乱痴気騒ぎ #バビロン #映画バビロン #デイミアンチャゼル #マーゴットロビー #トビーマグワイア | トップページ | 「対峙」:舞台劇のような緊張の会話劇 #対峙 #映画対峙 #被害者と加害者の両親 »


コメント