« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »

2023年7月31日 (月)

なでしこ、スペインに完璧な勝利!    #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #サッカー女子ワールドカップ #日本対スペイン #ベレーザ

Dsc_11404_copy_1024x622 サッカー女子ワールドカップ2023<ニュージーランド・オーストラリア大会>のグループリーグ第3戦、日本対スペインという既に決勝トーナメント進出が決定しているチーム同士の対決。結果はあっと驚く 日本4‐0スペイン ! さすがにこの結果は想像できませんでした。

FIFAランキングで日本の11位に対してスペインは6位。しかもこれまで一度も勝ったことのない相手ですからね。まさに歴史を作ったわけです。しかも堂々と、完璧に。昨年の(男子)W杯カタール大会に続き、日本がスペインを撃破したわけです! 夏休み期間中の大江戸は、リアルタイムにNHKで見ていましたが、いやー、興奮・感動しました。2点目、3点目なんか、感動して泣いちゃいましたよ。

グループリーグ3試合とも、すべてのゴールが美しい。今日は宮沢、植木を先発させたことで、カウンターがものの見事に決まりました。池田監督の采配がバッチリ決まっています。そして決定率の高さ! 前半なんか確か3本のシュートで3点では? ベルマーレの選手たちに爪の垢を分けてあげたいような決定力です。

本日の得点者は宮沢ひなた×2点、植木理子、田中美南と、またもベレーザ出身(植木は在籍中)の選手ばかり。この3試合の11得点中、ベレーザがらみでないのは猶本の1点だけです。そしてFWの選手がしっかり点を取れているのは、実に頼もしい限りです。この調子だと、意外過ぎるけど宮沢が大会得点王なんて可能性もあるのでは? あと何げにいつも勝利のキーポイントで仕事している遠藤純もスゴイです(彼女もベレーザ出身)。

一方で、3試合で1ゴールも許さなかった守備も完璧。ディフェンダーやキーパーのみならず、前線からの全員守備ができているので、こんな見事な結果がついてきているのです。しかも毎試合センターバックの右が違うのに(石川→三宅→高橋)、それぞれの長所を出して甲乙つけがたい活躍とは! ここまで完璧な成績で勝ち上がると、「好事魔多し」ってことでこれからがちょっと心配になってきます。

でもそんな杞憂はぶっとばしてくれることでしょう。それぐらいうまくいってます、このチーム。選手のやりくりも上手で、きちんと次の試合のこととか選手の疲労状況が変にかたよらないようにとか、いろいろ気を使ってできています。それでいて、誰が出ても遜色なく結果が出せています。1位通過したことによって、次の次でアメリカに当たることも避けられましたしね。なので、くれぐれも油断せずに、まずは次のノルウェイに勝ちましょう!

(追記) アメリカがまさかの「グループリーグ2位通過」になったため、日本は次の次でアメリカと当たることになってしまいました(両チームとも次の試合に勝てば…ですが)! でもそれだけ今のアメリカが万全でないってことでもあるので。むしろアメリカの方が「やべー!日本か」状態だと思います。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2023年7月30日 (日)

「キングダム エクソダス<脱出>」:5時間19分の変な話    #キングダムエクソダス #エクソダス脱出 #外国映画キングダム #ラースフォントリアー

1-1_20230730221601映画『キングダム エクソダス<脱出>」は、1990年代にテレビシリーズとして作られたラース・フォン・トリアー監督作品。当時はシーズン1(’94)、シーズン2('97)の計8話だったそうで、噂には名高かったものの大江戸は全く未見です。

てなわけで、今回25年ぶりの続編(一応完結編ということになってます)が作られたのですが、5話で5時間19分! ただ、こちとら近年でも『ハッピーアワー』(2015年・5時間17分)とか、『サタンタンゴ』(2019年公開・7時間18分)とか、『水俣曼荼羅』(2021年・6時間12分)とか、長―い映画もしっかり観てるんで、こわくないんでい! ただ、本作の公開に合わせて、『キングダム』シーズン1(4時間43分)、シーズン2(4時間58分)も劇場公開されております。「3部作、怒涛の15時間超、最初で最後の一挙公開。」ってことなんですけど、これにはさすがに恐れをなして、「まあ『エクソダス』だけでいいや」と日和った大江戸でございます。

TV版(9話~13話)をつなぎ合わせたもので、1話分ずつタイトルやエンドロールも出て来ます。最後には必ずラース・フォン・トリアーの語りで、「善も悪もあることを心得よ。」と締めます。各話のラスト近くには必ず主人公の医師が「デンマーク人はクズだ!」と叫びます。

そのようなお約束も面白いのですが、シリアスなんだか冗談なんだかわからないような群像劇で、ギャグやコミカルなシーンの数々に結構笑えます。『ツイン・ピークス』に例えられたというのも納得です。 ただ圧倒されたかというと、そこまでではなかったかなあ。変な作品には違いありませんが、傑作ではないよねえ。費やした時間に見合うだけの満足感があったかというと、微妙なところです。これで完結したかどうかも、どういう結末なんだかもよくわからないという・・・。 ただ、新聞などの映画評にも書いてあったように、これまでのシリーズを見ていなくてもさほど鑑賞の妨げにはならないとは思いました。そして、腰は痛くならなかったけど、頭はちょっと疲れたのでありました。あ、劇場では3話(3/5)終わったところで、10分の休憩が入りましたよ。ちなみに、3,000円均一の特別料金。

それにしても、公開日(7/28)が日本映画の『キングダム』3作目と同日になるとは! まさか、山崎賢人や吉沢亮を見るつもりでこっちに入っちゃった人は・・・いるわけないか。

 

| | コメント (0)

2023年7月29日 (土)

「カワスイ」に行きました    #カワスイ #川崎水族館 

Dsc_11423_copy_896x576大江戸は昨日から1週間の夏休みに入っているのですが(仕事の話です)、近年は夏休み中に一度は水族館に行くのが恒例のようになっております。で、今年は「かわすい」こと川崎水族館に行って来ました。川崎駅すぐのルフロンというビルの9・10階に入っている小ぶりな水族館です。コロナ真っただ中の2020年7月にオープンして以来気になっていましたが、訪れるのは今回が初めてです。

Dsc_11432_copy_1024x576 駅そばビルの中にあるってことで、巨大水槽はありません。さほど大きくない水槽が各種取り揃えてあります。円筒水槽があっても、そこを回遊するのはマグロではなく小さなアユです。

Dsc_11443_copy_590x576 でも、とってもクセ強の水族館です。まずは地元多摩川から始まるのですが、その後はアマゾンとかアフリカとか限定されたエリアの魚たちを紹介していて、なじみの深い日本の魚たちは出て来ません。

Dsc_11463_copy_979x576 だから、アロワナとかナマズとかウナギの仲間とか、けっこう気持ちの悪い奴らばかりが出て来るのです。

Dsc_11453_copy_789x576 水槽が大きくないもので、あまり泳ぎ回りません。ゆったりと動くか、のたりと静止しています。

Dsc_11552_copy_1024x576 まあ、見慣れない魚が多いので、勉強になるといえば言えるでしょうか。でも日本人が魚に持つイメージからすると、ちょっとグロテスクというか、あんまりお友だちになりたい感じではありませんね。

Dsc_11474_copy_652x576 魚だけではなく、ヤモリとかカメレオンとかオオトカゲとかカエルとかもいました。

Dsc_11543_copy_419x576 カエルはとても小さいけれど、黄色や青が鮮やかな毒ガエル。そういえば、村上龍の『半島を出よ』に、この手のアマゾンの猛毒ガエルが出て来ましたね。この黄色いのは世界一の猛毒ガエルだそうです。

Dsc_11502_copy_1024x576 生息エリア別に展示して、それぞれの環境を再現していたりもするのです。そこらもユニークなところ。

Dsc_11562_copy_901x576 時間帯によってはいろんなイベントを行っているようです。さらに館内にはくつろぎのカフェや、天空の猫カフェがあったりもします。

Dsc_11532_copy_1024x576 大きなパノラマ水中映像(CG)を映写しているコーナーもありました。水中にいる感覚になり、そこらの子供たちも大はしゃぎでした。

 

残念なことに大江戸が水族館で好きなものがほとんどありませんでした。クラゲとか海獣とかウミガメとか大きなエイとか(小ぶりのポルカドット・スティングレーはいたけど)。個人的趣味からいうと、再訪する気にはなれなかったなあ。

Dsc_11572_copy_899x576 おみやげショップの品ぞろえも、普通の水族館とは違いますね。ユニークを全うしておりました。

| | コメント (0)

2023年7月28日 (金)

「鉄砲玉の美学」:ATG×東映の異色作    #鉄砲玉の美学 #中島貞夫 #渡瀬恒彦 #ラピュタ阿佐ヶ谷 #頭脳警察

Dsc_11432_copy_864x1152 映画『鉄砲玉の美学』(1973年)をラピュタ阿佐ヶ谷の(脚本家)野上龍雄特集で観ました。同じ建物に入っている演劇の劇場ユジク阿佐ヶ谷には昔行ったことがあったのですが、こちらは長年なぜか行かずにおりました。いい映画をやってるのは知っていましたが、阿佐ヶ谷という地にご縁がなかったもので。

Dsc_1144_copy_768x1365 いや、それにしても昔ながらの路地の先に、何とも独特の建物。確かに天空の城っぽい感じもありますね。この季節、樹木の多さも宮崎駿っぽさを出しているのでありました。

