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2023年8月31日 (木)

「フィルムメーカーズ24 ホン・サンス」    #ホンサンス #ホンサンスの本ざんす #筒井真理子 #キムミニ

Dsc_00523_copy_768x1086 『フィルムメーカーズ24 ホン・サンス』(オムロ)を買いました。久々に買った映画本かな。筒井真理子さんが責任編集ってことになっております。

近年、作品のクォリティーも上がり、ますます唯一無二の道を往く韓国の名匠(と言っていいのかは迷うところですが、「巨匠」だともっと違うし)=ホン・サンスの本ざんす。

「遅れて来た」ホン・サンス・ファンの大江戸(まだ12作品しか観ていない)としても、大いに楽しめました。ホン・サンスに関する評論やこれまでの30作のレビュー。さらには、ホン・サンスの『自由が丘で』に出演した加瀬亮と筒井真理子との対談だとか、筒井さんと深田晃司や町山広美との対談、荒井晴彦へのインタビューなどもあり、充実の内容です。

ああ、あの酒飲んでぐだぐだ話してるだけなのに、ずーっと観続けたくなる感じ。男と女の会話の表と裏のスリル。急で雑でバカみたいなズーム。いつもおなじみの俳優が居並ぶ画面。そして、キム・ミニ! うーん、やっぱりいいなあ、ホンサンス。映画館でもっと旧作の特集上映とかをしてもらいたいものです。

 

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2023年8月30日 (水)

「#ミトヤマネ」:クセ強めですけども…    #ミトヤマネ #玉城ティナ #宮崎大祐 #インフルエンサー 

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映画『ミトヤマネ』は、ネット動画のインフルエンサーをめぐるポップ&シニカルな寓話。もともとアンドロイド的な玉城ティナが、主人公(ミト ヤマネ)にハマってます。

宮崎大祐監督の名前は聞いたことがありましたが、作品を観たのは初めて。なかなかクセ強めの人のようです。そして、影がある。

でもねえ、なんかありきたりのネット批判、SNS批判だし、意外と底が浅いんですよ。ラストも????だし。クセや影の部分をあえて後退させ、その分フツーに作ろうとしたんだけど、それゆえに中途半端に終わった印象。

そんなわけで、この作品も普通のエンタテインメント作家が娯楽の方向で作れば、もっと良くなったのになあと思うのですが、中盤以降ダウナーな方向に進んで行くにつれ、失速してしまいました。でも、そういう作品を目指してたんだからしょうがないよね、って感じです。

それはそうと、理由あってちょっと知ってる中央区の湊(みなと)や佃(つくだ)の町がロケに使われていて、ほうと思いました(姉妹がファンに追っかけられる場面)。位置関係メチャメチャだけど、それは映画だから問題なし。

ところで、主人公が山根ミト、その妹が山根ミホなんですけど、川崎フロンターレ(元・湘南ベルマーレ)の山根視来(ミキ)選手もご親戚なのでしょうかねえ?

 

 

 

 

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2023年8月29日 (火)

「ブルーナ絵本展」@松屋銀座    #ブルーナ絵本展 #ディックブルーナ #ミッフィー #ボリス #松屋銀座 

Dsc_11486_copy_768x486 松屋銀座で明日(夕方5時)まで開催中の『ブルーナ絵本展』を鑑賞。ここでディック・ブルーナさんの展覧会を観るのは、何度目でしょう。でも今回は、同じ8階でも天井が低く狭い方の会場で、小じんまりと開催。しかし観ているうちに、謎が解けました。

今回のメインはミッフィーちゃんじゃなくて、くまのボリスだったのですね。確かにメイン・ビジュアルもボリスだし、「ミッフィー展」じゃなくて「ブルーナ絵本展」なのでした。作品サイズも小さいものがほとんどです。

Dsc_11477_copy_768x1282 と言っても、ミッフィーもその他のキャラも出て来ます。最初のコーナーに年代別のブルーナさんの絵本(みんな例のサイズで正方形)がずらりと展示されているのですが、最初は1953年。なんと70年前です。そして最初のミッフィーえほんは1955年。そうかー、うさこちゃん、いい年なんだー。

