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2023年6月29日 (木)

今年の菓子パンあれこれ    #菓子パン #じゃりパン #青森県産ふじリンゴのデニッシュ #十勝バターの旨じゅわフレンチトースト #シナモンロール #ジャンボむしケーキ深煎りきなこ #チョコクロワッサン

Dsc_13166_copy_1024x552 今年買った(どちらかというとジャンクな)菓子パンをいくつかご紹介。

まずはやたらと長くて見るからにクリームたっぷりのこいつ。セブンイレブンの『じゃりパン』。これ宮崎名物なんですってね。クリームの中に入ってるグラニュー糖が嚙んだときにじゃりっとする、その食感が語源なのだと食べたときに理解しました。まあ、見ての通りの味withじゃりっ です。

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続いてセブンイレブンの『青森県産ふじりんごのデニッシュ』。りんごがかなりたっぷりで、噛み応えも良いですよ。りんご+カスタードなので、まあ無敵ですね。国産小麦使用ってあたりもポイント高いです。

 

Dsc_1304_copy_960x540 で青森からさらに北に行きまして、ガツンと目立つタイポグラフィーは、ローソンの『十勝バターの旨じゅわフレンチトースト』。

Dsc_1305_copy_960x540 ご覧のように、パンの中身は白いんですけど、外側にはバター入りマーガリンやら砂糖やらがしみてまして、まあこんなもんかってお味。正しくは「フレンチトースト風菓子パン」ですよね。恐ろしいことに465kcalもございます。いやはやなんとも。

 

Dsc_1225_copy_768x1365 そしてこちらは、パスコの『シナモンロール』。なかなかのレベルです。レンジで20秒ほどチンして食べるとおいしいです。これぐらいのものが、スーパーなんかで気軽に買えるのは良いですね。まあ、こちらも424kcalあるんですけど。

 

Dsc_12374_copy_614x576ところで意外な高カロリーの代表といえば、蒸しパン類。でもこちらの木村屋総本店『ジャンボむしケーキ 深煎りきなこ』は、(ノーマルよりも低いようで)397kcalです。これ、おいしいです。きなこの味が蒸しパンと合っていて、コクや香ばしさがたまりません。それでいて、あの蒸しパンのふんわりしっとりした味わいもあるし。さすがは木村屋総本店さん。

 

Dsc_12275_copy_998x576 そして最後に、フジパンの『チョコクロワッサン』。昨年各コンビニのチョコクロワッサンを褒めましたが、これも同様によくできています。中に入れる固形のチョコバーがみんな上質なんですよね。競い合ってレベルが上がるのは大歓迎です。この時期は溶けちゃうから売ってないと思いますが、秋以降はまた食べたい商品の代表であります。

 

 

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2023年6月28日 (水)

名盤ライブ「SWEET 16」の上映会    #SWEET16 #名盤ライブ #佐野元春 

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以前、名盤ライブ『SOMEDAY』by佐野元春@Zepp東京ダイバーシティ に参加した感想を当ブログに書きました( ↓ )。アルバム一枚をそのままの曲順で最初から最後まで、生で通し演奏するという企画。もう10年も前のことなんですね。びっくり。

名盤ライブ・佐野元春『SOMEDAY』: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

で、その第2弾・名盤ライブ『SWEET 16』が昨年11月に横浜と大阪で行われたそうです。小生は全く知りませんでした。その大阪ライブをBlu-rayにして売り出すにあたって、「一夜限りのプレミアム上映」(5.1chサラウンド版)を行うってのが、今晩の趣旨。大江戸はT・ジョイPRINCE品川で鑑賞しました。

『ミスター・アウトサイド』に始まり、『また明日…』で終わる全12曲。そこにアンコールで『約束の橋』と『ヤング・フォーエバー』がついた構成。佐野元春の半世紀近い音楽活動を支えたいろんなバンドからの選抜メンバーによる「THE SWEET 16 GRAND ROCKESTRA」を従えてのライブです。このアルバム、結構好きなんです。シングル曲も目白押しですし、大江戸の好きな曲もいろいろあります。好きな順に、『スウィート16』『誰かが君のドアを叩いてる』『ボヘミアン・グレイブヤード』『また明日…』『ポップチルドレン』ってあたりかな。その上、アンコールに『約束の橋』まであるわけですし。

Dsc_13168_copy_573x552 ただ、このアルバムって意外とトータリティに欠けるというか、楽曲の方向性がバラバラな印象です。多様性ともいえるのかも知れませんが、「名盤ライブ」としてやるのならやはり『SOMEDAY』の方が合ってますね。なんならトータル・アルバムって意味では『Visitors』が一番合っているのかもです。

古田たかしのドラムが相変わらずマイティだとか、コーラスのおねえさんの一人がえらく年季が入ってあたかもアフリカ系のコーラスシンガーみたいだとか、Dr. kyOnがアンコールでギターひくところが楽しそうだとか、バンドの皆さんが醸す風雪に耐えた一流のプロの雰囲気もなかなかです。

そして佐野さんは相変わらず若々しく、いや、あまりに変わらないので、撮影時66歳とは思えません。体型も、声や動きのキレも維持してます(もっとも50代後半ぐらいからちょっと声が衰えてはいるのですが…)。 ライブ構成的には『約束の橋』を最後に持ってきた方が素晴らしい終わり方になったと思いますが、やはり「ヤング・フォーエバーだぜ」というメッセ―ジだったんでしょうね。

CM・予告編なしの約70分で、3,300円。映画と比べちゃうと高いんですけど、9月の東京国際フォーラムのチケット争奪戦に敗れたので、まあその分だと思えばってことで…。

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2023年6月27日 (火)

「青いカフタンの仕立て屋」:カットは長いが、妻役が好演    #青いカフタンの仕立て屋 #マリヤムトゥザニ #モロッコ映画 

1_20230627213801 映画『青いカフタンの仕立て屋』は、珍しやモロッコ映画。1980年生まれの女性監督、マリヤム・トゥザニの長編第2作目だそうです。

カフタンとは、アラブの民族衣装で、長い前開きガウンのこと。編中に出てくるカフタンも、シルクの質感が美しく、精緻な金糸の刺繍に目を奪われます。

(以降ネタバレあり) 闘病ものであり、夫婦愛の物語であると同時に、既婚ゲイの男性をめぐる物語でもあるってあたりがユニーク。しか現在のモロッコでは、それは許されないってことで、その分スリリングかつ純度が高くなります。そしてアラブ的因習に異議を唱える映画でもあります。

メインの役者3人が好演。とりわけ妻役ルブナ・アザバルの、美少女の面影を残しながら五十歳ぐらいになった感じが、その魂の熱演とともに印象に残ります。

でも作品自体は多分に間延びしておりました。一つ一つのカットが長くて、ゆったり撮り過ぎているので、何度も途中で集中力が切れて眠たくなってしまいました。もう少しコンパクトにした方が、良い映画になったと思います。

 

 

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2023年6月26日 (月)

「無情の世界」:上出来な3篇のオムニバス    #無情の世界 #真夜中のキッス #イミテーションヤクザ #あなたと私の二人だけの世界 #佐向大 #山岸謙太郎 #小村昌士 #唐田えりか #渡部龍平 #白石優愛 

1-1_20230626224701 映画『無情の世界』は、3篇のオムニバス。1話『真夜中のキッス』(佐向大監督・脚本)、2話『イミテーション・ヤクザ』(山岸謙太郎監督・脚本)、『あなたと私の二人だけの世界』(小村昌士監督・脚本)からなる116分です(3話目がいちばん長い)。

いやー、それぞれに面白い。どれも低予算の短編ながら、それぞれの個性が出ていて、まぎれもなく映画になっています。

『真夜中のキッス』は、『夜を走る』の佐向大が、ハードボイルドとコメディーを絶妙に掛け合わせて作った犯罪ドラマ。唐田えりかもハマってます。そしてかわいい。新名基浩の普通過ぎて異常な感じも生きてます。ラスト(横顔と手をひらひら)は映像が美しいし、映画ですねえ。