Dsc_11453_copy_768x4922 2階が映画館なのですが、1階の待機ロビーの壁面にはこんなサインがいっぱい。名前を見ると、仲代達矢とか緑魔子とか鰐渕晴子とかがあって、驚いちゃいます。

で、映画の方は、この6月に88歳で逝去した中島貞夫監督作品。音楽は頭脳警察!(こちらもつい先日、PANTAが73歳で亡くなりました)。考えてみれば、50年前の作品ですもんね。主演の渡瀬恒彦をはじめ、小池朝雄も川谷拓三も脚本の野上龍雄もみんな亡くなっています。

ATGと東映の提携作品です。確かに地味で、主人公もカッコ悪い、異色のヤクザ映画です。ラストなんて、アメリカン・ニューシネマの影響がもろに出ています。確かに商売になりにくそうな作品ですが、ATGがこんな作品(暴力あり、裸ありのヤクザ映画)まで作っていたんですねえ。でもこの主人公、粗野なだけで、「美学」って感じじゃないよねえ。

頭脳警察のロックに乗せて冒頭のタイトルバックに映し出される、口の周りを汚しながらワイルドに物を食ったり飲んだりする人々のアップも、エネルギ-は凄いけど「何これ?」って感じ。女性の扱いなどは、もろに時代性を感じさせるもので、今ならアウトでしょう。映画は「時代の証拠」ですねえ。

 

| | コメント (0)

2023年7月27日 (木)

「マッド・ハイジ」:残酷で下品で自由    #マッドハイジ #教えておじいさん #エクスプロイテーションムービー

1_20230727213601 映画『マッド・ハイジ』は、「松戸ハイジ」ではありません。雄大なスイスの山々をバックに、エログロナンセンスの限りを尽くす凶悪おバカ映画。キャッチコピーの「教えておじいさん、復讐の仕方を!」もナイスです。

いわゆるエクスプロイテーション・ムービーってやつです。下品なグラインドハウスのノリ。ノー・リミットの残酷描写。ただ、バカバカしくて嘘っぽいので、そんなに気持ち悪くありません。とはいえ、R18+指定ですけど。

まあ、『アルプスの少女ハイジ』のパロディ―で、ペーター(アフリカ系!)もクララ(日本人!)もおじいさんも出て来ます。ハイジは少林寺みたいなカンフーの特訓で殺戮マシーンに生まれ変わります。まあ、筋肉隆々になった藤沢五月みたいなもんですね。

それにしても(二人組の監督たちは気にしていないのでしょうけど)エド・ウッド級にヘタ。それが芸になってるわけでもなく…、中盤などはめっちゃ退屈しました。

でも、ここまでスイス国家やスイス大統領を軽蔑べき悪者として描いて、よく公開できましたね。こういうの日本でやったら、各方面から苦情や非難の声が上がって、公開できそうもありませんからねえ。自由だぞ、スイス!

| | コメント (0)

2023年7月26日 (水)

なでしこ、決勝トーナメント進出決定!    #なでしこジャパン #サッカー女子日本代表 #サッカー女子ワールドカップ #日本対コスタリカ #猶本光 #藤野あおば

Dsc_11455_copy_480x622 なでしこジャパン、ワールドカップ第二戦の相手はコスタリカ。昨年のワールドカップ(男子)に続いてコスタリカ、スペインと戦うという偶然。今日のユニフォームもホーム用のジャパン・ブルー。アウェイ用のピンク/紫グラデーションがキレイなんですけど、なかなか見られませんね。

ニュージーランド・オーストラリア大会って、日本との時差が少ないだけに、深夜や早朝に試合がないのはありがたいのですが、それだけに仕事の関係でライブで見られない試合があるだろうというのが、悩みの種。でも大江戸は先日の休日出勤の代休を本日にあてて、NHK-BS1でライブ観戦。スペイン戦も夏休みの中に入れ込んであるので、そこまでは大丈夫です。

今日の先発は初戦から4人替えてきました。スペイン戦以降に備えてのことでしょう。大江戸が監督ったら、もっと替えるところです。長丁場の総力戦ですし、コスタリカにはミスせずきちんと戦えば勝てるはずですから。

で、その初出場メンバーの一人=猶本光が、前半25分に見事な動きと見事なシュートで先制! 苦労の末に29歳でW杯初出場の彼女だけに、ちょっとうるっと来てしまいました。 さらに2分後の追加点は19歳の藤野あおば。個人技で深い所まで侵入して、角度のない所からの強烈なシュート! いつもながら振りが速い。 どちらも目の覚めるような素晴らしいゴールでした。 初戦、2戦目と見事なゴールばかりが続きますね。まあ、相手が相手ですけど…。

猶本はシュート以外にも充実のプレイを見せてましたし、他の初登場組では杉田がキレキレのドリブルと余裕たっぷりのキープで違いを見せつけました。また、三宅は前線へのフィードが良かったですねえ。林は地味でした。

2試合を終えた段階で、スペインと日本の決勝トーナメント進出が決まり、お互い余裕を持っての3戦目となります。ここで疲れてる選手を休ませたり、まだ出ていない選手を試したりできるわけです。しかし日本は2試合でほとんどの選手を使ってますね。出ていないのはGK2名(平尾、田中)と、故障明けの高橋はなと、ケガから戻している最中の浜野まいかだけ。良いマネージメントができています。

グループリーグを1位通過した方がいいのか、2位の方がいいのかが、決勝トーナメントの対戦相手とかベスト8の段階でアメリカと当たらないようにしたいとか考えると、難しいのです。まあ、それでもスペインに勝ちたいですよね。男子も勝ったんだから、勝ちましょう!

 

| | コメント (0)

2023年7月25日 (火)

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例

Dsc_13193_copy_864x1536 先日、ダミアン・ハーストの桜の絵画を使ったと思われる銀座ティファニーの外壁の話を、このブログで書きました( ↓ )。

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

しかしながら、数日前に通りかかったら状況が変わっておりました。はい、ご覧の通りあの絵は2階ぐらいまでになっていて、上層階は特徴的なガラス窓の壁面のままになっておりました。

Dsc_13242_copy_768x1365_20230725230901 うーん、どうしちゃったのでしょう?  いつからこうなったのかは知りませんが、あの壁面アートは短命に終わってしまったようです。ほら、写真で比較すると一目瞭然。あまりにも違います。

Dsc_13205_copy_1378x785 そういえば、ビル壁面の広告ってのは屋外広告を取り締まる無粋な条例によって、総面積の何%までとかいうのが決められているんじゃなかったかなー。それに引っかかったってことなのでしょうか? それとも桜はパッと咲いて、すぐに散るってこと??(それはそれで面白いけど) いずれにしても残念なことです。

| | コメント (0)

2023年7月24日 (月)

セブンのおにぎり、新作もさすが!    #セブンイレブン #セブンイレブンのおにぎり #カオマンガイおにぎり #五目炒飯おにぎり #ちりめん生七味おにぎり

Dsc_1316_copy_324x5762 セブンイレブンのおにぎりはやはり他のコンビニおにぎりに較べておいしいし、材料が良いのです。

これなんかまさにそう。新発売の『ちりめん生七味』。京都・八代目儀兵衛とやらの監修です。

Dsc_1317_copy_1024x5762 シンプルに白米おにぎりの中心にちりめんの甘辛煮with七味が入ってるお品ですけど、いやー、ごはんがうまい。ちりめんの味付けもしっかりしてて、ごはんに合う。ほとんど日本文化の域に達しているおにぎりと言っては大げさでしょうか。

 

Dsc_13194_copy_736x576 続いてこちらはヘルシーな感覚の『ピリ辛 ツナ明太マヨネーズ』。発芽雑穀使用です、食物繊維も3.3g入ってます。白ごまもかかってます。ツナ明太マヨネーズがややジャンク寄りにしっかりした味付けなので、ヘルシー食品特有のまずさを感じさせません。いい仕事です。

 

Dsc_13182_copy_768x773 そしてお次は、『カオマンガイ』。シンガポールやタイの鶏めし=カオマンガイをそのままおにぎりにしたのは、良いアイディア。ピリ辛ソースとかもそのまま。お米は長粒米じゃなくて日本のお米みたいですが、味付けはカオマンガイそのまんま。温めておいしいのです(温めないとおいしさがかなり減るでしょう)。これは良いです。

 

Dsc_13173_copy_768x780 その姉妹品的に販売されてるのがこちらの『五目炒飯』。赤坂・四川飯店の監修です(変換したら「視線反転」と出ました)。これも炒飯をそのまんまおにぎりにしてるだけなので、うまいに決まってます。いいお味です。温めればね。これこそ温めないとアウトです。

 

Dsc_1305_copy_600x10672 最後に趣向を変えて、しばらく前に韓国グルメフェアで出ていた2品。

『ごま油香る4種具材まぜめし チュモッパ』。チュモッパですよ、皆さん。ジェームズ・ブラウンの“Sex Machine”は「ゲロッパ」、こちらは「チュモッパ」。まあ、普通にうまい。ごま油がポイントですね。

Dsc_1306_copy_600x3382 そして、『全州ビビンバ』。調べてみたら「ゴージャスで具だくさんな全州ビビンバは、韓国各地にあるご当地ビビンバの頂点に立って、韓国の無形文化財にも制定されている」というありがたいお品なのでした。ごはんは唐辛子っぽいオレンジ色。パリパリの韓国海苔も巻くようになっています。はい、間違いのないおいしさでです。