珍しめな童話の絵本(『シンデレラ』『赤ずきん』など)ともあるし、ディック・ブルーナの4色(+2色)とか、涙や窓や雪などのモチーフに注目した切り口とか、創作の秘密に迫るコーナーもありました。そこらの編集がいいので、結構大人が楽しめる内容となっておりました。

そして、例によって会場出口の物販コーナーはかなり幅広いブルーナ・キャラクター・グッズが揃っていて、買う気のファンなら目移り&わくわくドキドキ必至なのでしたー。

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2023年8月28日 (月)

「MEG ザ・モンスターズ2」:さらに荒唐無稽、さらに中国    #MEG2 #メグ2 #メグザモンスターズ2 #ジェイソンステイサム #サメ映画

1_20230828222301 映画『MEG ザ・モンスターズ2』は、2018年公開の『MEG ザ・モンスター』に次ぐ第2弾。律儀に「ズ」がついて複数形になっております。原題は1が“The Meg” 、2が“ Meg2 The Trench”なんですけどね。 (第一作のレビューはこちら ↓ )

「MEG ザ・モンスター」:荒唐無稽なメグたん: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

予告編などを見て、もっと「怪獣映画」を期待していたんですけど、そこまでではありませんでしたね。最初と最後だけ。で、とにかくドラマ部分がダメダメで、中盤は結構退屈します。こんなもんどうせ見世物なんだから、もっともらしいことを台詞で言わなくたっていいのに。そして、演出力ないなー。

ツッコミ所も多いのですが、その割におバカ映画にもなりきっていないので、中途半端。そして「1」に引き続きバリバリの中国資本なので、準主役が中国人(ウー・ジン)。「いいやつ」の設定で、かなり活躍します。リッチな成功者でありながら、フィジカルなアクションも見せてくれます。その面倒な娘も、やたら出て来ます。またも中国セレブだらけのリゾート・ビーチも…。うーん、なんだかなあ。

相変わらず小物感をにじませるジェイソン・ステイサムが、荒唐無稽な大暴れ。もうバカバカしいほどです。クライマックスの決着のバカバカしさときたら!

大ダコがほとんど添え物扱いで、残念でした。あと、あんな潜水服着ただけで、深海って歩けるのか?

 

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2023年8月27日 (日)

「春に散る」:またボクシング映画の良作    #春に散る #横浜流星 #窪田正孝 #ボクシング映画 #橋本環奈

1_20230827205801 映画『春に散る』は、沢木幸太郎の原作が朝日・夕刊に連載されていた頃に読んでましたが、地味目だった原作と比べて、ボクシングの試合を中心に据えた王道エンタテインメントになっています。

「日本映画はボクシングが大好き」ってしばしばい言われますが、確かにボクシング映画には秀作が多く、ベストテン入りあるいはベストワンになる作品も多くて驚きます。本作も試合シーンの迫力は、過去のどの作品にもひけを取らないのですが、ドラマ部分が「ありがち」で深みに欠けます。原作ものとはいえ、そこは残念。

ボクサーの体を作り、本物の動きやパンチのスピードを身につけた横浜流星、『初恋』に続きボクサー役(しかもヒーール)を演じた窪田正孝をはじめ、ボクサー役の俳優たちがどれだけ厳しい練習を積んだかが映像からはっきりわかる作品であり、そこは凄いです。特に世界タイトルマッチの終盤では、かなりの感動が襲って来ました。ただ、せっかくのクライマックスの中で何かへなちょこなスローモーションが入るところは、ちょっと興ざめ。

あと、橋本環奈の役どころがなんだか古典的な「添え物」になっていて残念。(尺の関係か?)彼女と横浜流星が惹かれあう描写がほとんどないのに、いきなりつきあっていて、そこらも残念。橋本環奈自身は、普段とは雰囲気を変えて薄いメイクの憂い顔で、地味に静かに演じて良かったのですけど…。

それでも、この横浜流星とそのボクシングを見るだけで入場料に値する、そんな作品ではないでしょうか。

 

 

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2023年8月26日 (土)

ベレーザ、WEリーグ杯初戦白星    #ベレーザ #beleza #ベレーザ対長野 #松田岳夫 #北村菜々美 #植木理子 #藤野あおば #WEリーグ #WEリーグカップ

