「同じ下着を着るふたりの女」:とんでもない毒母 #同じ下着を着るふたりの女 #キムセイン #毒母映画
映画『同じ下着を着るふたりの女』は、韓国の女性監督キム・セインの長編デビュー作。しっかりとしたドラマを構築できています。
この羽野晶紀×阿木燿子みたいな顔のお母さんが、まあとんでもない毒母でありまして、観ているこちらは腹が立ったりあきれたりしてしまいます。この人、絶対に謝らない人なんです。その不良母と、精神的に虐待され続けてきた暗い娘との葛藤。これだけ恨み、これだけトラブルになりながらも、結局家に帰って来る(そこしか居場所のない)娘。うーん、なんだろなー。なんか唸ってしまいますね。
そしてコメディアンみたいな顔の男が、このお色気ママさんにべったりなもんですから、ますます問題がややこしくなります。こいつみたいな男が、ああいうサイコ母を甘やかすから、ろくなことにならないんだよなあ。
娘の方もかなりこじらせちゃっているんですけど、それでもやっぱり母親を非難したいなあ、大江戸としては(まあ、ほとんどの人がそう思うでしょうけど)。ま、監督としては「どっちが悪い」って映画を作ってる気は、毛頭ないのでしょうけどね。
終盤は、上手にまとめ損ねた感じ。鮮やかなエンディングとはなりませんでした。その着地が見事だったら、名作になったかも知れないんですけどねえ。
| 固定リンク
« 「クリード 過去の逆襲」:クリードも三作目 #クリード過去の逆襲 #クリード #マイケルビージョーダン #ロッキー | トップページ | チルド・コーヒーの世界 #チルドコーヒー #セブンプレミアムカフェラテ #ウチカフェハニーラテ #ハニーラテ #カフェラッテ #マウントレーニア »
コメント