 

ジャパネスクのも、インターナショナルなのも、さすがはセブンのおにぎりなのでしたー。 

 

 

| | コメント (0)

2023年7月23日 (日)

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」:娯楽アクションの頂点    #ミッションインポッシブル #デッドレコニング #トムクルーズ 

1_20230723225901 映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」は、もうすっごく面白かった! 娯楽アクションの頂点と言って差し支えない最高の出来栄えです。

とにかくアクションの一つ一つが徹底しています。カーチェイスにしても、列車を使ったアクションにしても、時間をたっぷり取って、手を変え品を変えの工夫で手に汗握らせ続けるのです。その根っこにあるのはやはりトムのカツドウ屋魂でしょう。もちろんCGIや画像処理は使っていますが、非常にアナログを大切にした生(なま)のアクションと映画作り。 あのバイクのジャンプをはじめ、カーチェイスも列車アクションも、その生っぽさと徹底ぶりに感動を覚えました。よくこんなこと考えついて、よくそんな考えを迫力のある絵にして、次から次へとハラハラドキドキさせてくれるよなあと。とにかく観ていて、映画少年に戻って興奮してしまいます。荒唐無稽も許せます。

先日公開された『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』と同じようなアクション場面がいくつもあるのにも驚きました。市街地でのカーチェイス、地下鉄トンネル内での危機、列車の屋根の上での戦いおよびトンネルぎりぎりでの危険回避、空中落下など。しかも、それらのどれもが本作の勝ち(『インディ』の方だって、出来が悪いわけじゃないのに)だという驚くべき高レベル。シリーズ開始時には『007』や『インディ』に負けるなだったのでしょうけど、今や完全に凌駕してしまいましたね。橋破壊→列車墜落に関しては、『戦場にかける橋』や『カサンドラ・クロス』も凌駕しちゃってますし。 そういえば、列車の屋根の上での戦いやトンネルぎりぎりでの危機回避は、『ミッション:インポッシブル』第1作にもありましたっけ。

随所にちりばめられたユーモアもいいなあ。かなり笑えました。 ちょっとだけ不満があるとすれば、けっこうな長ゼリフでいろんな説明を行う場面が多いこと。それでも2時間43分という長さを感じさせない作りになっているのですけどね。

これで本シリーズも7作目なのですが、大江戸としては本作がベストです。とはいえ、まだパート1が終わっただけ。今からパート2が楽しみなのですが、なんと公開は約1年後のもよう(米国俳優協会らのストの影響でもっと先になる可能性も)。ずいぶん先ですねえ。

 

 

| | コメント (0)

2023年7月22日 (土)

日本女子初戦、ザンビアに完璧な勝利!    #サッカー女子日本代表 #サッカー女子ワールドカップ #なでしこジャパン #日本対ザンビア  #長野風花 #北村菜々美

Dsc_13185_copy_1024x524 FIFA女子ワールドカップ2023、日本の初戦=vs.ザンビアをNHK-BS1で見ました。1週間ちょっと前の親善試合でドイツに勝ったという不気味な相手。しかし杞憂でした。実力差があまりにも明らか。日本がシュート26本、ザンビアは0本という稀にみるワンサイドゲームの5-0。完璧でした。

ザンビア、プレスには来ないし、パスはつなげないし、裏は取り放題だし、歯応えなかったですね。いったいドイツはどうして負けたのか??

まあとにかくワールドカップの初戦に勝つというのは重要な事なので、まずはめでたい。チームの雰囲気も、極めて良さそうな感じでした。これで次のコスタリカ戦にもきちんと勝って、さっさと決勝トーナメント進出を決めた上で余裕をもってスペインに当たりましょう。

前半、攻めながらもなかなか点が取れなかったし、取れたと思ったらオフサイドだったし、とにかく今日はVAR大活躍の日でした(笑)。二度も得点取り消しになる田中美南、惜しいシュートを外しまくる藤野あおば。まあ、前線の選手たちはみな積極的で、ミドルも結構打っておりました。

大江戸が今大会で最強のダブルボランチでは?と思っている、長谷川唯と長野風花の二人は手堅くいい仕事してました。長野選手はひとりだけ長袖のアンダーシャツに手袋! そしてまあニュージーランドは冬なので、それが普通なのかも知れませんが、他の選手と比べて目立ってました。大江戸は寒がりなので、そういう選手にシンパシーがわきます。北村菜々美さんも試合では、夏でも長袖です。

そして前回大会の悔しさ(直前のケガによる離脱)を乗り越えてW杯のピッチに立った植木理子の姿と得点(やり直しPK)に、ちょっと泣きそうになりました。西が丘でいつも見ているベレーザの選手たちには、やはり情が移りますね。あ、そういえば今日の得点者=宮沢×2、田中、遠藤、植木って全員ベレーザ出身(植木は在籍中)じゃーん。やっぱスゲーな。

だから、この23人のメンバーの中に北村さんがいないことは、ちょっとばかり胸にちくんと来るのです。ご本人はもっと…でありましょう。今回の落選をバネに成長を重ねて、4年後(27歳になってますね)こそは!

 

 

| | コメント (0)

2023年7月21日 (金)

女子W杯の開幕と山下主審の偉業    #サッカー女子ワールドカップ #ニュージーランド対ノルウェイ #山下良美 #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン

昨日から始まりましたねー、FIFA女子ワールドカップ2023 オーストラリア・ニュージーランド大会! 録画して、開会式(これは大したことない)とオープニング・マッチのニュージーランドvs.ノルウェイを見ました(ぎりぎりで放送権を獲得したNHK BS-1で)。

いやー、格下と思われていたニュージーランドが試合全体を通してノルウェイよりも優位に立っていて、驚きました。今、「ニュージーランド」と入力したら「新西蘭」と変換されて驚きました。こんな字なんだー。 それはさておき、体格では劣るニュージーランドがしっかり気合の入った走りや研究のほどがうかがわれる予測で相手を封じ込め、いい形の攻撃を次々と繰り出していたのが素晴らしかったです。点こそなかなか入らなかったものの、調子が良い時のベルマーレのようでした。

結局PK失敗もあり、1-0での勝利でしたが、それ以上にニュージーランドの試合でした。 そのPKのジャッジはVARによるオンフィールドレビューの結果、主審の山下良美さんが下したジャッジでした。今大会から男女通じて初めて、こういう際には審判が英語で簡単な説明をすることになり、山下さんはその歴史的な第一声を発したのでした。“After on-field review, the decision is penalty !”  雰囲気も毅然としていて、英語もクリアで堂々とした発音で、カッコ良かったです。あの場面は、ぐっと胸にくるものがありました。誇らしいぞ。

そもそも、この開幕戦で山下良美、坊薗真琴、手代木直美の3人が主審、副審を務めたというのは凄いことです。偉業です。マスコミは、もっと騒ぐべきです。小生も、ベレーザの試合、ベルマーレの試合で山下さんを生で見ているもので、知り合いが凄いことやっているような感慨がありました。試合全体を通しても、安定した堂々たるジャッジだったと思います。この調子で、今後の試合でも良いジャッジを続けてもらいたいものです。

さて、明日はいよいよ日本の初戦! ザンビアにはしっかり勝って、グループリーグ突破に有利な状況を作り、今大会では何とかベスト4まで行ってもらいたいものです(願わくはその上まで!)。現在の世界ランキングでは11位ですが、その可能性は十分にあると思います。だから、根拠もなく「優勝」とか騒ぐのはやめましょうね(選手たちが意気を示したり、モチベーションとして言う分にはいいと思いますけど)。でも長谷川唯、長野風花の最強Wボランチには期待しかありません!!

 

 

| | コメント (0)

2023年7月20日 (木)

「aftersun アフターサン」:空気を描く秀逸な感覚    #アフターサン #aftersun #シャーロットウェルズ #フランキーコリオ 

1_20230720223301
映画『aftersun  アフターサン』は、何とも繊細な「おもいでの夏」のスケッチ。これ、好きな人はすっごく好きになるタイプの映画です。スコットランド生まれのシャーロット・ウェルズが脚本も手掛けた第一回監督作品。

「空気」の映画です。夏の空気、海辺の空気、朝の空気、昼の空気、夕方の空気、夜の空気をリアルに感じさせます。映像を通して、海辺の匂い、プールサイドの匂い、ホテルの部屋の匂いまでが感じられます。この監督の「感覚」が秀でているのでしょう。今後が楽しみですね。

父と娘の仲は良く、絆は強いのですが、ほのぼのした空気の中に、しばしば不穏なものがよぎります。父親に何か抱え込んでいる闇があるようなのですが、それが何かは結局最後まで明かされません。実はこの作品、大きくなった娘が昔のホームビデオを見て…という作りなのですが、監督の中にあるであろうその謎の正体が示されないので、観客としては戸惑うばかりです。

ただ、そのあたりを含めて、映画話術的にはとても上等です。時間や場所を縦横無尽にシャッフル編集して、徐々に全体像が見えてくる(それでも完全には見えない)ような構成。親切に説明することなく、観客に多くを委ねる語り口。なので、観客は似たような自分の体験を想い出し、置き換えていくのかも知れません。

少女を演じるフランキー・コリオのナチュラルさ、それを映像に掬い取ったシャーロット・ウェルズ監督、二人ともお見事でした。

 

| | コメント (0)