『イミテーション・ヤクザ』は、渡部龍平(主演・原案・共同脚本)の凶悪かつ気弱な顔力と、舞台劇っぽさが生きてます。笑えます。

『あなたと私の二人だけの世界』は、一番の変化球。監督・脚本の小村昌士って、「あれ?」って思って調べたら、やっぱり二宮健作品に松本ファイターと一緒によく出ていたあいつじゃないですか! びっくり。で、やっぱり本作の人を食ったとぼけたユーモア・センスや、いくばくかの異常な感じが彼っぽいですね。白石優愛の、そこらにいそうな普通かわいさが良いです。

これぐらい楽しめるものをうまく作ってくれるのなら、短編映画もいいものだと思いますよね。でもさすがにエンドロールにローリングストーンズの『無情の世界』を流せるだけのバジェットは、用意されていないようでしたー。

 

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2023年6月25日 (日)

「M3GAN ミーガン」:ホラー<SF&サスペンス    #ミーガン #くねくねダンス #あのちゃんのミーガン 

1_20230625185101 映画『M3GAN ミーガン』は、今の時代のホラーを追及して打率の高いブラムハウス作品。今回も、ベースとなる枠組みは古典的なのですが、いろいろと現代の意匠をまとっています。

AIが進歩し過ぎて、いわゆるシンギュラリティを迎えるのも早まって数年後に迫っているという問題。ChatGPTが各方面に投げかけている問題。それをフランケンシュタインの怪物の骨格を持った物語として描きます。

脚本がまずまず良くできています。ホラーというより、むしろSFですね。少しずつ違和感や予兆を積み重ねていくサスペンス展開も、教科書的にしっかりできていますもん。

ホラーというよりSF(&サスペンス)なので、殺し方の描写も上品というか、少なくとも残虐すぎるゴア描写はありません。テレビ放映向きです。そしてなんといってもあの「くねくねダンス」のインパクト! 映画の中では存外短くて、「予告編でほとんど見せちゃってるじゃん」なんですけど、でもやはり後世まで残る名場面でありましょう。公式サイト内にある、あのちゃんがミーガンに扮して踊るバージョンもグッドです。

(以降ネタバレあり) これ既に続編製作がスタートしているそうですが、確かに続編につながるラストシーンでしたもんね。

 

 

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2023年6月24日 (土)

湘南、ドイヒー大敗で最下位に転落    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対鳥栖 #湘南鳥栖 #町野修斗

Dsc00622 Jリーグも折り返し地点を過ぎて、今日から後半戦。レモンガススタジアムで湘南ベルマーレ対サガン鳥栖を観戦。夜7時のキックオフ。そういうシーズンになりました。2時間近くかけて帰宅するので、大江戸としては先週のルヴァンカップのように6時キックオフの方がありがたいんですけどね。

Dsc_13164_copy_1024x553 思えば開幕戦がこのカードでした。湘南が大橋のハットトリックなどで5-1と大勝。今年のベルマーレは違う!と多くの人が思いました。‥‥なんでこうなってしまったのか?

Dsc00633 はい、ドイヒーなテーサイな試合でした。衝撃の0-6敗戦! 長いことベルマーレを応援してきて、暗黒のJ2時代も見てきましたが、ここまでの圧倒的敗戦ってのは記憶にありません。

Dsc_13177_copy_850x582 いつものように「ディフェンダーのミスから」開始2分で失点。ここがケチの付き始めでした。あとはもうボロボロボロ。「立て直せない」という悪い癖が出まくりました。

でも良い所がまったく無かったわけではなく、得点機はいくつもありました。フィニッシュが決まらないという、これまたいつもの悪癖です。鳥栖のGK朴選手も優秀で、止めまくってましたし。

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鳥栖の小野選手はハットトリック。開幕戦で大橋がハットトリックを決めたお返しをされてしまいましたね。しかも「大」橋に対して「小」野。結局この対戦、2試合通算5-7で湘南の負けみたいなことになってしまいました。ライツーですね。

とにかくサガンは前回の恥を雪(すす)ごうと、しっかり対策を練って来ました。しかも必死でした。スピード、プレス、運動量、球際の強度と粘り、どれもベルマーレを上回っておりました。そこで上回られたら、ベルマーレの勝てる道はありませんもんね。

Dsc00632 町野修斗(18番)は先週のルヴァン川崎戦はベンチ外、今日は後半からの出場。報道が出ているドイツ2部への移籍が決まったのかなぁ。だとしたら、今日が最後のホーム戦出場だったかも知れませんね。シーズン最後まで残ってほしいけどねえ(得点王になるんだろ?)。

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これで最下位に落ちました。ヤバイっす。まあ、それでも最終的には何とかなると思っておりますが、何とも振れ幅の大きなチームですね。試合後には、かなりのブーイングがあったことは言うまでもありません。優しいベルマーレサポにしては、珍しいことです。さすがにフロントも、何か手を打たないといけないんじゃないでしょうかねえ。

Dsc00626 それはそうと、今日の主審はカミス・モハメド・アルマッリさん。調べてみたら、Jリーグの審判交流で今カタールから着ている国際審判員さんなのでありました。

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「プー あくまのくまさん」:アイディア勝ちのドイヒー映画    #プーあくまのくまさん #映画プー #プーさんのホラー映画 

1-1_20230624233901 映画『プー あくまのくまさん』は、A. ミルンの原作小説がフリードメイン化(著作権切れ)になったのを受けて製作されたホラー(スラッシャー)。おかしなことを考える人がいるもんですね。嫌いではありません。でもその割には、ミルンのプーよりもディズニーのプーに似てる気がするんですけれど、大丈夫なのでしょうか?

いずれにせよ、アイディア一発勝負の低予算映画なもんで、ストーリー展開もへったくれもなく、闇落ちしたプーとピグレットが人間を殺しまくります。でもセリフだけのドラマ部分がまったく面白くないし、演出力がお粗末なので、怖くも楽しくもありません。犠牲者の方々は、女も男もさっさと逃げればいいのに、わざわざやらなくていいいことやって生贄になっています。やきもきイライラするなあ。実にしょーもなさと虚しさだけが残る84分でした。

なのに続編できますよって感じのラストで、実際に続編製作中とのこと。やれやれ、今度はどんな新キャラが出てくるか、楽しみではありますけれどね…。

プーもピグレットも人間の体型で、服も着てて、でも人間がマスクかぶってるわけじゃなくて、あくまでも100エーカーの森に置き去りにされて狂暴化したという設定。なんであのプロポーション?? それでもやっぱりプーは、はちみつをなめまくるのでしたー。(これ中国では上映禁止なんでしょうねえ。)

 

 

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2023年6月23日 (金)

「水は海に向かって流れる」:當真あみがかわいい    #水は海に向かって流れる #前田哲 #広瀬すず #當真あみ

1_20230623225601 映画『水は海に向かって流れる』は、広瀬すず主演の前田哲監督作品。前田監督は今年上半期に『ロストケア』、本作、『大名倒産』と、毛色の違った3作品を監督している売れっ子です。

数日前に25歳になったばかりの広瀬すず(撮影時は24歳だったことでしょう)が26歳の役を演じております。大人になったもんですね、すずちゃん。本作では(ポスター等の絵メインビジュアルとは違って)かなり厚化粧、いや、濃いメイクで、いつもの彼女とは違う感じでした。原作マンガをちらりと見る限りでは、この主人公、もっと素朴で化粧っ気のない人なんですけどね。幼く見えないように配慮したってところでしょうか。

むしろ本作の見ものは、女子高生役の當真あみ。『かがみの孤城』の主人公役(声優)として彼女を知った大江戸ですが(『キネマ旬報』に写真とインタビューも載ってましたし)、最近ではNHK『どうする家康』の亀姫役でもいい感じの存在感を見せております。それこそ十年前の広瀬すずを髣髴とさせるような純真で正統派の美少女感がいいですね。かーいーです。

