「アラビアンナイト 三千年の願い」:ティルダ・スウィントンの魅力 #アラビアンナイト三千年の願い #映画アラビアンナイト #ジョージミラー #ティルダスウィントン
映画『アラビアンナイト 三千年の願い』は、あの『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に次ぐジョージ・ミラー監督作品。あまりの毛色の違いにびっくりです。でも考えてみればこの監督、『イーストウィックの魔女たち』も『ロレンツォのオイル 命の詩』も『ベイブ』も『ハッピー・フィート』も撮ってるんですよね。振り幅大き過ぎ!ってか、むしろこっちの方が本筋のジョージ・ミラーなんでしょうか?
で、さらに驚いたのがこの作品のある意味「地味」な展開。終盤にロンドンが舞台になるまでは、ほとんどの場面がホテルの室内だけ(ただ、そこから「物語の世界」がどんどん出て来るのですが…)。しかもティルダ・スウィントンとイドリス・エルバがかなり延々と話し合います。会話劇です。正直眠くなります。まあ、眠くなるってのは正しい『アラビアンナイト』の在り様かも知れないですけど。
でも、本作のティルダ・スウィントンはめっぽう魅力的なのです。近作ではペドロ・アルモドバルの『ヒューマン・ボイス』で一人芝居を見せておりましたが、小生ももともとこの人は好き。しかしながら、この作品で学者を演じる彼女は、とにかく生き生きと輝いていて、メガネも似合って、格別でした。全盛期のヴァネッサ・レッドグレイヴみたいなテイストで、彼女ならではの表現をしてくれています。
カラフルな衣装や美術のデザインもグッドです。でも、映画としてはあんまり面白くないんですよねー。
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