2023年7月19日 (水)

「パール」:ミア・ゴスの狂った笑顔    #パール #映画パール #ミアゴス #映画エックス #タイウェスト

1_20230719225001 映画『パール』は、およそ1年前に公開された『X エックス』( ↓ )の前日譚。

「X エックス」:A24にもハズレはある    #映画X #エックス #A24: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

あの作品でもポルノ女優と老婆の二役を演じたミア・ゴスが、この作品では製作・脚本(タイ・ウェスト監督と共同)・主演を務めています。そして、このパール役のインパクトたるや! あっけにとられるような怪演です。(以降ネタバレあり) エンドロールの間、延々と続く彼女の異様な笑顔は、残りますねええ。心にトラウマのように残り、映画史にも残るであろうとんでもない笑顔です。ただ、終盤に彼女が延々と話す場面は、いくら頑張っていても、もちませんでした。あれは無理ってもんです。

作品自体も、『X エックス』とはだいぶ色合いが異なります。赤を効かせたキッチュな色彩は、キュート&アーティスティックですし、オープニング・タイトルやエンドクレジットのフォントや風合いはあたかもハリウッド黄金期のごとしです。いや、むしろ全編にわたって、1940~50年代のハリウッド映画の感覚があります。そのあたりが、本作のユニークな美点。

ただ、終盤は「まあ、このあたりに落ち着きましたか」って感じ。大江戸的には、もっと狂気を極めてもらいたいかったところです。 狂気といえば、パールが夢想する戦争ミュージカルの場面は、少し力不足。これ、ケン・ラッセルだったら、もっと狂って、独自の美学で描いたことでしょうねえ。そういうのが観たかったなあ。

でも、タイ・ウェスト監督がこれを三部作として、第3弾を製作中とのこと。ホップ・ステップ・ジャンプで、次に期待しましょう。

| | コメント (0)

2023年7月18日 (火)

「ガウディとサグラダ・ファミリア展」@近美    #ガウディ #サグラダファミリア #ガウディとサグラダファミリア展 #東京国立近代美術館

Dsc_13183_copy_896x598 おとといは、竹橋の東京国立近代美術館で『ガウディとサグラダ・ファミリア展』(~9/10)を鑑賞しました。ネット情報によると時間帯指定制ではなく、そんなに長くは並ばないようだったので、12時過ぎに着いてチケットを買いました。それでも「入場まで20分待ち」とのことだったのですが、実際には10分ほどで入場できました。まあ、ある程度制限してくれた方が会場内が大混雑にならないので、ありがたいのです。会場を出た時には、列が屋外に続き、倍以上の長さになっておりました。

Dsc_13193_copy_363x598さて、いよいよ完成の時が見えてきたバルセロナのサグラダ・ファミリア(聖家族教会)。今、変換したら「佐倉だ」と出ました。なまってますね。 それはさておき、完成予定は2026年なのだそうです。いやー、現代の建築機械の投入と、それを可能にした観光収入の増加で、今世紀になってから急ピッチで進んだようです。

実は大江戸は1989年に、建設中のサグラダ・ファミリアを観光で見学しました。その時は「永遠に完成しない」とか言われていて、少なくとも生きてる間には完成形を拝めないだろうと思っていたのですが、いやー、建築の進歩ってすごいですねー。

Dsc_13243_copy_881x598 会場は4章に分かれていて、サグラダ・ファミリアの彫刻や建築をひもとく第3章だけが撮影OK。とにかくあまりにもユニークで、有機的で、圧倒的。空前絶後の建築物です。有名な外尾悦郎さんの手による彫刻作品も、この第3章で見ることができます。

Dsc_13223_copy_1024x598そして会場の壁面にはこんな言葉がーーー「サグラダ・ファミリア聖堂の建設はゆっくりとしている。なぜなら、この作品のご主人(神)が急がないからだ。」 うーん、なるほど。そういう感覚、悪くないですね。それでもあと少しで、できちゃうんですよねえ。

Dsc_13232_copy_375x598 最後の方でNHKによる(ドローンなどを使った)空中散歩の映像が大型スクリーンに映写されていましたが、やっぱりすごいです。絶景です。完成したら、また行きたいと思ったのは当然のことです。でもメチャメチャ混むんでしょうねえ。そして、「教会なんだからクリスチャンの方を優先してあげねば」という気持ちも、小生の中にはあるのです。

グッズショップには、キャンディからペーパークラフトの組立式サグラダ・ファミリアまで、いろいろありましたが、笑っちゃったのは漢字が並んでいる金属製のキーホルダー。だってその文字が「聖家族贖罪教会」なんですよ。暴走族かっ!

Dsc_13253_copy_727x598 展覧会場を出た後には、いつものように4,3,2階の常設展を猛スピードで歩くだけみたいに流し見しました。そうして、折々の変化を楽しむのがここのお作法ってもんなんであります。

 

| | コメント (0)

2023年7月17日 (月)

「君たちはどう生きるか」:露出ほぼゼロ、謎多き公開    #君たちはどう生きるか #宮崎駿 #鈴木敏夫 #鳥を見た 

1_20230717230401 映画『君たちはどう生きるか』は、引退を撤回した宮崎駿10年ぶりの監督作品(原案・脚本も)。この14日に公開されたわけですが、何しろこの鳥ポスターが劇場に貼られているのみで、一切広告宣伝はなしという異例も異例の状態で初日を迎えたのです。いつものジブリ作品のように、コンビニとのタイアップだとかTV局や新聞社と組んだ露出とかもありませんし、映画館のチラシや予告編、そして公式サイトすらないという徹底ぶり。公開スクリーン数も宮崎作品の初日にしては抑えめで、それもそんなに熟れていたわけではないそうで…。鈴木敏夫プロデューサーによれば、スクリーン数は徐々に増やしていくそうですけれど大丈夫なのでしょうか?・・・とはいえ、小生が観た新宿ピカデリー(祝日午後の回)は満席でしたが…。

いや、前半はかなり地味です。戦時中だし、家の中を中心に地味な展開が続くし、子供向けではないし、キャッチ―な見せ場はないし。これだから、鈴木プロデューサーとしては、すべてを隠しておいた方が得策と思ったのではないかと思いました。少なくとも、いつものような売り方をしていたら、絶対これまでのような数字には到達しないと関係者の誰もが思ったことでしょう。

後半にはファンタジーな冒険が展開して、ビジュアル的にも「ああ、ジブリだ。宮崎駿だ」となるのですが、その部分も話が分かりにくくて、キャッチ―とは言い難いものがあります。 (以降ネタバレあり) その上、結末も「いつ決着したの?」って感じですし、ラストに至ってはあまりにあっけなくて「え???」でした。作中にも登場する吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』と作品との関わりや、なぜこのタイトルなのかも「??」ですしね。

宮崎駿さんの集大成的に、伝えたいメッセージをあれこれと盛り込んだ感がありましたが、伝わったのかなあ?(少なくとも息子の宮崎吾朗さんには伝わったのでしょうけれど…)  まあ小生をはじめ一定数の人たちは、宮崎駿の新作長編アニメーションを拝めただけで僥倖だと思えるのですけどね。それにしても鳥だらけでした。鳥を見た。

こういうオールド・スタイルの作品を作って、単純な娯楽作品ではないのに、それでもかなり多くのお客さんがやって来るってのは、宮崎駿にしかできないことです。今後どういう興行成績になるのかが気になりますね。広告宣伝費がゼロなので、売り上げは減っても収益では良い結果が出るのかも知れません。そのあたりも知りたいところです(ネット上の拡散や、報道など、他人のふんどしだけで相撲が取れるかどうかってところ)。

| | コメント (0)

2023年7月16日 (日)

湘南、いつまで続くぬかるみぞ    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対福岡 #湘南福岡 

Dsc00639
猛暑の中、平塚のレモンガススタジアムでJリーグの湘南ベルマーレ対アビスパ福岡を観戦。夜7時キックオフとはいえ、席の間隔が異様に狭いスタジアムなので、実に暑苦しかったです。新スタジアムはいつになるんでしょうかねえ。

移籍加入のキム・ミンテとディサロ燦シルヴァーノと田中聡はまだベンチ入りもせず、出場はいつっからなんでしょうかねえ? チームは危機なんですから、早くしてほしいものです。

Dsc00637
前節柏戦のドローで一応連敗が止まったものの、「勝利なし」がまだ続いているわけで、今日の一戦にかける思いが大きい湘南。オーシャンブルー(ということでしたが、むしろターコイズブルーですよね、これ)の七夕ユニフォームを着用です。

Dsc_13183_copy_768x475 久々に失点をしない前半でした(0-0)。今日はベルマーレの選手たちみんな、かなり気合が入っていて、これまでの試合と違って、良い守備から良い攻撃がずっとできていました。ただ相変わらずミスは多いですけど、それでも最悪の頃よりはずいぶん良くなりました。

Dsc_13195_copy_768x401 そして後半も試合の主導権を握り続けていましたが、どうしても点が入らず、86分に福岡のセットプレーから1点を先制されてしまい、残り時間をそのまま逃げ切られてしまいました。

堅守の試合巧者=アビスパらしい試合。まさにハチの一刺しでやられてしまった試合でした。湘南はいいサッカーができていたのに、最後の決定力が伴わずに悔しい敗戦となりました。いやー、勝てそうな展開だったんですけどねー。どこまで続くぬかるみぞ。