で、作品の方もなかなか楽しく、軽いお楽しみとしては及第の出来でした。むしろテレビの連ドラ向きみたいな気もしましたけど…。 あと、食べ物もおいしそうに撮れていましたね。あんな山盛りのゆで卵(「うで卵」と言ってましたね)を食べ比べするって・・・『暴力脱獄』かよっ!(わかるやつだけわかればいい:©花巻さん)

登場人物たち、とりわけすずちゃんのニットウェアの数々が、極めてステキでした。セーターが色といいデザインといい、凝ってますねー。マフラーもいいし。他の面々のニットも悪くないですよ。「衣装=立花文乃」ってことしかわかりませんでしたが、色彩とセンスの良さが印象に残りました。

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2023年6月22日 (木)

アンリアレイジ20周年記念展覧会 “A=Z” #アンリアレイジ #ANREALAGE #森永邦彦 #アンリアレイジ20周年記念展覧会 

Dsc_13313_copy_1162x864 表参道のスパイラルで開催中の『アンリアレイジ20周年記念展覧会  “A=Z”』(~7/2・入場無料)に行って来ました。

デザイナー森永邦彦が2003年にANREALAGEを立ち上げてから20年ってことです。デジタルでコレクションを発表したコロナ禍下の2020年から直近の2023年までのコレクションを中心に、これまでの歩みも紹介する展覧会です。

Dsc_13262_copy_1536x864 平日の夕方、お客さんはあまり多くなく、観やすかったです。大江戸は入口左の矢印に誘われて細長く暗い部屋の展示から観てしまいましたが、後から案内図を見たら、右側の階段をちょっと上がった方から観る方が一般的な順路のようですね。まあ、どちらでも構わない感じでした。

Dsc_13293_copy_1536x864 20年間のコレクション作品をずらりと写真で並べた壁面。その対面には、森永邦彦の示唆に富んだ言葉の数々。

Dsc_13252_copy_432x768_20230622220001 大江戸が一番首肯したのは、「光が強ければ、影は深い。光が弱ければ、影は浅い。」という言葉。書かれている「日常と非日常」の関係に限らず、いろんな読み取り方ができる言葉だと思います。

Dsc_13273_copy_864x1536 両側の壁面の中央にはパッチワークなどの作品。いやあ、パッチワーク作品、きれいだし、手が込んでるし、お見事!

Dsc_13283_copy_670x683 スニーカーまでパッチワークで、これがまたビューティフルなのです。

Dsc_13302_copy_1536x864 これらパッチワーク作品は、2023S/Sのコレクション。「原点回帰」ってことらしいのですが、素晴らしい出来ではありませんか。

会場内の作品は販売するとのことで価格表が置いてありましたが、ワンルック30万円台~180万円台でした。ムムム。こちらもさすがです。

Dsc_13232_copy_1536x864 で、細長く暗い部屋に展示されている作品と映像を観てから、奥の広いスペースに行くと、ゆっくり回転する展示が…。

Dsc_13243_copy_864x1311 これには驚きました。手前のロボットアームから光線が出ると、目の前の作品の色が変わっていくのです。白い作品は色つきに、色つきの作品は違う色に。そして、ぐるりと半周を過ぎたぐらいでまた元の色に戻るのです。これは2023-24A/W、つまり最新作です。いやー、お見事。ショー的要素がたっぷりで、もちろん服自体の完成度も高くて、センス・オブ・ワンダーの感銘を受けました。

まあ、大規模な展示ではないけれど、これで無料とはありがたや。さすがは森永さん! 『竜とそばかすの姫』のベルの衣裳を担当したり、パリコレでもコラボしただけのことはあります(そこ??)。あの映画では、森永さんの顔も描かれて登場してましたもんねえ。

 

 

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2023年6月21日 (水)

「小説家の映画」:いつも通りの豊かな面白さ!    #小説家の映画 #ホンサンス #キムミニ #筒井真理子

1_20230621223601 ホン・サンスの新作『小説家の映画』を試写会で観ました。いやー、92分まるまるホン・サンス。ファンの大江戸としては、大変満足いたしました。

いつも通りに、何も大きな事は起きず、登場人物たちはしゃべって、飲んで、酔っぱらって…。でもその時間が実に豊かで、観ていてまったく飽きません。長回しの撮影で、普通の人生の一部分を切り取っただけみたいな映画なのに、なんでこんなに面白いんでしょうか?

今回はダイアローグの端々に、ホン・サンスの思いみたいなものが強く感じられました。「他人の人生の決断をとやかく言うものではない」とか、「ドキュメンタリーみたいに見えても、そうではない」とか、「配役が決まってから、物語を考える」とか、「物語は重要ではない」とか…。

ほぼモノクロ。確かに色は不要です。でも、終盤にちょこっとだけカラーの映像が挟み込まれます。その色彩のまたハッとするほど美しいこと。今回もあのズームは出て来ますが、昔ほど極端(ヘンテコ)ではありません。まあ、ホン・サンスも還暦を過ぎて大人になったってことですかね? 

いずれにしても、味わ深い名作でした。こういう味は、絶対ファースト映画や倍速視聴では味わえないのです。その「時間」こそが映画なのです。 キム・ミニも相変わらず魅力的でした。

 

Dsc_13176_copy_1353x929 実はこの試写会、終映後に女優の筒井真理子さんと矢田部吉彦氏のトークイベントがついておりまして、その終わりに観客も撮影を許されました。はい、こんな感じ。筒井さんは、6月28日発売の『フィルムメーカーズ24 ホン・サンス』の責任編集をなさっているのだそうです。楽しみです。買います。

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2023年6月20日 (火)

日本、ペルーに完勝!    #サッカー日本代表 #日本対ペルー #新キャプテン遠藤航 #サッカー女子ワールドカップ

サッカー日本代表のキリンチャレンジカップ、2戦目の相手はFIFAランキング21位のペルー(ちなみに日本は20位)。当たり前ながら、先日のエルサルバドル(75位)に比べると、かなり歯ごたえがありました。やっぱりその方が面白い試合になりますよね。

でも日本は4-1と完勝。守備も攻撃もお見事でした。いやー、レベル高いっす。これなら9月にドイツと戦う資格ありです。特にゴールは4つとも素晴らしかったです。美しかったです。エルサルバドル戦も見事なゴールが多かったし、攻撃陣の充実ぶりがすさまじいです。そして選手層の厚さも、過去最高になっていると思います。反森保派の大江戸ですけど、ここまで堂々たる試合を見せられると、監督を継続して5年目になっていることのメリットがあるんだろうなと思わないわけにはいきません。

充実の選手たち。キャプテンに就任した遠藤航が圧倒的なデュエルの強さで模範を示し、伊東純也のスピード、三苫のドリブル、菅原の上下動なども感動を呼ぶものでした。迫力の出たGK中村航輔も良かったですよ。

2試合とも試合後に選手たちが女子代表(なでしこ)のセカンドユニフォーム(ピンクと薄紫のグラデーション)を着て場内を周ってました。7月に開催される女子ワールドカップのアピールです。いまだにTV放送が決まっておらず、このままだと放送なしになるかもってことで・・・信じられません! FIFAがめっちゃ高額な放映料をふっかけて、交渉にならないようですが、何とか将来を見据えた「普及」のための地上波放送を守ってほしいと切望いたします!!