Dsc00648 ワールドカップが終わり、シーズンオフも明け・・・ということで、いよいよシーズン前のWEリーグカップが始まりました。久々に西が丘に行って来ました。日テレ東京ヴェルディベレーザ対AC長野パルセイロレディースの一戦です。

試合前には、松田岳夫新監督(右)と竹本一彦前監督(左)が隅の方で何やら話しておりました。竹本さんはベレーザのゼネラルマネージャーとして残っているのです。白と黒のクロスコーディネイトです。

Dsc00673 てなわけで、今日は松田監督の初陣。スタメンには柏村、松田、船木、山本、土方といった若手を多く起用してきました。逆に言えば、ベテランでクォリティがわかっている選手はベンチ外に多くいました。

Dsc00663 今日は残念ながら、ごひいき北村菜々美選手もベンチ外。ただ、いつものバックスタンドから見ていたら、試合開始直前にメインスタンド最上部に黒服のご一行様が着席しました。左から、岩清水、宇津木、北村、木﨑、西川、黒沢です。

Dsc_11544_copy_1024x558 まあ、グループリーグのうちに、できるだけ若手を試しておかないと、出場させる機会がありませんからね。もちろん試合には勝つという前提で。とは言っても、ワールドカップ組の3選手=植木、藤野、田中は揃って先発しましたけどね。

Dsc00676 でも、ベレーザの調子はかなりボロボロ。とにかくパスがつながらないし、いい攻撃の形がなかなか作れない。そのうちにミスが起きるという…。やはり連携や一人一人の技術はあっても、連携や阿吽の呼吸がまだまだですよね。

Dsc00699 それでも何とか植木理子の2ゴールで2-1と勝利。アディショナルタイム90+2分になんかバタバタと失点して、ヒヤヒヤものの勝利になってしまったのは、昨年から続く「悪い癖」です。試合の終わらせ方がしっかりコントロールできていないのです。特に今日はベテランがほとんどいませんでしたから…。

Dsc00696 それにしても、ワールドカップで盛り上がったっていうのに、あの植木理子とあの藤野あおばが出る試合だというのに、今日の入場者数はたったの810人でした。ウソみたいです。嘘八百十です。

Dsc00683 まあ、それでもこの二人はしっかりとクォリティの違いを見せてくれました。海外に引っ張って行かれてもおかしくないんだから、見ておくんなら今のうちですよ!

Dsc00715 試合終了後には黒服メンバーもピッチに降りてきて、出場選手たちと一緒にスタンドにご挨拶。右から二人目の黒服が北村さんです。今はキノコ頭ではなくて、パーマの時期です。

Dsc_11552_copy_830x576 そういえば、今日は18時開始のナイトマッチ。昨年ぐらいから照明塔がついた西が丘ですが、ベレーザの夜の試合を見たのは初めてのこと(昨年のWEリーグカップ決勝は、途中から暗くなっていましたが)なのでしたー。

 

 

 

 

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2023年8月25日 (金)

不思議な大鶏排(ダージーパイ)    #大鶏排 #ダージーパイ #日日包

Dsc_11503_copy_600x694♪不思議なー 不思議なー ダージーパーイ…

大鶏排 (ダージーパイ)ってもんがここ数年何となく存在していることは知っていたのですが、なかなかご縁がなく、最近ようやく食べました。デパ地下の台湾料理を扱っているお店で見かけたので、買ってみました。レギュラーサイズのほかにハーフサイズもあって、それですらデカい。ハーフサイズなのに直径12-3㎝もあります。

Dsc_11478_copy_1024x754 まあ、要するに台湾から揚げなのです。鶏むね肉を使っっていて、薄く延ばしているそうですが、とはいえ1㎝以上の厚みがあります。大江戸が買ったのは「日日包」というお店。説明通りオーブントースターで加熱してみました。とにかくガーリックや八角の匂いが強くて、甘辛い味つけ。ああ、台湾だなあーって感じの風味です。小生は八角は得意なんですけど、この甘さはもっと抑えてもらいたいところですね。そしてクリスピー。台湾の夜市には必ず出ているそうですが、ふむふむ、歩きながらわしわしと食べるのですね。確かにジャンクなうまさって感じがします。

  