Dsc00642 選手たちはみんな良かったんですよ。期待も入ってたし、球際激しくデュエルしてかなり勝ってたし。攻撃の際にはいざチャンスと見るや、4-5人が一斉にゴールへ走っていくという「いい時のベルマーレの形」ができていましたもん。 結婚以来調子を崩していた舘が今日は久々に素晴らしかったし、小野瀬もクォリティの違いを見せていました(ただ、ヒールパスやトリッキーなプレイが多すぎて、味方まで欺かれていました。奥野、杉岡、大橋あたりも良い出来でした。でも右サイドに入った畑がブレーキでねえ。相変わらずバックパスばかり選択して、ぜんぜん仕掛けたり勝負したりしないんで、イライラしました(たまに良いプレイもありましたが)。畑は年々ヘタになっていく気がします。

そんなわけで、やっぱり監督が問題なんですよね。山口監督、今日も交代が遅すぎました。こんなに蒸し暑くて消耗する時期なのに、結局3人目&4人目の投入が失点してからになったり、5人目の交代がアディショナルタイムになってからになったり、とにかく機を逸して何にもならないような交代でしたから。

今年初(かな?)の花火も、上がっておりました。この花火、今日は「くらた病院」さんの提供のようでしたが、くらた病院の理事長さんときたら、試合前のスピーチで福岡サポに「(俺が話してるんだから)静かにしろ」みたいなこと言ったりして、ちょっとオレ様すぎてどうかと思っちゃいました(田中聡の苗字をど忘れしたのは緊張のせいなんでしょうけれど…)。

Dsc00634 試合前にはベルマーレU-18ガールズのニュージーランド遠征・壮行式が行われたり。U-18男子のクラブ選手権壮行式が行われたりもしました。もう、未来に夢を持つしかありませんね。

Dsc00636 ベルマーレクイーンの3人もずいぶん勝利から、勝利のダンスから遠ざかっていますね。中断明けからは勝利の女神に変身してくれることを祈念いたしております。

 

 

 

| | コメント (0)

2023年7月15日 (土)

「アイスクリームフィーバー」:カラフルでファッショナブルだが…    #アイスクリームフィーバー #千原徹也 #パルコ映画 #吉岡里帆 #松本まりか

1_20230715223501 映画『アイスクリームフィーバー』は、CMなどで活躍するアート・ディレクター・千原徹也の初監督作品。なるほどオシャレなビジュアルで、いかにもそっち方面の人が作った映画って感じになっています。

こういう「ファッショナブル」な映画を毛嫌いする人も世の中にはいますが、小生はどちらかと言えば嫌いではありません。目に美しい刺激を与えてくれるのも、映画の効用の一つですからね。ただ、あまりにも空疎なものは願い下げです。

で、本作はそれほど空疎ってわけではありませんでしたし、一方ではカラフルな映像が目の保養でした。少なくともヤンキーたちが暴力的にケンカしまくる映画よりも、観ていて気分の良いものでした。衣装や美術の色彩の美しさ(アイスクリーム店のユニフォームの黄色いポロシャツ!)は、本当に心のビタミンでした。女性たちのたたずまいや動きも同様です。衣装もいいしね。

しかし、最終的に心を打つ映画とまではなっておりません。主要登場人物5人の心の内がほとんどわからない。こういう境遇のこういう人物ですよという設定だけで満足してしまって、それ以上の人物の肉付けができていないのです。吉岡里帆がああしたって、松本まりかがこうしたって、「ふーん、なるほど。だから何?」って感じなのです。

でも吉岡さんをたっぷり見られたのは良かったし、松本まりかがしっかりした女優であることを再確認できたし、モトーラちゃんは「ずいぶん大人になったねえ」だし、詩羽のヘアとメイクからは目が離せませんでした。

PARCO配給の映画だってことを千原監督が意識したのでしょう、作中に渋谷パルコの外観が映りますし、アゲハチョウがひらひら舞って来ます(アゲハチョウのモチーフはスケボーなどにも)。本編の前につくPARCOのオープニング・クレジットを意識した感じですね。

| | コメント (0)

2023年7月14日 (金)

「遺灰は語る」:うーん…こういう映画もある    #遺灰は語る #パオロタヴィアーニ #タヴィアーニ兄弟     

1-1_20230713224001 映画『遺灰は語る』は、あのタヴィアーニ兄弟の弟=パオロ・タヴィアーニが兄の死後初めて単独で監督した作品。ただ、もともと大江戸はタヴィアーニ兄弟の作品って、巷の評価ほどには好きじゃないんですよねー。『父/パードレ・パドローネ』『サン★ロレンツォの夜』『グッドモーニング・バビロン!』など、どれも特段の素晴らしさを感じたりしないのです。

だから、兄弟のバランスが崩れ、しかもパオロも90歳を超えた本作はもっとダメで、かなり眠気と戦う90分となっておりました。モノクロの映像は上等ですし、終盤に差し込まれるカラー映像も美しく品位のあるものです。でも、肌が合わないんでしょうね。大江戸には面白さ、良さがわかりませんでした。コメディータッチだってのもわかるのですが、これがほとんど笑えないという…。

本体の物語があっけなく終わって、その後に(カラー映像になって)短編小説を20分程度の短編映画にしたもの(『針』)がつくのですが、これもまたよくわからない話。それ以上に、この構成に???

まあいろいろ観てると、「こういう映画もあるさ」と割り切って次に進まなきゃいけない作品もあります。そういう作品なのでした。

| | コメント (0)

なでしこジャパン、壮行試合に完勝    #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #日本対パナマ #女子サッカーワールドカップ #北村菜々美

仙台で行われたサッカー女子日本代表のW杯壮行試合、日本対パナマをTV観戦。直近のFIFAランキングでは日本が11位、パナマが52位。その差がきっちり出た5-0の勝利となりました。まあ、本番前に景気づけができて良かったです。

清水の1点目が決まったのが33分とけっこう手こずりましたが、終始圧倒的に日本のペースのワンサイド・ゲーム。もっと点が取れたよなあって感じでもありました。収穫もいくつもあったし。

例えば、3バックの右で先発した浦和の石川璃音が特に問題なく使えたこと(でも、ピンチらしいピンチのない試合だったのは割引かないといけませんが)。藤野あおばが代表初得点を決めて、本番に弾みをつけたこと。エース長谷川唯がやっぱりうまかったこと=あの日本2点目のシュートのうまさ! などなど。

1点目:清水、2点目:長谷川、3点目:藤野、4点目:長谷川 とベレーザ出身(藤野は在籍中)の選手ばかりが得点していて、後半から出場の植木理子が「何としても自分で決める!」って感じで強引なシュートを打ちまくっていましたが、決めることはできず。結局、浦和の南萌香が5点目となりました。

まあ、相手が弱すぎたわけですが、長谷川唯、長野風花のダブルボランチは澤&宮間を(少なくとも技術では)上回り、史上最強でしょうね。ワールドカップに期待が持てます。それはいいのですが、マスコミが例によって「優勝をめざす」的な事ばかりいうのがイヤですね。何の根拠もなく、強がりと勢いだけで言ってるんだもん、女子の試合をほとんど見てないだろうに。今の実力と世界の強豪の情勢を見れば、まずはベスト8に残ること。準決勝に残れたら大成功とわかるはずなんですけどね。ただ、選手たちが高めの目標として「優勝」と言うのはかまいませんけど。

何にしても、ようやく昨日NHKが放映権を獲得して、日本のワールドカップ全試合が地上波およびBS-1で見られるようになったのは、喜ばしいことです。世界で一番最後まで引っ張ってようやく決まったのですから、理不尽に強気だったFIFAもある程度は折れたのでしょう。あとは開幕を待つのみ。ただ今回の代表23人は割と順当な選考でしたし、岩淵が落ちたのもここ1年のパフォーマンスを見れば納得できるものです。でも小生のごひいきの北村菜々美さんが入らなかったことはやはり残念で、事あるごとに胸が少しだけ痛むのです。パワフルに走りまくって、激しくプレスをかけて奪い取るプレイを求める池田監督ですから、なかなか北村は難しいのです。彼女とポジションの重なる左ウイングバックで選ばれたのは、遠藤純と清家貴子=ガタイが良くてパワフルで得点力がある。まあ、しょうがないですね。でも4年後には成長した北村が、きっとやってくれますよ! 今から2027年が楽しみな大江戸なのでした。

| | コメント (0)

2023年7月13日 (木)

「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」:笑うに笑えない    #探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 #片山慎三 #内田栄治 #歌舞伎町映画

1_20230713214701 映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、『ミッドナイト・スワン』の内田栄治と『さがす』の片山慎三が3エピソードずつを監督した分業作品。エピソードごとに片山→内田→片山→内田→片山→内田という順番になっております。

変な作品です。企画意図としてはもっと軽く楽しめるヘンテココメディーを狙っていたのではないかと想像するのですが、完成品は結構重くて、あまり笑えない、ただ珍妙な作品でした。やっぱりこの二人が監督してるので、妙にアクが強くて、えぐ味があって、暗くて、笑うに笑えないんですよね。

(以降少々ネタバレあり) 6エピソードの中では、(宇宙人がらみの)本筋があまり面白くないもんで、本筋に関係ない脇筋をふくまらせた3話『鏡の向こう』と5話『姉妹の秘密』が面白かったです。どちらも片山監督の方です。どのエピソードも歌舞伎町を舞台に勝手な事をしているだけなんですけど、より勝手な事をしたエピソードの方が面白かったってことですね。

