「キングダム エクソダス<脱出>」:5時間19分の変な話 #キングダムエクソダス #エクソダス脱出 #外国映画キングダム #ラースフォントリアー
映画『キングダム エクソダス<脱出>」は、1990年代にテレビシリーズとして作られたラース・フォン・トリアー監督作品。当時はシーズン1(’94)、シーズン2('97)の計8話だったそうで、噂には名高かったものの大江戸は全く未見です。
てなわけで、今回25年ぶりの続編(一応完結編ということになってます)が作られたのですが、5話で5時間19分! ただ、こちとら近年でも『ハッピーアワー』(2015年・5時間17分)とか、『サタンタンゴ』(2019年公開・7時間18分)とか、『水俣曼荼羅』(2021年・6時間12分)とか、長―い映画もしっかり観てるんで、こわくないんでい! ただ、本作の公開に合わせて、『キングダム』シーズン1(4時間43分)、シーズン2(4時間58分)も劇場公開されております。「3部作、怒涛の15時間超、最初で最後の一挙公開。」ってことなんですけど、これにはさすがに恐れをなして、「まあ『エクソダス』だけでいいや」と日和った大江戸でございます。
TV版(9話~13話)をつなぎ合わせたもので、1話分ずつタイトルやエンドロールも出て来ます。最後には必ずラース・フォン・トリアーの語りで、「善も悪もあることを心得よ。」と締めます。各話のラスト近くには必ず主人公の医師が「デンマーク人はクズだ!」と叫びます。
そのようなお約束も面白いのですが、シリアスなんだか冗談なんだかわからないような群像劇で、ギャグやコミカルなシーンの数々に結構笑えます。『ツイン・ピークス』に例えられたというのも納得です。 ただ圧倒されたかというと、そこまでではなかったかなあ。変な作品には違いありませんが、傑作ではないよねえ。費やした時間に見合うだけの満足感があったかというと、微妙なところです。これで完結したかどうかも、どういう結末なんだかもよくわからないという・・・。 ただ、新聞などの映画評にも書いてあったように、これまでのシリーズを見ていなくてもさほど鑑賞の妨げにはならないとは思いました。そして、腰は痛くならなかったけど、頭はちょっと疲れたのでありました。あ、劇場では3話(3/5)終わったところで、10分の休憩が入りましたよ。ちなみに、3,000円均一の特別料金。
それにしても、公開日(7/28)が日本映画の『キングダム』3作目と同日になるとは! まさか、山崎賢人や吉沢亮を見るつもりでこっちに入っちゃった人は・・・いるわけないか。
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