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後日、近所の店で売っていたのを買いました(フルサイズ)けど、やっぱりデカいすよ。感覚的には小顔の女性なら顔が隠れちゃうぐらいの大きさ。そして、こっちは甘辛さや八角はほとんど感じられず、ひたすらガーリック旋風吹き荒れる感じ。ガリチキです。そして、超クリスピー。いずれにしても、胃の調子が良い時でないとしんどいですね。

香雞排(シャンジーパイ)とか 炸鶏排 (ザージーパイ)とかいう呼び名もあるそうです。あ、それと、ビールはめっちゃ合います。でも一度食べると、もういいかなって感じにはなりますね(二度食べたけど)。

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2023年8月24日 (木)

バタークリームケーキしか勝たん    #バタークリームケーキ #バタークリーム #ベイユヴェール #フランクフルタークランツ #アンビグラム #きなこのバタークリームケーキ

Dsc_13032_copy_600x313バタークリーム好きの大江戸です。久々に特集です。

 

こちらは、実は2年前にも紹介しております( ↓ )。ベイユヴェールの「バタークリームケーキ」。

ベイユヴェールのバタークリームケーキ!   #ベイユヴェール #beillevaire #松屋銀座 #ケークグルマン #バタークリームケーキ: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_13053_copy_600x561 でも、もう一度言わせてください。とにかく最強でブラボーなバタークリームケーキなのです。

Dsc_13042_copy_600x622 シンプルです。カステラ生地の間にしっかりしたバタークリームの層。そしてカステラの下面には、びっしりとザ ラメ糖が!

Dsc_13024_copy_600x532そしてこの堂々たるバタークリームが、塩味加減といい、硬さといい、カステラとの相性といい、もうサイコーなのです。なんていうか、…やっぱり王者の風格ですね。

 

Dsc_1305_copy_1024x576 で、バタークリームケーキ界の長老的ロングセラーがこちら。ユーハイムの「フランクフルタークランツ」。大昔からずーっとあるやつですね。あんまり「バタ―クリーム」を打ち出していないし、カジュアル過ぎて見落としがちなくらい地味な製品でもありますが(ルックスも地味)、たまに食べるとやさしいバタークリーム味で、端正なおいしさなのです。

それにしてもシンプルですよねー。禅画の「円相」を見る思いです。

 

Dsc_11412_copy_794x7772_20230824222301 そしてこちらは、アンビグラムの「バタークリームケーキ」。松屋銀座・地下のお店で買いました。立方体キューブのような形のピース売りです。ここんちの生ケーキでは「一番人気」と書いてありました。

確かに軽やかで、比較的あっさりした感じ。バタークリームの重さが苦手な人にも受けそうなお味です。でも大江戸のように、重さを愛す人間には、ちょっと物足りない感じ。ああ、こういうのもバタークリームケーキだよねーで終わってしまうかな。悪くはないんですけどね、ま、そこらは好き嫌いでしょう。

 

Dsc_11402_copy_864x1219 最後にネットでえらく高評価だったので、探して買い求めたハーゲンダッツの「きなこのバタークリームケーキ」。

Dsc_11412_copy_875x864 うーん、きなこが勝ち過ぎてます。きなこ味ばかり前に出ちゃって、バタークリームが目立たなくなるとは本末転倒。残念でありました。きなこ味、嫌いじゃないけど、ここには入れなくて良かったのに…。

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2023年8月23日 (水)

缶チューハイ百「果」繚乱    #フルーツ系缶チューハイ #百果繚乱 

Dsc_11403_copy_666x1139 夏のお飲み物といえば(夏だけじゃないかな?)フルーツ系缶チューハイ。まあ飲んべの方には縁のないものでしょうけれど、大江戸などは半分ジュース感覚で面白がって飲んだりしております。ほとんど解説なしでご紹介。

 

サッポロの『三ツ星グレフルサワ―』。アルペンザルツ岩塩使用だそうで、「傑作ソルティ」とのうたい文句。アルコール5%。

 

 

Dsc_13183_copy_367x552 こちらはキリンの『氷結 グリーンアップル』。爽やかなグリーン×シルバー缶です。アルコールは5%。

 

 

Dsc_13175_copy_600x970 そしてサントリーの『CRAFT -196℃(クラフトイチキューロク) 愛しのメロン』。夕張メロン濃縮液使用で、アルコール5%。