残念ですが、伊藤沙莉も竹野内豊も宇野祥平も生きませんでした。それぞれ、いつもの良さが出せませんでした。なぜなんだろう? そもそもこれだけ歌舞伎町を撮っておきながら、歌舞伎町ならではの味も出せませんでした。なぜなんだろう? 考えられるのは、やっぱり監督というのは一人でやった方がいいってことかも知れませんねえ。

でも、どう考えても「生涯で一番悲惨な日」ってほどのことはないんですよね。何なんだろう、このタイトル?

| | コメント (0)

2023年7月12日 (水)

甲府、13人目までのPK戦で劇的勝利!    #ヴァンフォーレ甲府 #湘南ベルマーレ #鹿島対甲府 #鹿島甲府 #ピーケー戦 

今晩はサッカー天皇杯の3回戦が各地で行われましたが、湘南ベルマーレの試合(vs.ファジアーノ岡山)はTV放映やネット中継がなかったので、しょうがないからNHK-BS1で中継していたヴァンフォーレ甲府vs.鹿島アントラーズを見ておりました。

いやー、これがすごい試合でありました。そもそもが前回優勝のヴァンフォーレ対伝統の王者アントラーズなのですが、展開の方も拮抗して・・・むしろ甲府の方が多くのチャンスを作り出しておりました。しかしいくら好機を作っても決めきれないという、まるでどこかのチームのような(いや、どことは言いませんが)決定力のなさ。それでもやっとこさ先制したと思ったら、その後同点にされて、結局1-1で延長戦に入ります。

この延長戦でも、かなりオープンな展開でどちらにも勝機があったのですが、得点には至らず、ついにPK戦へ。この蒸し暑い中、最後までけっこうな運動量とプレイの質を確保できていたのは、両チームともあっぱれでした。

そしてこのPK戦がすごかった! なんと13人目まで(両チーム合わせれば26人目)行ったんです! しかも鹿島先攻で、甲府GK渋谷が二度にわたって止めたのですが、その後の甲府のキックを二度とも鹿島GK沖が止めるという、「なんだよ、しつけーな!」な粘っこい展開。11人一巡して(両GKもきっちり決めて)、2巡目に入り、ようやく13人目で鹿島の樋口(1巡目でも止められていた)が枠外に外してしまい、一方の甲府はきっちり決めてようやく決着。いやー、終始ヴァンフォーレを応援していた判官びいきの大江戸としてもホッとしました。鹿島は2年連続でJ2甲府に天皇杯での敗北となりました。

結局3時間以上もTVを見続けちゃいましたよー。でも密度の密度の濃い、良い試合でした。おめでとうヴァンフォーレ! 今日は湘南も2-0で勝ったので、お互い次も勝って、準々決勝以降のどこかでお会いした時にはよろしく(勝ちますけどね)!

(追記) 鹿島のエース、鈴木優磨はキーパー沖よりも後の11人目(最後)に蹴りました。彼は先月の湘南戦で、PKをソン・ボムグンに止められ、蹴り直しとなったキックもまた止められたのがトラウマになっているのでしょうか? それにしても、鈴木優磨っていつもユニフォームのパンツの裾を上に上げて極端に短くしてますけど、今日なんかアウェイの白ユニでアレをやるもんだから、ほとんどオムツにしか見えませんでした。どうなんでしょうね?

| | コメント (0)

2023年7月11日 (火)

「1秒先の彼」:男女逆転    #1秒先の彼 #1秒先の彼女 #山下敦弘 #宮藤官九郎

1_20230711225501 映画『1秒先の彼』は、2020年の台湾映画『1秒先の彼女』の日本版リメイク。脚本は宮藤官九郎、監督は山下敦弘。主演の男女の役柄と性格付けを逆転させてのリメイクです。

(『1秒先の彼女』のレビューはこちら ↓ )

「1秒先の彼女」:松竹映画的な垢抜けなさ   #1秒先の彼女 #台湾映画 #時間SF: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

台湾版をそれほどは気に入らなかった大江戸ですが、日本版の方も、いやむしろこちらの方が気に入りませんでした。だって、演出がやけにもたついていて、中盤以降「早くこのカット終われ」とじりじりしちゃうことしきり。山下敦弘ともあろう人が、なんでこんなにテンポが悪くなってしまったのか不思議です。オリジナル作と同じように、前半が彼の視点パート、後半が彼女の視点パートになって、同じ場面が繰り返されるのですが、普通そういうときには省略を多用するものです。一回見ているやり取りなので、二回目には省略しても観客がわかるからです。なのに、本作ではあんまり省略しないので、長ったらしい感じがしてしまうのです。

(以降ネタバレあり) 人々が静止している世界の場面の絵作りなどは台湾版の方が良かったかな。それと、この静止の理由をはじめ、いろいろ疑問点がありますよね。人々が止まっていたのに、花火大会っていつ行われたの??とか…。

笑福亭笑瓶(本年急逝)さんがラジオのDJ役&写真館主の役で出演しておりました。合掌。

| | コメント (0)

2023年7月10日 (月)

「カード・カウンター」:実にシュレイダー的だが…    #カードカウンター #ポールシュレイダー #オスカーアイザック #クリスト

1_20230710222501 映画『カード・カウンター』はポール・シュレイダー脚本・監督、製作総指揮にマーティン・スコセッシが名を連ねているという、質の高さが予想される作品。実際、往年の「映画らしい映画」の雰囲気と品(ひん)にあふれています。

やはり、と言うべきか、陰のある主人公(オスカー・アイザック)がトラウマと狂気を抱えています。それは戦争の生んだ負の部分であり、人間の暗部でもあるというあたり、まさにシュレイダーですね。

オスカー・アイザックが好演です。この陰のある孤独と狂気が人間の弱さとともに、じわじわと、不穏さを高めていくのです。

でも、面白さは今一つ。やはり『タクシー・ドライバー』『ローリング・サンダー』など’70年代後半のシュレイダー作品のような爆発的なクライマックスがないことも弱点です。品はあるけどエグくない、そういう意味では年相応に「枯れちゃった」のかも知れませんね(シュレイダーは現在76歳)。こういうハリウッド映画らしい作品を応援したい気持ちはすごくあるので、残念なのですが…。

主人公がモーテルの部屋に入るや、机や椅子やスタンドライトを白い布で梱包してしまうのですが(トラウマのせいで)、大江戸は「クリストかよっ!」って思っちゃいました。

| | コメント (0)

2023年7月 9日 (日)

国立競技場でJ2首位攻防戦!    #町田ゼルビア対東京ヴェルディ #町田東京V #国立競技場 #湘南ベルマーレ

Dsc_13283_copy_872x576 J2の試合が新国立競技場で開かれるのは初めてのことです。現在首位の町田が2位ヴェルディを迎えてのホームゲームという形で行われた町田ゼルビア対東京ヴェルディのJ2首位攻防戦。Jリーグが1万人無料招待をしてまして、当選1名につきQRチケット2枚なので、ご厚意により分けていただき生観戦しました。大江戸は、ベレーザのご縁がありますので、ヴェルディ側(バックスタンドのはしの方)での観戦。J2を見るのは久々です。なにしろベルマーレが最後にJ2だったのは、2017年だったもんで(今は最下位だけど、今期も落ちないと信じております)。

Dsc_1327_copy_1024x576 18時キックオフだったので、試合前にはまだ明るい中、炎や花火を派手に使った演出がありました。

Dsc_13333_copy_953x576 この炎がすごくて、火柱がぶおっと上がると、その瞬間熱波が来るのです。かなり離れているのに、熱さが感じられるのです。いやー、炎ってすさまじいですね。

Dsc_13372_copy_1024x576 当初は最上階にあたる第3層には観客を入れてなかったのですが、2層がいっぱいになったので、試合前には3層も部分的に開放していました。なお、この試合の観客数は38,402人でした。すごいですねー。

Dsc_13303_copy_958x576 1位と2位の対決にとどまらず、ゼルビアとヴェルディは小田急線と京王線の対決の様相も呈しております。さらに、よく考えると東京ダービーでもあるんですよね。町田って「神奈川感」が強いので、ともすれば気がつきません。

Dsc_13342_copy_1022x576 それにしても、ヴェルディのゴール裏サポーターが人数、熱量、声量ともにすごかったです。これならいつJ1に戻っても大丈夫って感じでした。なーんだ、こんなにいるんだったら、ベレーザの試合にももう少し来てくれてもいいのに…。

Dsc_13353_copy_1024x545 それにしても面白い試合でした! 町田が開始2分で先制、38分にも加点し、2-0で折り返します。ヴェルディの中盤の守備が機能せず、自由にドリブルで前へ運ばせ過ぎてました。 

Dsc_13354_copy_984x576 しかしその後は堅守でカウンター狙いのゼルビアと、パスでビルドアップしていくヴェルディというはっきりとした色合いが出て、むしろヴェルディが多くのチャンスを作っていきます。そして73分と83分に染野のヘッド×2発でヴェルディが同点に! そのままイケイケで逆転しそうな空気も出ていたヴェルディでしたが、結局2-2のドロー。途中からかなりオープンな展開になったりもして、サッカーの面白さにあふれた好ゲームでした。

