「死体の人」:唐田えりかのかわいさと奮闘 #死体の人 #唐田えりか #奥野瑛太
映画『死体の人』は、「未完成映画予告編大賞」の最優秀作の映画化なんだそうですけど、そんなものがあったんですね世の中には!
まあ、『の方へ、流れる』に次ぐ唐田えりか出演作品だというので観たわけですが、唐田さんは確かに奮闘しておりましたし、ちゃんとした演技者であることを示しました。デリヘル嬢という役柄上けっこうケバいメイクでいる時間が長いのですが、それでも童顔がかわいいし、終盤のすっきりしたメイクだとますます可憐ですね。
とは言え、本作の主役は奥野瑛太。ボウズ頭で目をギラつかせた凶悪な役が多い人ですが、本作ではうだつの上がらない男(まあ、「負け犬」と言ってもいいような)を地味に演じています。一方で彼と好対照なクズ男を演じるのは楽駆(という変な名前の役者)。このDVまじりのクズっぷりに、かなり腹が立ちました。まあ、その分唐田さんの薄幸が際立つんですけどね。
ただ作品自体はかなりアラが多くて、ツッコミ所だらけ。そしていろいろ既視感だらけで、新味がありませんでした。まあ、軽いお楽しみとして観てはいられますけど、感銘や驚きはありませんでしたねえ。もっと面白く出来た気もする作品だけに、ちょっと惜しかったのです。
| 固定リンク
« 「シン・仮面ライダー」:まぎれもない庵野ワールド #シン仮面ライダー #庵野秀明 #ショッカー #エヴァンゲリオン #キューティーハニー #浜辺美波 | トップページ | 「白い夏」(1957年):何とも珍妙 #白い夏 #芦川いづみ #青山恭二 #神保町シアター »
コメント