「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」:笑うに笑えない #探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 #片山慎三 #内田栄治 #歌舞伎町映画
映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、『ミッドナイト・スワン』の内田栄治と『さがす』の片山慎三が3エピソードずつを監督した分業作品。エピソードごとに片山→内田→片山→内田→片山→内田という順番になっております。
変な作品です。企画意図としてはもっと軽く楽しめるヘンテココメディーを狙っていたのではないかと想像するのですが、完成品は結構重くて、あまり笑えない、ただ珍妙な作品でした。やっぱりこの二人が監督してるので、妙にアクが強くて、えぐ味があって、暗くて、笑うに笑えないんですよね。
(以降少々ネタバレあり) 6エピソードの中では、(宇宙人がらみの)本筋があまり面白くないもんで、本筋に関係ない脇筋をふくまらせた3話『鏡の向こう』と5話『姉妹の秘密』が面白かったです。どちらも片山監督の方です。どのエピソードも歌舞伎町を舞台に勝手な事をしているだけなんですけど、より勝手な事をしたエピソードの方が面白かったってことですね。
残念ですが、伊藤沙莉も竹野内豊も宇野祥平も生きませんでした。それぞれ、いつもの良さが出せませんでした。なぜなんだろう? そもそもこれだけ歌舞伎町を撮っておきながら、歌舞伎町ならではの味も出せませんでした。なぜなんだろう? 考えられるのは、やっぱり監督というのは一人でやった方がいいってことかも知れませんねえ。
でも、どう考えても「生涯で一番悲惨な日」ってほどのことはないんですよね。何なんだろう、このタイトル?
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