Dsc_13364_copy_1024x572 試合終了と同時に両チームとも半数ぐらいの選手がピッチに倒れこみました。蒸し暑い中、それぐらいタフな試合でした。両軍には惜しみない拍手が送られておりました。大観客にいい試合を見せられて、勝負企画として大成功しましたね。

Dsc_13313_copy_971x576 ハーフタイムには結構暗くなったので、後半開始前の炎や花火の演出はなかなか見事でしたね。Dsc_1329_copy_1024x576

Dsc_13284_copy_953x576 場内が暗転したタイミングだったので、ヴェルディ側ではかなりの数の緑ライトもついておりました。

 

Dsc_13373_copy_874x576 今度9月には、われらが湘南ベルマーレが30周年記念として、ここ国立競技場でホームゲーム(対川崎)をやるんですよね。なんとかそこまでに調子を上げて、いい試合を(願わくは勝利を!)見せてもらいたいものです。

| | コメント (0)

2023年7月 8日 (土)

「山女」:山田杏奈を見る映画    #山女 #福永壮志 #山田杏奈

1_20230708222301 映画『山女』は、アメリカで映画修行・活動をしてきた福永壮志が、『遠野物語』から着想を得たオリジナル・ストーリーを描きます(福永監督との共同脚本は、NHK朝ドラ『らんまん』の長田育恵)。

時代もはっきりしないような神話的な田舎での、神話的物語。しかしそれが、かなり現代日本にシンクロしてくるのです。村社会、差別、搾取、男尊女卑、いじめ などなど。国際的な視座から現代日本を照射した映画なのだと思います。映像も音楽も衣裳も演出も、それぞれが上質です。

でもそれもこれも、主演の山女=山田杏奈の前では吹っ飛んでしまいます。いやー、こんなにいい女優でしたっけというぐらい圧倒的なたたずまい。その目、その表情、その立ち姿から目が離せません。彼女が入っている画面は、明らかに彼女のいない画面よりも上質な緊張感と映画的なコクに満ちているのです。泥だらけになって体臭さえも漂って来そうな役柄を、演技ではなく「素(す)」の人間力でスクリーンに出現させてくれています。大したもんです。完全に役者として一皮むけましたね。でもこれが「主演女優賞」かというと、何か違う気がするんですよね。「演技」とは違う何か…

映画としても、もっと良いものにできたかも知れないという思いがあります。でも、山田杏奈の姿を目に焼きつけるだけでいいんじゃなかろうか、そんな気がする作品なのでした。

 

 

| | コメント (0)

2023年7月 7日 (金)

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト

Dsc_13242_copy_768x1365 銀座2丁目のティファニー銀座本店がずっと工事してるなあと思っておりましたが、本日通りかかったら、ちょうど今日リニューアルオープンだったのです。

いや、スゴイ! ゴイスー! 外壁全面が花の絵で覆われています。

Dsc_13252_copy_768x432 この花の絵は、この色彩とタッチは、どう見てもダミアン・ハーストです。昨年、国立新美術館で桜の絵の展覧会を行ったダミアン・ハーストです。

Dsc_13263_copy_768x432 (展覧会のレビューはこちら ↓ )

「ダミアン・ハースト 桜」@国立新美術館    #ダミアンハースト #ダミアンハースト桜 #国立新美術館: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_1327_copy_768x432 でもなぜか(現時点では)ネットで探しても、ダミアン・ハーストのことも、この絵のことも何も出て来ません。謎です。

 

Dsc_13282_copy_768x1365 それにしても華麗なインパクトでした。道の向こうから見ると、実にキレイです。従来のティファニーっぽくはないのですけれど、まあ、世の中変わっていくものですからね。

 

(追記) その後しばらくして通りかかったら、この壁面アートが2階ぐらいまでしかなくなっていました。そのレポートはこちら↓

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

| | コメント (0)

七夕のおもしろ短冊    #七夕の短冊 #七夕のおもしろ短冊 

Dsc_13303_copy_600x944 恒例の七夕企画。味わい深い短冊のご紹介です。

 

「兄がちゃんとした人間になりますように」  深いです。何も言えません。

 

 

Dsc_13313_copy_594x1067 「体毛がうすくなりますように」  切実なこととお察しいたします。願いがかなうといいですね。

 

 

Dsc_13333_copy_572x1067 「ははがしゃちくだっきゃく!!!」  母が社畜脱却!!!ですね。お母さん、ブラック企業にお勤めなんですね。脱却できるといいですね。

 

 

Dsc_13284_copy_600x1052 「エビたべる」  これは願い事なのでしょうか? 宣言のような気がいたします。食べてください。

 

 

Dsc_13236_copy_543x1067 「ユニクロの服を作る人が(店頭の人も)まともな労働環境で働けますように」  この最後の1枚、実は某所のユニクロ大型店の笹にぶら下がってました。いいんでしょうか? うーむ。

 

 

はい、こんな具合。 今年もやっぱりジワってくれました。

 

| | コメント (0)

2023年7月 6日 (木)

最近のグミ事情    #グミ #明治果汁グミ #果汁グミやさしい小粒 #果汁グミ弾力プラス #ブーストバイツ #水グミ #ピュレグミ夏色パインソーダ味

Dsc_1312_copy_600x1067 大江戸の中では久しぶりに、グミがマイブームです。十数年ぶりかも知れないってぐらい久しぶりです。WEリーグの日テレ東京ヴェルディベレーザのホームゲームに行くと、この明治『果汁グミ』シリーズをプレゼントで無料配布していることが多かったこともあり、久々のグミ熱に火がついたってわけです(弱火ですけどね)。

まずは定番中の定番、元祖・明治『果汁グミ』。ぶどう果汁100%(生果汁換算比)です。最近はパッケージの右上隅に「かみごたえチャート」が出ているのですが、これは2です。ややソフト寄りで、日本のグミのスタンダードといった食感。間違いのないおいしさであります。

 

Dsc_12122_copy_450x546 同シリーズで、『果汁グミ やさしい小粒』。写真で分かると思いますが、一粒一粒がかなり小さいのです。グミ的なサイズではないのです。そこが面白い。けど、物足りないというか、さすがに小さすぎるのでは?

Dsc_1213_copy_800x450_1 かみごたえチャートの目盛りは1。めっちゃ軟らかいはずなのですが、そこまで軟らかい気はしませんでした。小さい粒なので、そう感じるのでしょうかねえ。

 

Dsc_1313_copy_600x1067 そして『果汁グミ 弾力プラス』。3つともぶどう味ってのが、ぶどう好きの大江戸にとっては嬉しいところ(でもぶどう味しか置いてなかったのです)。3種類とも、ベレーザ戦でもらったものです。気前がいいぞ。

こちらはかみごたえチャート4(最高は5)だったのですが、単に硬いのではない強力な弾力が実に面白い! 他に例を見ない不思議な食感でした。弾力って、口の中でこんなに楽しく魅力的なものなんですね。

 

Dsc_13023_copy_600x888 同じく明治から趣向を替えまして、『ブーストバイツ』(エナジードリンク味)。「超ハード食感」「噛むコンディショニンググミ」などといったコピーが書いてあります。かみごたえチャートは、当然5。

いやー、えらいハードなかみごたえでありました。極端に硬いトッポギというか、その硬さ、噛み切れなさ感は、ハリボーなど海外のグミを思わせるものであります。そして確かにエナジードリンクの味。ローヤルゼリー、カフェイン、ビタミンB1,B6,B12も含んでいて、噛む効果と合わせて眠気撃退のグミなのでしょう。

 

と、ここで方向転換して、やわらかいグミ。

Dsc_13175_copy_411x552

UHA味覚糖の『水グミ』。昔の女優さんで、水野久美という方がいましたね。そんなお名前。 「透き通る果実感」「「スーパークリア製法」と書いてあります。白系の半透明だけど、巨峰味です。

いや、これは確かに軟らかい。ぷるぷるゆるゆるです。夏の和菓子系のゆるぷるな感じです。そこに巨峰味が爽やか。どんどん食べ進んじゃう感じです。いいね。これ、みかん味もあるみたい。

 

Dsc_1324_copy_1024x5762 そして最後にまた系統を替えて、カンロ『ピュレグミ』の「夏色パインソーダ味」。コラーゲン&ビタミンC入りです。ピュレグミの特徴であるザラザラしたすっぱいパウダーも表面についてます。甘ずっぱさ全開です。そして、パイナップルの味と香りが夏に最強です。リゾート気分です(あくまでも気分だけね)。やや硬めで、ゼリーみたいな食感なのです。

 

久々にまとめて接したグミ界は、王道を貫くものもあれば、新たなチャレンジもあるという中、充実したバリエーションがしのぎを削っていることを認識いたしました。やっぱいいですよね、グミ。

| | コメント (0)

2023年7月 5日 (水)

「テリファー 終わらない惨劇」:残酷グロ描写の頂点    #テリファー #テリファー終わらない惨劇 #アートザクラウン 

1-1_20230705221401 映画『テリファー 終わらない惨劇』を観てしまいましたよ。あの「全米が吐いた。」というキャッチコピーが笑える超問題作です。残虐さのあまりR-18+(成人)指定になっております。

