「仕掛人・藤枝梅安2」:どうしちゃったの? #仕掛人藤枝梅安 #仕掛人藤枝梅安弐 #豊川悦司 #片岡愛之助
映画『仕掛人・藤枝梅安2』は、この2月に公開された「1」( ↓ )の続編。
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-4bc194.html
「1」のエンドロール後の映像で予告編的に語られていた、新たなエピソードが本作です。
でも、どうしちゃったの?って感じ。前作とクォリティが違う気がしてならないのです。映像も大したことなくなってて、あの光と影の色気や色彩の妖麗さはどこに行っちゃったの?って感じ。描写やディテールのコクも薄らいでいます。あんなにおいしそうだった食べ物も、前作ほどにはうまそうに見えません(てか、ちゃんと描かれているのは大根鍋ぐらい)。1作目でがんばって第2作を見る気にさせれば、あとはどうなってもいいってことなのかしらん?
でも、豊川悦司と片岡愛之助の名コンビのバディ感(しかもちょっとゲイ感覚が匂う)は、前作同様素晴らしいものです。菅野美穂の一途さや、石橋蓮司の奥深い曲者感も堪能できました。佐藤浩市と椎名桔平も大物感十分で、作品に厚みを持たせてくれています。
なのに残念ながら作品自体は、1作目よりだいぶ落ちました。ままあることですね。
メインタイトルで「仕掛人・藤枝梅安 弐」と出ていたのが、印象的でありました。
(以降少々ネタバレあり) エンドロール後には、来年5月公開予定の『鬼平犯科帳』につなぐ仕掛けがしっかりと行われておりました。
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