 

 

Dsc_1146_copy_324x576 サントリーつながりで、夏気分たっぷりの『のんある気分 パインサワー』。これだけはノンアルコールです。アルコール・カロリー・糖類ともにゼロと書いてあります。でも甘くて、ジュース気分です。

 

 

Dsc_11514 続いては、アサヒの『贅沢搾り プレミアム メロン』。アルコール4%、果汁5%で、果汁の勝ち。国産果実使用だそうで、いやー、まさにレモンの香り。

 

 

Dsc_11485 もう季節は秋先取りで、梨。サントリーの『ほろよい ひんやり梨』。アルコール3%と。実にマイルド。さわやかな梨ジュースって感じです。

 

 

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梨の対抗馬はこちら。なんと、やっぱりサントリー(梨買い占めですか?)。『秋梨チューハイ』は、栃木県産幸水使用です。アルコールは4%。

Dsc_1155 これ、缶の裏側はこんな感じ。別デザインになってます。イチョウとかススキとか満月とか・・・秋ですねえ。

 

 

Dsc_13163_copy_768x1176 とまあ、実にフルーティーなのですが、古典的なレモンもありますよ。これまたサントリー。『こだわり酒場 レモンサワー』。アルコールは5%。追い足しレモンなのだそうです。

 

 

Dsc_1316_copy_768x13652 最後はサッポロに戻って、『濃いめのレモンサワー』。「若檸檬(わかれもん)」と書いてありますね。相撲取り? アルコールは5%。

 

 

わー、果物屋さんに来たみた~い ♪  百花繚乱ならぬ「百果繚乱」なのでしたー。

 

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2023年8月22日 (火)

「リボルバー・リリー」:陸軍に向って撃て!    #リボルバーリリー #行定勲 #綾瀬はるか #ガンアクション

1_20230822221401映画『リボルバー・リリー』は、行定勲監督が大正時代を舞台に撮った荒唐無稽なアクション(主にガンアクション)。行定さんにアクションが撮れるのか心配しておりましたが、健闘しておりました(見事とまでは思えませんでしたが)。

『グロリア』『明日に向かって撃て!』『ワイルドバンチ』『第三の男』『ガントレット』など名作洋画からの影響もいろいろと感じられます。

これだけ徹底的に銃やピストルをぶっ放しまくる日本映画も珍しいです。それにしても陸軍、弱すぎるんじゃないの? 外しすぎるんじゃないの??  一方の綾瀬はるかは、(当然スタントも使いながらですが)アクションがサマになっておりました。大江戸にしてみれば「あの綾瀬はるかが」(←役者として信用していない)なのですが、今回は褒めてもいいでしょう(←何様?)。

でも、リリーはじめ「いいもん」サイドの人たちは撃たれても刺されてもピンピンしてます。いやー、リリー、さすがにそれは死ぬよねって感じなのに、痛そうにすらしません。さすがにちょっと現実味なさすぎでは?

シシドカフカもクールにカッコ良かったし、吹越満さんも大正モボの感じがさすがでした。長谷川博己と綾瀬の共演って、『はい、泳げません』ではありませんか! (以降少々ネタバレあり) そして阿部サダヲが山本五十六ってキャスティングにはぶっとびました。タイトルがタイトルなんで、リリーフランキーは出ていませんでした。

手練れの役者たちが勢ぞろいしてる中で、明らかに演技が心もとない人が二人混ざってるなーと思ったら、ジャニーズの方々でした(ジェシーと羽村仁成)。

大正期を再現した美術や衣装が見事。男たちはみんな帽子を被っている、そのことも、ここまでしっかりやっている作品は他にありません。リリーのドレスなどもさすがの美しさでした(衣装デザイン監修=黒澤和子)。

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2023年8月21日 (月)

和田堀給水所2023年8月の様子    #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物 

Dsc_1157_copy_1280x720 以前もこのブログで三度にわたりご紹介した( ↓ )京王線・代田橋駅前の和田堀給水所更新工事。

和田堀給水所が建て替えられるのですね: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所の近況   #和田堀給水所 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所2021年2月の様子  #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1146_copy_1280x720_1 それを見ても、昨年春には本来工事が終わっているはずだったのですが、いまだに絶賛工事中のようです。ただ、あのコロシアムのような建物と塔は健在なので、ひとまずホッとします。

