「しあわせはどこに」(1956年) :不幸と困難のつるべうち #しあわせはどこに #芦川いづみ #葉山良二 #薄幸顔 #神保町シアター
神保町シアターの芦川いづみ特集で、『しあわせはどこに』(1956年/モノクロ・スタンダード)を観ました。監督は西河克己。共演は葉山良二です(この人、この特集で大江戸が観た作品の中で4作連続いづみちゃんと共演しています)。
とにかく芦川さんがかわいそうなのです。薄幸顔の彼女ではありますが、とにかく次から次へと不幸や困難が襲い掛かってきて、中盤以降は「もうやめてー!」と心の中で叫びながら観ておりました。何しろ男の部屋で襲われそうになったり、身内に売り飛ばされそうになったり、ぬれぎぬを着そうになったり、拉致監禁されたり、もう散々なのです。
(以降ネタバレあり) それでも、葉山良二や二本柳寛という良心の塊みたいな人たちのおかげで、何とかハッピーエンドを迎えられてめでたしめでたし。あー、良かったと胸をなでおろした大江戸でした。いろいろと偶然の多い脚本ですが、まあ許しましょう。
それにしても殿山泰司と宍戸錠が、実にムカつく悪人っぷりでした。宍戸錠なんか、まだ頬をシリコンで膨らます前なので、中盤にようやく気づいて「おお!」と驚きましたもん。
芦川さんの純情で可憐な個性と、愁いの表情を堪能できる一作です。
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