「AIR エア」:こういうの、もっと作って! #エア #映画エア #マットデイモン #ベンアフレック #ナイキ #エアジョーダン
映画『AIR エア』は。ナイキのエアジョーダン発売までの秘話。ベン・アフレック(製作・監督・出演)とマット・デイモン(製作・主演)の名コンビによるアメリカ映画らしいアメリカ映画です。
こういうハリウッド産の娯楽映画、しかもスターを使って脚本を練り上げたドラマって、本当に公開されなくなりましたよね。てか、作られなくなった、いや、作られるのは「配信」系においてばかりとなってしまったのでしょうね。実はこの作品もアマゾンスタジオの製作なのです(配給はワーナーブラザーズ)。
舞台は1984年ですが、当時のナイキのバスケットシューズは人気なかったんですね。あの頃は(などと言うと年がバレますが)ランニングシューズならナイキが一番人気だったと思うんですけど。で、そこからの一発大逆転でエアジョーダンが誕生するのですが、そこに至るまでのアメリカンなお仕事映画になっております。ベン・アフレック演出、安定しております。
ジョーダン役は、体の一部とか後ろ姿ぐらいでしか登場せず、ジョーダン家を代表するのはヴィオラ・デイヴィス演じる母親。この母親がすごいやり手で、驚いちゃいます。いったいどこで身につけたんだ、こんな交渉術?
まあ面白いんですけど、よく考えてみるとそれほど傑作ってわけではありません。妙にナイキの宣伝(国策映画?)になっていますし…。でも、こういう映画に飢えているので、ついつい評価が甘くなってしまいます。この手の作品をもっと作って、もっと劇場公開してほしいものです。実際、スクリーン数や上映回数が少ないので、いまだに前日から売り切れたり、ほぼ満席だったりしてるんですもん。
作中に、主人公の上司がトイレで手を洗うシーンがあるのですが、ペーパータオルを5枚も使って手を拭いておりました。大江戸は地球環境のために1枚、多くても2枚でなんとか拭いているだけに、アメリカンな無駄遣いにイラっときましたね。
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コメント
<この母親がすごいやり手で、驚いちゃいます。
<いったいどこで身につけたんだ、こんな交渉術?
でした!
彼女が主人公なのでは?!? 実は(笑)
投稿: onscreen | 2023年5月 7日 (日) 17時54分
むしろナイキ社はこの人をCEOにした方がよかったのでは?
投稿: 大江戸時夫 | 2023年5月 7日 (日) 22時19分