Dsc_1148_copy_1280x720 でも重機が何台も入ったりして、油断はなりません。線路側のエリア(丸い建物の手前)は石などが積んであり、嵐の前の静けさといった様相です。

Dsc_1147_copy_1280x720 結局は丸い建物の「1号配水池」を後送りにして、最後に…ってことなんですかねえ? 道路付け替え工事の方は、既に終わっております。

 

Dsc_11563_copy_1160x769 周囲に貼りだしてある掲示を見ますと、「完了予定=令和6年2月29日」となっていました。来年です。うるう年です。あと半年かあ? 本当かなあ?

Dsc_1151_copy_1280x720 図面もありました。上の方が北です。京王線の線路側です。この図面で、右半分のエリアは、もう完成していると思われるのです。

Dsc_1153_copy_1280x720 これがそっち側の様子。図面の「4時」ぐらいの方向から見たものです。右側の建物が、2号配水池を覆っている建物。

 

Dsc_11553_copy_1128x769 こういう掲示も出ておりました。工事目的を見てみますと、「1.老朽化施設の更新 2.耐震性能の強化 3.配水池用量の確保を目的とし、1号配水池の運用を続けながら、2号配水池のポンプ棟および管廊の築造を行います。」 ん? ってことは、来年2月までの工事では1号配水池をどうするとかは計画に入っていないってことですね。そこは次の段階に持ち越しってことなんですね? お役所の発信はわかりにくいのですが、そうとしか読み取れません。

まあ次の段階でどうするかもたぶん決まっているのでしょうけれど、小出しにしてるってことですかね? そうこうしているうちに担当者が変わったり、政治家も変わったりして、さらに技術の進歩もあったりして、建築を残す方向で事が進まないかなあ…などと考えるドリーマー大江戸なのでした。

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2023年8月20日 (日)

「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」:QT映画のおさらい    #クエンティンタランティーノ映画に愛された男 #クエンティンタランティーノ 

1_20230820124801 映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』の原題は“QT8 The First Eight”。もちろん『ヘイトフル・エイト』(The Hateful Eight)ににひっかけたものですね。『レザボア・ドッグス』から『ヘイトフル・エイト』までの8作品を関係者の証言と作品フッテージでつづるドキュメンタリー。2019年の作品なので、第9作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)は、最後に製作風景がちょっと入るだけです。

こうして見ると、やっぱり独特で面白いヤツですね、タラちゃんは。1作1作のエピソードがかなり楽しめますし、初期作品は懐かしくて観直したくなりました。「キル・ビル」は2作=「Vol. 1」と半年遅れの「Vol. 2」に分けて公開されましたが、1作扱いなんですね。

ただ、本作でのタランティーノの人物像や各エピソードの掘り下げは浅く、全体的に食い足りないことは否めません。まあ、人物よりも作品に寄っているドキュメンタリーです。で、作品フッテージを観ていると、えらくカッコいい絵だなーと思って、しかもそれがアメリカ映画の伝統を受け継いだ(=パクった)ステキな絵だということに気がついて、改めて感心しました。まあ、映画オタクですからね。あと、なるべくCGを使わないようにしてるってところもいいですね。

そして、かねてより「10本撮ったら、監督を引退する」と公言している彼の10本目がこの秋クランクインするそうなので、待ち遠しいような、終わってほしくないような気分なのであります。

 

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2023年8月19日 (土)

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」:クローネンバーグの身体変容SF    #クライムズオブザフューチャー #デイヴィッドクローネンバーグ #ヴィゴモーテンセン 

1_20230819221901 映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、デイヴィッド・クローネンバーグ久々の原点回帰的ボディ・ホラー。クローネンバーグ、今年で80歳なんですね。でもやっぱり変わりません。変態だなあ。

(以降少々ネタバレあり) 身体の変容みたいなモチーフって、1999年の『イグジステンズ』まで四半世紀近くさかのぼるんですね。それでも、本作はカンヌ映画祭で退場者続出ってぐらいに攻めてます。まあ覚悟してたので、手術シーンも思ったほどには気持ち悪く感じませんでしたけど。それでも、クローネンバーグだなあ。

それ以上にクローネンバーグらしさを感じたのが、ベッドとか椅子とか手術台とかコントローラーとか、登場するガジェットの有機的なデザイン。これぞクローネンバーグ世界ですよね。それにしても、あのブレックファースト・チェア(でしたっけ?)って、食べにくそうですねえ。揺れて、とっても食べにくそうで不快な感じ。なんなんだ?