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2023年6月19日 (月)

「逃げきれた夢」:描かない?描き忘れた?    #逃げきれた人 #二ノ宮隆太郎 #光石研 #北九州映画

1_20230619232301 映画『逃げきれた夢』は、カンヌ映画祭のACID部門に正式出品され、先日上映された作品。本作が商業映画デビューとなる二ノ宮隆太郎が監督・脚本を手掛けています。ちなみに撮影は『ドライブ・マイ・カー』などの四宮秀俊。二ノ宮×四宮(=八の宮?)です。

長回しが多くて、中盤以降はどうしても小津を思わせる正面からのバストショットの切り返しが多くて、スタイルのある映画作家です。でも作品自体が面白いかと言われると、うーん…そうでもないなあ。定年1年前の教頭先生の「初老の危機」をシリアス半分、ユーモア半分に淡々と描いた作品なのですが、あれこれの問題はすべて放り出したままで、何の結末もないままにエンドロールを迎えるという…。そもそも最大のポイントである「忘れてしまう病気(アルツハイマーでしょうか?)」のことが、ほったらかしですもん(描くのを忘れてしまったとか…?)。

一方、こだわりの部分なんでしょうけど、終盤の喫茶店内での光石研と吉本実憂の会話が延々と続く(しかも、盛り下がりっぱなしの内容)のは、辛いというかいたたまれなかったですね。しかもようやく終わったと思ったら、その後に路上で「続き」があるし…。

光石研さんは地元北九州(黒崎)で、地元の言葉で、堂々の主役ですから、さぞややりがいのあったことでしょう。やはりここらで生まれ育った松重豊さんとの、方言全開のやり取りもありましたし。

坂井真紀演じる光石の妻や娘(工藤遥)が、きっちり描かれていないのが気になりました。いろいろと欠陥の多い脚本だと思いますけどねえ。でも世間では結構評価が高いようです。なぜだろう? わかったようでよくわからないタイトルも、???なのです。

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2023年6月18日 (日)

ルヴァン杯 湘南、劇的な逆転負け!    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ルヴァンカップ #湘南川崎 #湘南対川崎 #大橋祐紀 #高橋直也

Dsc_13173_copy_1024x576 ルヴァンカップのグループリーグ最終戦、レモンガススタジアムでの湘南ベルマーレvs.川崎フロンターレを観戦。このB組は大混戦で、4チームどこにもグループリーグ突破の可能性ありで最終戦を迎えています。グループリーグ5組の首位と、2位のうち成績上位3チームが、プライムステージ進出となるのです。でもとにかく勝つべし!

Dsc_13193_copy_340x576 本日は周囲に青黒ユニの人の方が多い4ゲートのスタンド最上段で黄緑チームの応援。最上段は、通路を改装して座席にしたようで、そこだけ椅子が新しくて、やや広くて、良かったです。全席これにすればいいのに。てか、何とかしてよ、スタジアム問題。 夏至が近いので、キックオフの18時はまだ明るくて、後半が始まってからようやく暗くなった感じでした。。

Dsc00613 試合は開始6分で湘南の大橋祐紀が先制弾! 前半は完全に川崎を凌駕しておりました。てか、あんなに何もできないフロンターレって初めて見た。 

Dsc_13183_copy_973x576 で後半、59分にも石原のクロスに大橋が頭から飛び込んで追加点! 2-0とリードしたのでありますよ。

Dsc00615 しかーし、それでも勝てないのが今のベルマーレ。終わってみれば2-3の敗戦って、どーゆーこったい!! 73分、88分、90+4分川崎の得点。瀬古、山田新、遠野、どれも見事な個人技でした。こういう肝心な所での1対1で、湘南の選手必ず負けてましたもんねえ。何だかんだ言って、フロンターレは選手層が厚くて、交代選手のクォリティが高いです。今日点を取った3人は、みんな交代出場の選手たちでした。うーむ、いわゆる「等々力劇場」をレモンガススタジアムでやられてしまいましたね。

Dsc00618てなわけで、ベルマーレのプライムステージ進出はならず。せっかく大橋が2点取ったってのにねえ…。でも、川崎も進出ならずでした(だったら、勝たせてくれたら良かったのに)。まあいい。これでリーグ戦に集中できるってもんです←負けおしみ あと、ベルマーレの高橋直也選手(関西大学在学中の特別指定選手)は今日も良かったですよ。ウチのDFで、一番いいです。将来が楽しみですし、これからもどんどん使ってほしい(てか大学に頼み込んで、できれば全試合使いたい)ものです。

 

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2023年6月17日 (土)

「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(1975年):傑作ですが…    #ジャンヌディエルマン #シャンタルアケルマン #映画史上第一位 

Jeannnedielman

映画『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』(1975年)は、昨年初めて日本公開されたシャンタル・アケルマン監督作品。これ、2022年にイギリスの権威ある映画雑誌『サイト&サウンド』が10年に一度行う企画「映画史上のトップテン」で第1位に選ばれた作品ってことで、話題になったんですよね。だって、その時点で日本公開されてないし、アケルマンのこともこの作品もほぼ誰も知らないし。それが『市民ケーン』や『めまい』や『東京物語』や『2001年宇宙の旅』を抑えての第1位ってことで、大江戸も「???」となったわけであります。今回、アップリンク吉祥寺での「シャンタル・アケルマン映画祭2023」の1本として、ようやく鑑賞することができました。

この映画、200分もあります。しかし長く感じません。永遠に観続けられる感じでした。ベルギーのブリュッセルに住む女性(十代の息子と二人暮らし)の3日間を淡々と描写する作品です。その描写にとにかく驚くのですが、生活や家事を固定カメラの長回しで延々と撮っていきます。体を洗いながらバスタブも洗うのも、シンクで食器を洗うのも、ナイフでじゃがいもの皮をむくのも、豆を挽いてコーヒーをいれるのも、椅子に座ってぼーっとしてるのも、全部延々と長回しで全容を見せていきます。この映画、タイムカプセルに入れておくべきでしょうね。20世紀の後半に、人々はこんな感じで生活を送っていたということの貴重にして詳細な記録になっております。そして、人間の普通の日々の営みって、こんなに面白いんだという発見もあります。

(以降ネタバレあり) こういう淡々とした感じで最後まで何も起こらず終わるのかと思いきや…、いや、実は想像できちゃいました。これで、最後に3時間をひっくり返すようなことがガツンと起きそうだと。で、その通りでした。まあしかし、その描写やその後の描写にしても、それまでと同様に「淡々」であることに変わりはなく、作品にきっちりラストがついたって感じなのでした。

いずれにしても唯一無二の個性を持った傑作です。でも、それが映画史上の第1位かというと、うーん、それはどうでしょうねえ? いや、それはさすがに褒めすぎってもんでしょう。女性監督が女性を描いた作品ってことで、時代性にマッチした部分はあるし、再発見的なブームになっているのでしょうけれど、もっと冷静になってきちんと映画史を見渡していただきたいものです。

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2023年6月16日 (金)

「坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命」    #坂東玉三郎 #坂東玉三郎衣裳展 ##四季自然生命 #セイコーハウス銀座ホール

Dsc_13292_copy_768x1146 銀座最大のシンボルと言える建物といえば、和光。ところが、この6月10日に「セイコーハウス銀座」という名前になったのだそうです! びっくりですね。

Dsc_13272_copy_768x500_20230616225701 でもまあ考えてみれば、「和光」だとセイコーとの関係がわからないってことなんでしょうね。特に外国人観光客の来店も多い中、この建物はSEIKOのものだと明確に表しておいた方が、ブランディング上好ましいはずですもんね。

 

Dsc_13165_copy_768x1098 で、その6階のセイコーハウス銀座ホールで開催中の展覧会『坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命 ーー時の移ろいと自然美ーー』(~6/18 入場無料)に行ってきました。

Dsc_13263_copy_768x472ウインドーに飾ってあったのは、実物大の衣装の写真パネルでしたが、けっこう目立つと見るか、チープと見るか…

Dsc_13174_copy_768x885 この展覧会は、SEIKOの「時と日本文化プロジェクト」の第一弾展だそうで、坂東玉三郎丈の愛蔵衣裳10点が展示されています。玉三郎のサインって、何とも面白いですねえ。読みやすいけど、独特の味があります。

Dsc_13232_copy_768x432 暗い会場の中に作品が配置され、中央のモニター前には数十人分の座席。そこには、玉三郎が展示作品1点1点を解説する動画が流れております。

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作品は、バラエティに富んでおりますが、絢爛豪華なものが多かったですね。

Dsc_13194_copy_768x558 そんなに知識はありませんが、中には「あの作品のあの役の衣裳ね」ってものもありましたし。

Dsc_13205_copy_768x1074 これだけの質感と、これだけの細かい手仕事が入っているのですから、舞台を遠くから見ても、映像で見ても、なかなか伝わらないものがあると思います。そういった意味で、貴重な機会です。