これって、しばらく前に限定公開された『テリファー』の続編で、原題は“Terrifier 2”。だけど、日本では(限定公開はほとんど人目に触れていないだけに)これが初お目見えみたいなものなので、「2」とか続編臭を出さないようにしているのでしょうね。てか、そもそも「テリファー」じゃなくて「テリファイアー」でしょ。Terrify(怖がらせる)する人なんだから。どうせ「日本人にはテリファイアーって言いにくいから、簡単なテリファーにした」とかいう変な理屈なんでしょうけど、同じだよっ! 同じなんだから、正しい方で表記してくれよ!と思う大江戸なのでした。

アート・ザ・クラウンが今後ジェイソンやフレディやレザーフェイスのようなホラー・アイコンになっていきそうだと思ったので、それなら一応押さえておかなきゃいかんかなと観てみた次第。字幕だと“clown”のことを「ピエロ」と訳していましたけど、本当はクラウンは「道化師」なんだけどなー。いまだに日本では「クラウン」ではなく「ピエロ」と言わないとわからないのだなあと嘆いたのでありました(ピエロは泣き顔の道化師で、涙メイクがある悲しいキャラなのです)。

そういうことはさておき、いやあ振り切ってますね。プロットなんてほぼなくて、ひたすら残酷な人体損壊ショーが続きます。この手の作品に耐性がない人だと、キツイと思います。でも監督がCGではなく作り物のVFXにこだわってくれたおかげで、あまりリアルじゃなくて助かったとも言えます。常軌を逸したグロ描写が多いのですが、リアルではなく作り物に見えるのでそんなに怖くないし、吐かなくて済むのです。(でもエンドロールの途中にダメ押しグロがありまして、いやな気分で劇場を後にできます。)

夢か現(うつつ)かみたいな場面が多いし、道化師メイクの少女って何なの?とか疑問もいっぱいあります。まあ、でもそんなことはどうでもいい映画なんでしょうねえ。ある意味無敵です。その上、演出はドヘタです。 それにしても2時間18分もあるって、この手の作品の掟破りです。なんでそんなに長いの? バカじゃないの?

| | コメント (0)

2023年7月 4日 (火)

「アシスタント」:静かな怒り    #アシスタント #映画アシスタント #キティグリーン #MeToo

1_20230704230001 映画『アシスタント』は、#MeToo運動に連なる問題提起映画。アメリカで#MeToo運動に火がついたのが2017年、本作のアメリカ公開は2019年、そして今2023年の日本公開。

勇気ある映画、使命感に燃えた映画です。そして静謐な映画です。ただ静けさの中に、沸々とした怒りが感じられます。主人公は映画会社の新人アシスタントなのですが、その長時間オフィスワークに降りかかってくる理不尽さやハラスメントの雨あられ。それを静かに淡々と、日常の積み重ねとして描きます。その語り口が見事です。

まさに、あのハーヴェイ・ワインスタインがモデルなのでしょう。姿を見せない「会長」の圧力が、会社のみんなを呪縛としてがんじがらめにしています。いわば組織ぐるみで「凡庸な悪」が行われている日常なのです。そこで生き残るためには自分も「そっちの人間」にならざるを得ないという息苦しさ。勇気を持った行動が静かに打ち砕かれる様子など、観ているのがなかなか辛い作品でした。

ドキュメンタリー出身のキティ・グリーン監督(脚本も)の静かな怒りが、音のない静かな画面に緊張感を持続させます。その個性や演出法が、少なくとも本作にはピタリとはまりました。それにしてもキティ・グリーンって、…「緑にゃんこ」ですよ。変な名前。

ジュリア・ガーナー演じる主人公が、常に同じダスティ・ピンクのハイネックセーターなのです。同じのたくさん持ってるんですかね? スティーヴ・ジョブズ?

| | コメント (0)

2023年7月 3日 (月)

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ー決戦ー』:ケンカ場面が超長い!    #東京リベンジャーズ #映画東リベ2 #東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 

1_20230703210801 映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ー決戦ー』は、続編2部作の後編。

(前編のレビューはこちら ↓ )

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命ー」:もの足りない前編    #東京リベンジャーズ #東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

でも前編が91分、後編が96分、合計3時間7分なので、2時間ちょっとの映画にできたはずなんです。ま、商売上の理由で2部作にしたのでしょうね。2時間ちょっとにできたという理由は、あまりにもケンカ(決戦?)場面が長いから。印象としては、後編の2/3ぐらいがケンカだったんではないか?ってぐらい、変わり映えのしないケンカ場面が延々と続きます。さすがに飽きました。

あんなに長々とハードな殴る蹴るを繰り返していたら、いくら若くたって疲弊し尽して、その上骨折だらけになって、なんなら内臓破裂や脳震盪なども加わって、大変なことになりますよ。死屍累々というか、そこら中に倒れた奴らが転がってるはずなのに、最後までみんな元気に戦い続けてるし…。ファンタジーですねえ。良い子はマネしちゃダメですよ。

あと、セリフのある女性の登場人物は今田美桜だけ。すごい世界ですねえ。

(例外はいるけど)アラサーの役者たちが高校生を演じるという日本のヤンキー映画の伝統に忠実とはいえ、さすがにもうこれ以上はキツイでしょう。でもまだまだ「つづく」みたいな終わり方ではありましたけどね。

| | コメント (0)

2023年7月 2日 (日)

「リトル・マーメイド」:ポリティカリー・コレクトネスの現在形    #リトルマーメイド #ポリティカリーコレクトネス #ロブマーシャル #ハリーベイリー #キングベル一世

1_20230702225501 映画『リトル・マーメイド』は、あのディズニーアニメの実写化。字幕版で観ました。確かに海の中のグレート・ネイチャー的CGなど、良くできております。

そしてアフリカ系女優をアリエル役に起用したということで、ディズニーとしても新時代に大きな一歩を踏み出したわけです。彼女のみならず海の中の人魚たちが、白いのもいれば浅黒いのもいれば黄色系のもいるといった具合に、全方位的に配慮した構成(八方美人?)となっています。まあ意義深いことかも知れませんが、少しやり過ぎのような気もいたします。ポリティカリー・コレクトネスを貫くのもなかなか大変ですね。

映画自体は今一つ。暗過ぎてよく見えない映像も難ありですし、ロブ・マーシャル監督の演出力のなさがバレちゃってます。『シカゴ』はまあまあ(それもボブ・フォッシーのミュージカルに助けられた部分が大きい)でしたけど、あとはみんな凡作ですもんねえ。

でもとにかくハリー・ベイリー(アリエル)の歌唱力がスゴイので、救われてます。お見事な歌でした。

Kingbell それはそうと、ハビエル・バルデム演じる海の王様(トリトン)が、三叉の鉾を持ってる姿がほとんどキングベル1世(湘南ベルマーレのマスコット)でした。いや、むしろアクアマンでしょうかね。

| | コメント (0)

2023年7月 1日 (土)

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」:あの世界が復活!    #インディジョーンズと運命のダイヤル #インディジョーンズ #ジェームズマンゴールド #ハリソンフォード #戸田奈津子

1_20230702000201 映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、『クリスタル・スカルの王国』(2008年)以来15年ぶりのシリーズ第5作。80歳のハリソン・フォードが堂々の主演! 監督はスピルバーグからジェームズ・マンゴールドにバトンタッチしました。

ああ、ハリソンのジョーンズ博士が出てきて、あのテーマ曲が流れれば、もう『インディ・ジョーンズ』の世界です。ジェームズ・マンゴールドはとにかくその世界の再現をしっかりやり遂げました。情報がなければ、スピルバーグが撮ったと言われても信じてしまいそうです。それぐらいシリーズをよく勉強して、画角からカメラの動かし方から照明の当て方まで、映像的にもきっちり再現しています。

もちろん、鞭や肉体を駆使したアクションもインディ・ジョーンズ流。人間の生身の肉体が苦労しながら走ったり、痛い目に遭ったり、滑ったり転んだりするアクションです。パレードから地下鉄へと続く乗馬アクションなんて、サイコーでした。モロッコでのカーチェイスも、いかにもインディ・シリーズで、良かったです。

でも2時間34分もかけなくてもいいのにね。さすがに中だるみがありました。それと、インディと「喧嘩友達」的バディを組む女優さんの顔と体がやけに長くて…。あまり魅力を感じないというか、むしろイラっとさせられることが多かったです。この人、額のあざ(に見えました)を隠そうともせず堂々と出していて、「うーん、映画の世界もいろいろ変化しておりますね」と思った次第。

(以降少々ネタバレあり) 冒頭、ハリソン・フォードの顔がやけにつるんと若くて、つまりCG処理を行っているわけですが、その後は年齢を重ねたインディを演じて、時々味わい深いものが漂います。そうはいってもアクションはできるし、並の80歳ではありませんけどね。そしてラストには「あの人」も出てくるので、感慨深いものがありました。

(以降ネタバレあり) 終盤になかなかのトンデモ展開が待っているのですが、『クリスタル・スカル』といい本作といい、「そういうことうやらない方がいいのにねえ」と思いました。荒唐無稽の方向性が違う。『テルマエ・ロマエ』かよっ!

それはそうと、この「絵」のポスター。懐かしい感じですね。’70年代あたりまでは絵のポスターの方がむしろ上等な作品でして、テニエルなんて名人がいたものです。 あ、それと最後に「日本語字幕 戸田奈津子」と出て来ましたけど、今は年に1-2本、厳選した仕事だけをやってるみたいですね。『インディ・ジョーンズ』の新作とあらば、やらぬわけにはいかないですもんね。

 

| | コメント (3)

« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »