「男なら夢をみろ」(1959年):衣装は森英恵 #男なら夢をみろ #芦川いづみ #石原裕次郎 #森英恵 #神保町シアター
映画『男なら夢をみろ』(1959年/カラー・ワイド)を、神保町シアターの『恋する女優 芦川いづみ』で観ました。主演は石原裕次郎。ヤクザ者(にしては良心のあるかっこいい男)の役です。対する葉山良二(学生から検事になります)と対称を成して、二人と芦川さんとの三角関係的揺れ動きで引っ張っていきます。
オープニングのタイトルバックに有楽町駅前が出て来るのですが、60年以上前なのに今とほとんど同じ眺めなのに驚きました。右手にレンガ造りの駅舎というか線路下。左手にそごう(今はビックカメラ)。あの建物もけっこう年季が入っているのですね。
で、この作品の衣装は森英恵さん。彼女は世界のハナエモリになる前に日活の衣装をけっこういろいろと手掛けているのですが、本作もその一つ。芦川いづみが洋裁学校に通っている設定なので、ファッションショーの場面をはじめ、素敵なデザインが多数登場します。最初と最後にはウェディングドレスも出て来ます。それを着る芦川さんも当然ステキです。
娯楽映画として十分楽しめる出来です。展開はありきたりですし、ヤクザが出て来たり殺人が起きたりする割には、ちっともシリアスではありません。それで良しって感じのスタア映画なのです。
(以降ネタバレあり) 各映画サイトの「あらすじ」を読むと、ラストで裕次郎が撃たれて死ぬと書いてあるのですが、死んどらんです。不自然に付け足した感じの明るいラストになってました。作りながら、暗い映画にしないように改変したんでしょうねえ。とまあ、そういうことも起こっちゃう時代だったのでありましょう。
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