Dsc_13214_copy_768x1061 揚巻の衣裳とか葵上の衣裳とか扇谷夕霧の衣裳とか、みんな一体どんだけ手間がかかっているのか、何万針かかっているのかと、驚愕するしかありません。

Dsc_13223_copy_768x1116 場所柄と題材柄で、中高年の女性が圧倒的に多かったのですが、皆さん熱心に写真を撮ったり、モニターに映る玉三郎を見たりしていました。作品10点で、入場無料の割には、なかなか見ごたえのある展覧会でした。

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和光、いやセイコーハウス銀座の中はこれまでとほとんど変わらず、建築の素晴らしさは健在なのでしたー。これこそ時と文化を守る姿勢の顕現で、いいですよね。

 

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2023年6月15日 (木)

サッカー日本代表のゆるーい大勝    #サッカー日本代表 #日本対エルサルバドル #日本ゴールラッシュ

豊田スタジアムでのキリンチャレンジカップ、日本対エルサルバドルは、いやはや何ともな試合。開始1分で日本が先制! 4分にはPKで2-0。しかも、相手センターバックが一発レッドで、10人になるという展開。結局6-0で日本が勝ったわけですが、こういうぬるい試合じゃ強化試合の意味ないじゃーん(もともとエルサルバドルはFIFAランキング75位だし)。

まあそれでも、1点目の久保のクロスと谷口のヘッドは見事! 2点目は、ペナルティエリア内であんだけ手を使って倒したら、まあしょうがないですね。 3点目は、外し続けていた久保がようやく決めた感じ。 4点目は、三苫のゴールを10番堂安がかっさらいました。まさに「ごっつぁん」。三苫は堂安から何かおごってもらった方がいいですよ。 5点目は久保のラストパスから新鋭・中村敬斗がきっち決めました。 そして6点目は、相馬のクロスを古橋が頭で叩き込んでゴール! ようやく代表にフィットした古橋を見られました。

この試合、先発GK大迫。ほかに旗手、菅原、森下、中村敬斗、伊藤敦樹、川辺駿といったフレッシュなメンバーが躍動しました。それが収穫。まあでも、相手はへなちょこでしたけどね。9月にドイツと戦うってのに、練習にならないなー。

日本代表、この試合では新キャプテンの遠藤航をはじめ、鎌田、伊東純也、前田らを温存しました。来週のペルー戦では(新鋭を含め)また違ったメンバーたちに注目ですね。

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2023年6月14日 (水)

「雨にぬれた舗道」(1969年):意表を突く怪作    #雨にぬれた舗道 #ロバートアルトマン 

Ameninureta

角川シネマ有楽町の「ロバート・アルトマン傑作選」で、『雨にぬれた舗道』(1969年)を観ました。いやー、先日同特集で観た『イメージズ』もかなりな作品でしたが、こちらもかなりの怪作です。この2作に『三人の女』を合わせて、アルトマンが「女性とパーソナリティ障害の関係を探求したスリラー/ホラー/幻想映画的三部作」とチラシに書いてありましたが、まあ、そう言えなくもないでしょう。

ほぼノー情報で観たので、最初はこの邦題から察するに「ロマンチックなラブストーリーか何か」だと思っておりました。ふたを開けてしばらくたってもどういう方向性の映画なのかが読めず、むしろ眠気を誘うほど退屈な感じでした。ところが意表を突くことに、中盤になってもなんだかよくわからない展開が続き、終盤になってようやく「あ、こういう方向性だったのね」とわかります。変なの。完全にそのベールを脱ぐのは、ラスト5分ぐらいのことです。そこまで来てようやく「あ、こういう映画だったわけね」とわかります。すごい構成ですね、良くも悪くも。

『イメージズ』もパブミラーとか鏡とかがやけに出てくる映画でしたが、本作もそれにも増して鏡だらけでした。鏡の像って、やはりこういう精神病的なテーマには適しているんでしょうね。あ、あとあの時代らしい急激ズームの多用も共通してますね。

それにしても、この詐欺のような邦題って何なんすかね? 間違えてデートで入ったりしたら、悲劇でしょうね。そもそも雨にぬれていたのは「舗道」じゃなくて、公園だったし。

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2023年6月13日 (火)

クニャーネの店@有楽町    #クニャーネの店 #クニャーネ 

Dsc_13128_copy_1024x637 有楽町駅前におととしの11月にオープンして以来(その前は果物屋さんでしたね、ここ)ずっと気になってはいたのです。でもいつも行列ができてたり、夕方におみやげに買おうと思っても売り切れだったりして、なかなかご縁がなく…。(ちなみに大江戸は行列に並ぶのが大の苦手)

それが先日、ちょうどいい時間にちょうど誰も並んでいなくて、チャンス到来とばかりに購入したのです。

Dsc_13135_copy_449x637 そもそも「クニャーネ」って何?なんですけど、パンのようなものの中心にカスタードクリームらしきものが入ったお菓子でございます。1本350円(税込)でございます。

これはうまい! カスタードがかなり高水準で、しかもたっぷり入ってます。こういうのでケチ臭いのは良くないやね。たっぷり上等。 で、パイ生地みたいなパンが超サクサクなのです。噛むと、生半可でなく「サクサク」という音が出るのです。サクサク、ブラボー! 当然こちらの生地も、いい塩梅においしいのです。いやー、クニャーネおいしゅうございます。カスタード好きの小生の琴線に触れるものがございました。

Dsc_13143_copy_890x637 このクニャーネ、調べてみたらなんと!日本発祥みたいですね。京都の「たま木亭」というパン屋さんの人気メニューなのだとか。そして、クイニーアマンがベースになっていて、クイニーアマン→クーニャマン→クニャーネとなったそうですが、そこらの強引な理屈は謎です。でも普通「クニャーネ」といったら、その語感からもっとクニャクニャしたものだとか猫っぽいものを連想するんですけどね。にゃー。

70円高い数量限定の「チョコクニャーネ」も食べてみたいものでございます。

 

 

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2023年6月12日 (月)

「イメージズ」(1972年):神経症的スリラー    #イメージズ #ロバートアルトマン #ジョンウィリアムズ

Altman 角川シネマ有楽町で「ロバート・アルトマン傑作選」と題した3作品の特集上映を開催中。その一本『イメージズ』は、ロバート・アルトマン監督・脚本の1972年作品。ソフト化はされていたものの、日本での劇場公開は初めてです。

いやあ、かなり統合失調症的な世界です。ある女性が夢か現(うつつ)かみたいな世界をさまよい、観ている方も「今観ているのは現実? 幻影? 幻想?」と戸惑いながら最後まで進む101分。この時期のイギリス映画ってこともあり、ニコラス・ローグ作品の匂いがありますね。

そもそもアメリカ代表みたいなアルトマンが、なんで英国で(本作は、イギリス/アイルランド合作)こんな神経症的スリラーを撮っているのか、‥‥謎です。

で、今観ても風変わりではありますが、特に称賛すべき作品とは思えませんねえ。何と言っても、アルトマンと英国映画ってのは、水と油です。神経症的作品でもアメリカで撮った『三人の女』は傑作だと思いますが、こちらはねえ‥‥。

音楽がジョン・ウィリアムズだってのにびっくり。『ポセイドン・アドベンチャー』と同年、『タワーリング・インフェルノ』の2年前、『ジョーズ』の3年前に、こんな仕事もしていたんですね。そして、ツトム・ヤマシタ(タイトルには、何かとんでもないスペルで表記されておりましたが)の尺八を使った楽曲が、不気味に効いておりました。

 

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2023年6月11日 (日)

ベレーザのファンミーティング    #日テレベレーザ #beleza #ベレーザファンミーティング #北村菜々美 #宇津木瑠美 #堀内意 

Dsc_13146 昨日でWEリーグ(2年目)の全日程が終了しました。日テレ東京ヴェルディベレーザは、前年と同じ3位でのフィニッシュ。1つは順位を上げたかったところですが、終盤にもったいない試合が多くて‥‥。いくら点を取ってもじゃんじゃん失点するので…って、どっかにそんなチームいましたね。あ、ベルマーレか。 ふう。

