「デスパレート・ラン」:怪物だーれだ? #デスパレートラン #フィリップノイス #ナオミワッツ #馬鹿っ母 #知らぬが仏
映画『デスパレート・ラン』は84分というコンパクトな上映時間を、ナオミ・ワッツがほぼ一人で駆け抜ける作品。監督は『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』『ボーン・コレクター』『ソルト』などで、大江戸がほとんど信頼していないベテランのフィリップ・ノイス。いま誤変換で、「フィリップ・の椅子」と出て来たんですが、どうしましょう?
そんなことはどうでもいいんですが、久々のナオミ・ワッツ、獅子奮迅の大奮闘です。終盤を除いては、ほぼ一人で画面に映ってます。そもそもこの映画、顔が出る役者は6人のみ。あとはボイス・キャストですから。
でもねえ、このナオミ・ワッツ演じる母親が、かなり大変なお方でして。わが子かわいさゆえの暴走っぷりが、ほぼモンスター・ペアレントなんです。知人や学校の先生や警察に相当わがまま言ったり悪態ついたりしています。その独善的暴走の結果、警察の事件解決に悪影響を及ぼすほどなのです。自分の子さえ無事だったら、あとはどうなってもいいみたいな感じで。なのに、みんな彼女に協力したりやさしくしてあげたりで、…なんか「ん?」って感じでした。ダメだよ、こんな人甘やかしちゃ。
ほとんど一昔前の女性週刊誌の広告の見出しによく出てきた「馬鹿っ母」って感じです。それはそうと、ずっと気になってるのですが、「馬鹿っ母」って、どう読むんでしょうね? 「ばかっはは」? 「ばかっぱぱ」? 「引き(ひき)」→「岡っ引き(おかっぴき)」とか「端(はな)」→「初っ端(しょっぱな)」みたいな音の変化から類推すると、「ばかっぱは」となるのですが…。「ぱは」・・・、言いにくい。
ナオミ・ワッツがスマホを縦横無尽に使いこなして、息子の情報を得て救出しようとするのですが、これ見てて「スマホのない時代だったら、ずっとシンプルなのに」「いらぬ心配をしないで済むのに」と思いました。彼女がランニングに出るときにスマホを置いてくるだけで、「走って帰って来てシャワー浴びて髪を乾かしたら事件は片付いていた」となるんじゃないの?と。知らぬが仏。まあ、それだと映画にならないんですけどね。
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