「アイスクリームフィーバー」:カラフルでファッショナブルだが… #アイスクリームフィーバー #千原徹也 #パルコ映画 #吉岡里帆 #松本まりか
映画『アイスクリームフィーバー』は、CMなどで活躍するアート・ディレクター・千原徹也の初監督作品。なるほどオシャレなビジュアルで、いかにもそっち方面の人が作った映画って感じになっています。
こういう「ファッショナブル」な映画を毛嫌いする人も世の中にはいますが、小生はどちらかと言えば嫌いではありません。目に美しい刺激を与えてくれるのも、映画の効用の一つですからね。ただ、あまりにも空疎なものは願い下げです。
で、本作はそれほど空疎ってわけではありませんでしたし、一方ではカラフルな映像が目の保養でした。少なくともヤンキーたちが暴力的にケンカしまくる映画よりも、観ていて気分の良いものでした。衣装や美術の色彩の美しさ(アイスクリーム店のユニフォームの黄色いポロシャツ!)は、本当に心のビタミンでした。女性たちのたたずまいや動きも同様です。衣装もいいしね。
しかし、最終的に心を打つ映画とまではなっておりません。主要登場人物5人の心の内がほとんどわからない。こういう境遇のこういう人物ですよという設定だけで満足してしまって、それ以上の人物の肉付けができていないのです。吉岡里帆がああしたって、松本まりかがこうしたって、「ふーん、なるほど。だから何?」って感じなのです。
でも吉岡さんをたっぷり見られたのは良かったし、松本まりかがしっかりした女優であることを再確認できたし、モトーラちゃんは「ずいぶん大人になったねえ」だし、詩羽のヘアとメイクからは目が離せませんでした。
PARCO配給の映画だってことを千原監督が意識したのでしょう、作中に渋谷パルコの外観が映りますし、アゲハチョウがひらひら舞って来ます(アゲハチョウのモチーフはスケボーなどにも)。本編の前につくPARCOのオープニング・クレジットを意識した感じですね。
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