« ルヴァン杯 湘南、劇的な逆転負け!    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ルヴァンカップ #湘南川崎 #湘南対川崎 #大橋祐紀 #高橋直也 | トップページ | 日本、ペルーに完勝!    #サッカー日本代表 #日本対ペルー #新キャプテン遠藤航 #サッカー女子ワールドカップ »

2023年6月19日 (月)

「逃げきれた夢」:描かない?描き忘れた?    #逃げきれた人 #二ノ宮隆太郎 #光石研 #北九州映画

1_20230619232301 映画『逃げきれた夢』は、カンヌ映画祭のACID部門に正式出品され、先日上映された作品。本作が商業映画デビューとなる二ノ宮隆太郎が監督・脚本を手掛けています。ちなみに撮影は『ドライブ・マイ・カー』などの四宮秀俊。二ノ宮×四宮(=八の宮?)です。

長回しが多くて、中盤以降はどうしても小津を思わせる正面からのバストショットの切り返しが多くて、スタイルのある映画作家です。でも作品自体が面白いかと言われると、うーん…そうでもないなあ。定年1年前の教頭先生の「初老の危機」をシリアス半分、ユーモア半分に淡々と描いた作品なのですが、あれこれの問題はすべて放り出したままで、何の結末もないままにエンドロールを迎えるという…。そもそも最大のポイントである「忘れてしまう病気(アルツハイマーでしょうか?)」のことが、ほったらかしですもん(描くのを忘れてしまったとか…?)。

一方、こだわりの部分なんでしょうけど、終盤の喫茶店内での光石研と吉本実憂の会話が延々と続く(しかも、盛り下がりっぱなしの内容)のは、辛いというかいたたまれなかったですね。しかもようやく終わったと思ったら、その後に路上で「続き」があるし…。

光石研さんは地元北九州(黒崎)で、地元の言葉で、堂々の主役ですから、さぞややりがいのあったことでしょう。やはりここらで生まれ育った松重豊さんとの、方言全開のやり取りもありましたし。

坂井真紀演じる光石の妻や娘(工藤遥)が、きっちり描かれていないのが気になりました。いろいろと欠陥の多い脚本だと思いますけどねえ。でも世間では結構評価が高いようです。なぜだろう? わかったようでよくわからないタイトルも、???なのです。

|

« ルヴァン杯 湘南、劇的な逆転負け!    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ルヴァンカップ #湘南川崎 #湘南対川崎 #大橋祐紀 #高橋直也 | トップページ | 日本、ペルーに完勝!    #サッカー日本代表 #日本対ペルー #新キャプテン遠藤航 #サッカー女子ワールドカップ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ルヴァン杯 湘南、劇的な逆転負け!    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ルヴァンカップ #湘南川崎 #湘南対川崎 #大橋祐紀 #高橋直也 | トップページ | 日本、ペルーに完勝!    #サッカー日本代表 #日本対ペルー #新キャプテン遠藤航 #サッカー女子ワールドカップ »