で、一夜明けた今日は、選手たちがシーズンの感謝を込めて開催するファンミーティング(BELEZA FAN MEETING)です。シーズンチケット(BELEZA PASS)会員の希望者が入れるのですが、ハーフシーズンチケットもOK。大江戸は今シーズンの後半にハーフシーズンチケットを購入したので、権利があるのでしたー。そういえば、以前湘南ベルマーレのハーフシーズンチケットを買って、同じようなファンの集いに出て、坪井や永木と写真を撮ったことがありましたねえ。

会場は、多摩センター某所。途中、京王線が人身事故で大きく遅れていてどうなることかと思ったけれど、開始15分前の到着でセーフ。広間に100人以上のファンが、直座りで待ちます。ほぼ定時にスタートして、1時間ほどの会でしたが、全体的にほのぼのムード。客層も老若男女って感じで、小さな子供から年配の方までさまざまでした。

壇上に選手たちがぎっちり並んで座り、まずは竹本監督のあいさつ。その後は、若手たちがぐだぐだのMCを披露しながらの全員参加YES/NOクイズや、ファンを交えてのチーム対抗クイズなどで盛り上がります。そしてお待ちかね、サインと写真撮影タイム。狭い会場がちょっとカオスになりながらも、皆さん行儀よく効率よくの交流タイムとなりました。

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小生は正直なところベレーザ・ファンというよりは北村菜々美(14番)ファンなので、まずまっしぐらに北村さんのもとへ。ちょっとしたプレゼントをお渡ししながら、色紙にサインをもらって、一緒に写真も撮ってもらいました♪  いやー、ちょっと(少年のように)緊張したー。北村さん、やっぱり華奢で小顔で髪サラサラでした。北村さんに限らず、選手たちは近くで見ると、意外なほど小柄なのです。あの「ふにゃっ」とした笑顔で写真に納まってくれました。

Dsc_13137 もうそれで目標達成なのですが、あと二人、サインをいただいてお写真も撮らせていただきました。宇津木瑠美選手(30番)と堀内意(こころ)選手(17番)です。TVやスタジアムだとかなり高身長に見えるこのお二人も、近くだと小生よりも低いし、ほとんど「圧」を感じません。そういえば、ベルマーレの感謝祭でも選手たちがやたら小さく感じられましたっけ。宇津木さんはやっぱり大人の落ち着きとビューティー自慢な感じ。サインもインターナショナルに「Rumi」。 堀内選手はリーグ戦はいつもベンチにいるのに出場機会がなくて、来期こそは見てみたい新鋭です。「意」一文字のサインも、潔いというか、なんかお見事。そういえば北村さんのサインも「菜」一文字ですけどね。

撮影会の写真はSNS等に上げてもいいとのことでしたけど、やっぱりひみつにしときます。 サインだけね。  ワールドカップへの期待もあるのでしょう、植野理子、藤野あおば両選手の前には長蛇の列なのでした。さて、来シーズンは順位を上げることができるでしょうか? そもそも北村さんは、来期もベレーザに残ってくれるのでしょうか? 古巣のセレッソ大阪堺レディースがWEリーグに参加ってことで、大変心配な大江戸なのであります。

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2023年6月10日 (土)

「怪物」:他者を理解することの難しさ    #怪物 #映画怪物 #是枝裕和 #坂元裕二 #坂本龍一 #黒川想矢 #柊木陽太

1_20230610222001 映画『怪物』は、期待を裏切らない高レベルの作品。是枝裕和監督が初めて自作シナリオ以外で撮ったそうですが、その坂元裕二脚本は見事カンヌの脚本賞に輝きました。確かにこの『羅生門』形式のオリジナルシナリオの力は大きいと思います(読まずに推測しているだけですが)。

学校でのいじめ、モンスターペアレンツ、事なかれ主義、差別、一方的な報道、無根拠な噂の拡散、児童虐待などなど、現代の世界が抱えている問題が詰め込まれています。それはすべて、他者を理解することの難しさに収斂していくように思えます。少なくともこの映画では。だから安藤サクラの母親の視点から見た物語と、永山瑛太の学校教員から見た物語と、子供たちから見た物語はまったく違う見え方になっているのです。

そうです。世の中にはいろんな人がいるし、いろんな人がいるから他者を理解することは難しいし、ともすれば他者はこわいものなのです。でもそこで止まってしまうことで、争いが起き、憎しみが蔓延していきます。戦争の時代だからこそ、なおさら迫って来ますね。わからない他者を理解しようと努めること、他者の視座からも見てみようと努めること。みんなが少しずつでもそれを考えたら、世の中はもっと平和になるんでしょうけどねえ。世界に訴えかけるもののある作品でした。

二人の男の子(黒川想矢、柊木陽太)が実に見事です。是枝作品の子供たちは、やっぱり素晴らしいんですよ。嘘のない表情を見せてくれるというか…。特に小柄な方の柊木くんは、これから人気が出るだろうなあ。

坂本龍一によるピアノ音楽も、「聖なる映画」といった雰囲気を作り出していました(東京テアトルの劇場CMの音楽にちょっと似てたけど)。エンドクレジットには「坂本龍一さんのご冥福をお祈りします。」と出て来ました。

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2023年6月 9日 (金)

魚やケーキも自販機で    #変わり種自販機 #オモシロ自販機 #変な自販機 #魚屋の自販機 #珈琲店の自販機 #チーズケーキ自販機

Dsc_131210_copy_768x1365好評(?)大江戸の変わり種自動販売機シリーズ。 (前回はこちら ↓ )

真冬も変な自販機    #変わり種自販機 #オモシロ自販機 #変な自販機 #鉄道模型自販機 #メトロ自販機 #キャットアート自販機 #食用昆虫自販機: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

さて築地の隣、新富町で見かけた自動販売機は、土地柄のせいかお魚関係を売っておりました。おお、自販機下部にマグロの刺身のお写真が入ってますね。オレンジ色のニクい奴(わかる人にはわかる)です。「杉水産」って書いてありますけど、これお魚屋さんの店先に置いてある自販機で、お店が営業中でも稼働しているのです。

Dsc_13136_copy_768x749 アイテムとしてははまぐりやタコブツやネギトロなど生の魚介類関係ありーの、うなぎかば焼きありーの、まぜそばありーの、なんとケーキまでありーのと百花繚乱! その上、「当たり」入りと来たもんだ。よっ!太っ腹だね、大将!

Dsc_1309_copy_1024x576 でもこの販売機、少し前までは白かったんですよね。その時のメニューとしては、気仙沼ホルモンやら、グリーンカレー&トムヤムクンやら、煮込みハンバーグやら、うなぎ白焼きやらで、やっぱりワールドワイドなグルメが集結なのでしたー。

 

Dsc_1300_copy_1024x1820 そして東京メトロ有楽町線・有楽町駅のビックカメラ地下入口前にある自販機は、いつもこのブログで紹介している企画もの自販機の名所。

しばらく間にやっていたのはですね・・・、


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「かねまつ珈琲」のスペシャリティコーヒーでしたー。ドリップパック3個入りで680円ぐらいでした。売れるんですかね? 素人にはよくわかりません。

 

Dsc_12456_copy_697x575_20230610000001 で、場所は四ツ谷に飛びます。屋内に2台並んだこちらは、なんとスイーツの販売機なのでした。

Dsc_12466_copy_833x575 うわ、おいしそうな写真は「艶とろチーズケーキ」(2000円)と「アイスチーズケーキサンド」(1000円)。興味深いですね。とか言ってる割には、なんてお店のだかチェックしてきませんでしたー。でも、自販機はここまで領域展開(?)してきたんですねえ。

自販機シリーズはまだまだ続きます、きっと。

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2023年6月 8日 (木)

今日の点取占い325    #点取占い #点取り占い

Dsc_13137_copy_800x462 約束の時間をまちがえてどなられた   3点

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2023年6月 7日 (水)

チューハイとサワーについて    #チューハイとサワー #シンレモンサワー #無糖レモンサワー #タコハイ #麒麟特製レモンサワー #本搾りオレンジライム #ドクターペッパーハイボール

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晩酌は赤ワイン中心の大江戸ですが、夏場になればビールが多く登場することになります。そして、たまにはチューハイ、サワーの類も飲んでみます。それはそうと、チューハイとサワーの正式な区分けがいまだにわかっていない大江戸です。なので、調べてみました(↓)。すると、一応の定義はあるようですが、けっこう曖昧なようです。結局わかんなくても困らないってところですかね。

知ってる?チューハイとサワーの違い&定義を徹底解説 | nomooo(ノモー)

 

さて、今年新発売のこいつは、サッポロ×ポッカサッポロのコラボ商品『ニッポンのシン・レモンサワー』。出ましたね。『シン・ゴジラ』や『シン・仮面ライダー』のお仲間です。CMで松重豊さんが羊人間に扮して「ウメ~」とか言ってたやつですね。

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ポッカサッポロオリジナルのレモン素材を利用しているとのこと。別に「ポッカレモン」が入ってるわけではないそうです。まあ。シンプルでおいしいレモンサワーですよね。

 

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続いてはセブンプレミアムの『無糖レモンサワー』。お手頃価格の商品で、これこそシンプルなレモンサワー。いつも思うんだけど、武藤さんって人は「無糖レモンサワー」とか「無糖コーヒー」とか聞くと、特別に意識してしまうんじゃないかなあ。そういう大江戸は、「回送電車」と聞くとわかめや昆布だらけの電車を連想してしまいます(海藻電車ね)。

 

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それからですね、サントリーの『こだわり酒場 タコハイ プレーンサワー』。昔から「タコハイ」って名前はよく聞いてましたが、そういえば何でこの名前なのか?何味なのか?を気にしたことはありませんでした。でも最近の田中みな実と梅沢富美男のCMを見てるうちに気になって…。なんか淡い柑橘系風味なのでした。まあ、もともとのチューハイって感じですね。じゃあタコって何?ってことで、Wikipediaなどを見てみたのですが、それでもなんだかよくわからないのでありました。タコのエキスが入ってるからタコハイだとかだったら、面白いのにね。小生は飲みませんけど。

 

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で、薄い味とは違う方向性なのがこちら。キリンの『麒麟特製レモンサワー』。これ、アルコール7%で果汁2.4%のと、アルコール9%で果汁2.5%の2種類がありまして、こちらは前者。レモン果汁を手間暇かけて工夫しているようで、さすが缶チューハイにしては高めのお値段だけのことはあります。おいしいです。

 

Dsc_13125_copy_600x849あとは季節限定の品々が、常にいろいろ出てきますよね。こちらはキリンの『本搾り オレンジライム』。なんと、果汁26%です。かなり「ジュース」ですね。まあ、たまにはいいんじゃないですか。

 

Dsc_13124_copy_600x803 でも、それよりも大江戸が気になっているのがこちら。杉並区方南町の居酒屋前を通りかかった時に見た『ドクターペッパー・ハイボール』のポスター。ドクターペッパー・ファンとしては、一度押さえておきたいですねえ。

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2023年6月 6日 (火)

「あまちゃん」再放送が面白過ぎる!    #あまちゃん #のん #能年玲奈 #クドカン

Dsc_13128_copy_1024x888 NHK-BSプレミアムで4月から始まっている『あまちゃん』の再放送が最高ですね。毎朝欠かさず見ております(あるいは録画して)。

(2013年放送時のレビューはこちら ↓ )

「あまちゃん」が面白すぎる!: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「あまちゃん」終了に思う: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

10年前の当ブログの記述を読み返しても、今の感想と全く一緒です。作品が古びてないのです。すごいことです。とにかく毎日、面白すぎます。

ダイアローグの面白さに加えて、一人ひとりのキャラクターの面白さ!全世代に向けたジェネラルなストーリーとクドカン的小ネタを、見事に両立させております。やはり朝ドラの異端にして、頂点です。

そして、のん(能年玲奈)ちゃんが天才過ぎます! あの声、あの表情、あの黒目がちな小動物のような瞳のキラキラかげん! 20代前半の彼女をもっといろんな映画やドラマで観たかったです。まことに残念なことでした。でもその逆境にめげずに、独自の道を切り拓いて歩んできたのんさんは、本当に偉いと思います。偉人伝「のん」が出てもおかしくはないでしょう。

放送はまだ全編の1/3ちょっと。これから、さらに面白い東京編がやって来るんですもんねー。のん(能年玲奈)のみならず、ピエール滝もやっと登場できるわけですねー。若き松岡茉優や山下リオも楽しみだし(『暦の上ではディセンバー』も!)。花巻さんのフレディ・マーキュリーも控えておりますし。

終わったら再び「あまロス」になっちゃう国民がいっぱい出るんだろうなー。これを機会に、NHKおよび民放のドラマにのん(能年玲奈)さんがまた出られますように! ジャニーズの件もそうですけど、芸能事務所とメディアとの昭和的な古い関係が問われている今だから、正義の判断をしてもらいたいものです。

(写真は小生が10年前に買ったCDでーす)

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2023年6月 5日 (月)

「ウーマン・トーキング 私たちの選択」:「映画」になっていない    #ウーマントーキング #私たちの選択 #サラポーリー   

1_20230605223201 映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は、世界的に評判がいいんですけど、それは実にタイムリーだったからで、映画としてはてんでダメだと思います。

とにかく#MeToo運動が火をつけた大きな流れの中で、その題材とテーマ性が、「この映画を評価するのが、自分のなすべき正義」みたいな感じになっちゃってます。確かに女性にとっても、男性にとっても観て考えるべき映画には違いありません。でもねえ…

大江戸は映画をそのテーマや「語られている内容」だけで評価してはいけないと信じております。だって、それでいいんなら映画にしなくても小説や、極端に言えばあらすじでいいわけです。そうではなくて、やはり映画ならではの語り方、映画ならではの描写、つまり映像と時間にものを言わせてくれなくちゃいけないのです。

なのに映像は停滞し、蓮実先生流に言え…。ば「ショットが撮れていない」し、この精彩を欠いた舞台劇みたいな作品の中で唯一映画が息づいたのは、ラスト・シークェンスだけでした。そもそも、こんなに動きがなく会話だけの作品だったら、映画にする意味がないじゃないですか。映画的興奮はほぼ皆無の作品でした。頭でっかちで、映画になっていないのです。

それにしても、この作品の舞台が2010年だと知って、大いに驚きました。ガラパゴス的な宗教の村という設定なのですが、それより100年ぐらい前の話だと思ってました。『刑事ジョン・ブック 目撃者』に出てきた「アーミッシュ」という敬虔なクリスチャンの村と似たようなところがありますね。

あと、モンキーズの“Daydream Believer”を鳴らしながらやって来る国勢調査の車の運転手って、ちょっとドアミラーに写っただけだったけど、ブラッド・ピットじゃないでしょうか(ピットさんは本作の製作総指揮なのです)? そうだと思ったんですけどねえ…。

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2023年6月 4日 (日)

「渇水」:山崎七海を見る映画    #渇水 #髙橋正也 #山崎七海 

1_20230604230601 映画『渇水』は、社会派の力作なんですが、企画・プロデュースとして白石和彌の名が出ています。ちょっと意外な取り合わせ。しかも生田斗真主演で、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子らをキャストに配して、メジャーな娯楽作の枠内で良作に仕上げています。

監督は髙橋正也。小生は知らなかったのですが、根岸吉太郎、高橋伴明、相米信慎二、市川準、森田芳光、北野武、阪本順治、宮藤官九郎作品で助監督を務めたってことで、そうそうたるメンバー過ぎます! 1967年生まれで、既に映画やTVドラマの監督経験やプロデューサー経験もあるそうですが、今回は満を持しての勝負作ですね。

貧困とかネグレクトの問題をはじめ、いろんなことを考えさせてくれる作品です。でもこれがきっちりと成り立った最大の要因は、監督でも脚本でも生田斗真でもなく、女の子二人の存在です。姉(山﨑七海)と妹(柚穂)、特にお姉ちゃんが素晴らしいのです。目がいい。黙っていても無表情にしていても、多くの感情を伝えてくれる一種のギフトを持った子なのです。山崎七海、この名前を覚えておくべきでしょう。

そして姉妹二人が、『となりのトトロ』のさつきとメイみたいな感じなのです。夜中に『あめふり』(あめあめふれふれ)を歌って踊る場面は、まさに『トトロ』のあの場面へのオマージュでした。

終盤を含め、名作の域にまでは達しませんでしたが、メッセージとしてはしっかり伝わるものがありました。いくつかの美しい、映画らしいシーンもありました。

最近、『波紋』『怪物』『渇水』と、堂々たる漢字二文字タイトルの日本映画が多いですね。『晩春』『浮雲』『儀式』『細雪』『学校』などなど古来、名作映画の多くも漢字二文字タイトルでした。この傾向、大江戸は好きです。

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2023年6月 3日 (土)

ベレーザ、残念なホーム最終戦    #日テレベレーザ #beleza #ベレーザ対パルセイロ #WEリーグ #北村菜々美 #長谷川唯 

Dsc_13134_copy_412x634 台風一過のピーカンで暑い味の素フィールド西が丘。WEリーグの日テレ東京ヴェルディベレーザ対AC長野パルセイロ・レディースを観戦。ホーム最終戦です。

早いですよねー。Jリーグと比べて、チーム数が少ないから試合数も少ないってことなんですけど、印象としてはやけに早過ぎる閉幕です(次節が最終節ですが)。でも昨日(大雨!)じゃなくて本当に良かったですね。

Dsc_13123_copy_1024x634 スタジアムグルメのキッチンカーも4回ほど利用した今期ですが、総じてレベルが高いですよね。韓国グルメに、本格ハンバーガーに、高級焼きそばに、スペシャルカレー。

Dsc_13142_copy_713x634 今日は、mahanaという店の「あいがけ」。インドカレーが半分と、白ごま坦坦ポークが半分というガッツリ系のどんぶりですが、とてもおいしかったですよ。

Dsc_13124_copy_837x634 台風一過のさんさん日差しだったので、ビールも最高においしかったです。そういった面からも、次節で終了だなんてもったいないなーと思います。改めて日本には「春-秋制」の方が合ってるなあと思いました(もちろんJリーグも)。

 

Dsc00585_20230604010301 来期からセレッソ大阪堺レディースがWEリーグに加入ってことで、「もしかして北村菜々美選手が古巣セレッソ戻ってしまうんじゃないかしらん?」と気が気じゃない大江戸としては、「もしかしてもしかしたら、ベレーザの北村さんを生で見るラストチャンスなのかも」ってことで、ベルマーレの試合に行かずにこっちを優先したのです(ハーフシーズンチケットも買っちゃってるしね)。

Dsc00587_20230604010301 てなわけでしたが、試合の方はベレーザが常に先行するも、長野が追いすがってくるというシーソーゲームの果てに、3-3のドローで終わりました。今日勝てなかったので、3位が濃厚です。1年目の3位から順位を上げたかったんですけどねえ(あ、ちなみに今日、三菱重工浦和レッズレディースが優勝を決めました)。

Dsc_13133_copy_1024x591 今期は「だいたい3点取れるんだけど、失点もじゃんじゃんする」って感じのチームだったので、まさに今のベレーザを象徴するような試合でした。

Dsc00593_20230604010401 北村さんも積極的にシュートを打ったんですけど、ゴールには結びつきませんでした。今日は藤野あおばデイでしたねー。

 

Dsc00597-1 試合後にはホーム最終戦セレモニーが行われましたが、こういうのは勝った試合の後でないと、微妙な空気になっちゃうんですよねー。竹本監督と宮川キャプテンからの、すっきりしないご挨拶がありました。

Dsc00603_20230604010501 そうそう、今日は長谷川唯選手(マンチェスターシティ)が来場してまして、ハーフタイムにトークをしてました。うーん、君が残っていたら、2年連続3位(まだ決まったわけじゃないけど)にはならなかったんだよなー。優秀なパサーがいたら、前の方の選手はもっと生きたろうになあ。

Dsc00605-1 そして、今日のホーム最終戦、観客数は1261人。さびしいです。きびしいです。何とか観客を増やす手立てはないもんですかねえ。みんな、もっと女子サッカー観ようよ!

さて、来期のWEリーグとベレーザには、どういう変化が起きるのでしょうか? でもその前に、ワールドカップとWEリーグカップがありますね。注目していきましょう(本当に気になるのは、北村さんの動向だけど)。

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2023年6月 2日 (金)

チルド・コーヒーの世界    #チルドコーヒー #セブンプレミアムカフェラテ #ウチカフェハニーラテ #ハニーラテ #カフェラッテ #マウントレーニア 

Dsc_13152_copy_600x873 コンビニなどで売っているチルド・コーヒー(てか、カフェラテ)。大江戸は結構好きです。

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で、セブンイレブン(セブン&アイ)オリジナル(セブンプレミアム)のチルドが、リニューアルされましたね。機能的表示とでも申しましょうか、ご覧のように「COFFEE/MILK/SWEET」という3項目に対して、度合いを5段階で表示してあります。この「スウィートミルク(SWEETENED)」ですと、コーヒー感=3、ミルク感=4、甘さ=3ってこと。なるほど、まあそんなもんでしょうね。

Dsc_13102_copy_600x846 そのシリーズの「あっさりミルク(Plain)」は、「COFFEE/MILK/SWEET」が3/3/2。まあ、そんなもんですよね。でも、COFFEE(名詞)、MILK(名詞)と来て、SWEET(形容詞)ってのは、英語的には変ですよね。日本でSWEETNESSとかにしにくいのはわかるけど。

Dsc_1307_copy_600x10673 で、こちらが「まろやかミルク 砂糖不使用(Non-Sweet)」。2/4/0です。なるほど。まあ、とりあえず納得です。お味の方もみんな悪くないです。さすがはセブン。

 

Dsc_13134_copy_600x801 でも、それを蹴散らす秘密兵器が登場していました。ローソン・ウチカフェの『ハニーラテ』です! 甘いです。はちみつ感が異様に濃厚です。プーさんが絶対好きなやつです。

Dsc_13143_copy_600x763 パッケージに書いてあるのは、「メキシコ産オレンジはちみつ使用」ってこと。従来の1.6倍のはちみつ量だそうです。プーさん、大喜びです。

いや、甘いものを飲むつもりで飲むと、とってもおいしいものです。はちみつの味と香りが半端ねえし。大江戸も、激辛麻婆豆腐を食べた後に飲んだら、この世のものと思えぬほどメッチャうまかったです。

 

Dsc_13126_copy_600x809 で、前にも書いてると思いますが、大江戸がチルド界の永世チャンピオンだと思っているのがこれ。森永の『マウントレーニア カフェラッテ』。ロングセラーです。とにかく、安定にして最強のおいしさ。コーヒー感、ミルク感、甘さが完璧なバランスです。コーヒー牛乳的な甘さがあるんですけど、これの場合それがいいんです。コーヒーのコクと深み、ミルクのまろやかさ、幸せな甘さ。見事です。ロングセラーには理由があるってことですね。

 

Dsc_13112_copy_768x1110 シリーズ商品もいろいろあるのですが、こちらは「ノンシュガー」。ミルクの自然な甘みだけってやつですね。当然シュガー入りよりはカロリー控えめなので、そういった理由でこっちを選択する日もあるわけです。

Dsc_13122_copy_600x844 そんでもってこちらは「エスプレッソ」。もうこうなコーヒー感で、苦み走っています。まあ、このシリーズはそれぞれに手堅くハイレベル。追随商品に規範を示しているかのようなのです。

 

でも、ローソンの『ハニーラテ』の破壊力は、皆さんにも味わっていただきたいですねえ。小生もまた、デザート代わり、おやつ代わりに飲みますよ。

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