相変わらず映像とハワード・ショアの音楽が、作品に一種の品格を持たせています。そこがキワモノにならないところ。 ただ作品後半はやたたらと長台詞の説明が多くて、ダレましたね。

ここんとこクローネンバーグ作出演が続くヴィゴ・モーテンセンが、時々ジェームズ・ウッズやピーター・ウェラーといったクローネンバーグ好みの俳優の顔に見えました。それどころか、クローネンバーグ本人に重なることもありました。

新宿バルト9で観たのですが、こんな作品を普通にシネコンでやってるっていうのも…凄い時代になったものです。

 

 

 

 

 

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2023年8月18日 (金)

首周りのうなぎ    #アイスクールリング #うなぎ #冷たい首輪 

Dsc_11515_copy_534x646 とんでもなく酷暑の日が続く今年の夏。携帯扇風機や扇風機付きベストも目につきますが、今夏は首周りに孫悟空の頭の輪っかみたいなやつを巻いてる人もそこそこいらっしゃいます。で、大江戸も遅ればせながらネットで購入しました。

CICIBELLAというブランドの「アイスクールリング」という商品。買う前にいろいろ研究した結果、中身は同じで違うのはデザイン程度だという話だったので、安めのを買いました。一つ1,280円。これ、後から判明したのですが、同僚が先月あたりにお店で買ったのと同じものの色違い。で、その人は倍ぐらいの値段で買っていたのでしたー。夏も残り少なくなってくると、投げ売りに移っていくのでしょうかね。

Dsc_11534_copy_1024x646 28℃以下で凝固するというTCIという物質が中身なんですけど、これ、NASAで開発されたんだそうです。だから暖まってゆるゆるになっても、28度以下の室内に置いておいたり流水にさらすだけでまた凝固してひんやりするというスグレモノ。まあ、基本的には冷蔵庫で冷やしております。

あんまり冷たくなり過ぎないのがいいし、どういうわけだか結露しないのもいいです。びちょびちょになったら、イヤですもんね。通勤途上に重宝しておりますが、当然家の中で使ったっていいわけです。1時間から2時間の間ぐらいはもつと思います。すごいぞ、NASA。もっと早く買えばよかった。

Dsc_11524_copy_492x646 ところで、小生の知人がこのリングを「首の周りにつけるうなぎみたいなの」と表現し、それを聞いて以来「うなぎ」にしか見えなくなりました。胴体の感じ、頭の感じ・・・いやー、実にうなぎですよね。

 

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2023年8月17日 (木)

「夢見る校長先生」:自由な勇者たち    #夢見る校長先生 #子どもファースト 

1_20230816231301 映画『夢見る校長先生』は、2021年の『夢見る小学校』のスピンオフ作品だそうですが、小生はそっちの方は観ておりません。でも鑑賞にはまったく差し支えありません。映画のメインタイトルには、(ポスターと同様)後から吹き出しで「公立」と入ります。公立の小中学校の6人の校長先生とその業績のドキュメンタリー。

いやー、びっくりしました。通知表を廃止した校長先生、定期試験を廃止した校長先生、宿題をなくした校長先生、校則をゼロにした校長先生、コロナ禍の中で運動会、修学旅行などすべての学校行事をリアルで実施した校長先生・・・。皆さんユニークですし、自由です。公立でもやろうと思えばできちゃうんですね。学校なんていう保守的な組織の中で、保護者たちからの反対やいろんな抵抗を受けながらでしょうから。すごいですね。えらいなあ。でも考えてみれば、シンプルに「子どもファースト」ってことなんですよね。

こういう先生やこういう学校やこういう取り組みは、周囲がしっかり応援してあげないといけません(モンスター・ペアレンツになどなることなく)。登場する校長の一人が言っていた「学校は理想を求める所」って、まさにその通りだと思います。学校の(校長)先生なんだから、青くさいほどの理想を言ったっていいのです。先生がそういう理想を言わなくなったら、誰にそんなことが言えるというのでしょうか?

校長先生って、経験を積んでかなりの年になってから着任するので、定年までにそんなに時間がないんですよね。本作に出てきた6人のうち3人が、撮影中は現役だったのに、もう定年退職したことが紹介されていました。そこらへんは私立と違って自由度がないんですね。

RCサクセションの曲が使われていると聞いていたので、『僕の好きな先生』かな?と思っていたら、『すべてはALRIGHT (YA BABY)』だったのでしたー。なるほどー。

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2023年8月15日 (火)

「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」:大人も楽しめて感動    #しん次元クレヨンしんちゃん #映画クレヨンしんちゃん #大根仁 

1-1_20230814221301 映画『しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE  超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』(なっがいタイトル!)は、初の3DCGアニメーションによるクレしん。脚本・監督は大根仁!  ウソかホントか、製作期間7年だそうです。

で、期待を裏切らない出来でした。面白かった。まあ、3DCGのしんちゃんを観たいわけではないし、あの絵で3DCGという違和感は否めないんですけど、でもアクションや終盤に出て来る怪獣(エヴァの使徒風?)には上手に生かされていました。

今回は(というか今回も)現代社会の問題を、コミュ障の成年への偏見や差別だとか、不景気で若者に明るい未来がない「この国」だとかを通して、リアルに訴えかけています。そこらへんが、何でも家族愛で解決しちゃう近年のこのシリーズ作品よりも、骨太で優れているのです。でも、もちろんおバカもブリブリ―もひろしの靴下も健在。しっかりとエンタテインメントであり、終盤にはけっこう感動もさせてくれちゃいます。ウェルメイドですね。ま、いつもよりちょっと大人向けかもしれませんが、過去には明らかに大人向けな『オトナ帝国の逆襲』とか『アッパレ!戦国大合戦』といった名作もありましたからね。

それにしても、松坂桃李が声を演じたあいつの役名が「非理谷 充(ひりや みつる)」って、最初は??だったけど、じっくり考えたら「非リヤ充」→「非リア充」ってことだったのですね。なるほど。

 

 

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2023年8月14日 (月)

「658km、陽子の旅」:何かと辛いロード・ムービー    #658km #陽子の旅 #菊地凛子 #コミュ障 #オダギリジョー

1_20230814211201 映画『658km、陽子の旅』は、菊地凛子が日本映画で初めて主演を務めた作品。へー、そうなんだーって感じですね。菊地は現在、この主人公の設定と同じ42歳です。

ロード・ムービーです。主人公がコミュニケーション障害を抱えていて、そんな人がとんでもなく厳しい状況に対峙しなければならなくなるので、観ていてなかなか辛いです。本当に生き辛いだろなあと感じながら、どうするんだこの状況?とハラハラモヤモヤしてしまいます。

ただ、ロード・ムービーとして上出来かというと、どのエピソードもそんなに優れているわけではないし、今どこらへんにいるのかも曖昧。菊地凛子の熱演も、さすがといえばさすがですけど、しんどいといえばしんどい。

それよりも何よりも、本作のキモであるはずの父(オダギリジョー)の幻影とのやり取りがめちゃくちゃ中途半端で、何の効果も生み出していないのが致命的です。

(以降ネタバレあり) 最後の最後にメインタイトルが画面に出るタイミングが、絶妙でした。あそこは褒めるべきでしょう。

 

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2023年8月13日 (日)

「バービー」:ジェンダーをめぐる快作コメディ    #バービー #映画バービー #グレタガーウィグ #マーゴットロビー #マテル

1_20230813224901 映画『バービー』は、観てびっくりのフェミニズム映画というか、ジェンダーにまつわるいろんな問題に言及したメッセージ色の強い作品。いや、監督がグレタ・ガーウィグ(脚本はグレタとノア・バームバックの共同)だから、そうなるのは必然だったのでしょうが、マテル社が関わった大規模の商業映画で、よくぞやりました。

いや、それってマテルが相当太っ腹だってことですよね。だって、作中にも今は女性役員がいないことをはじめ、いろいろとディスられ、いじられなのに、よくこれでOKを出したもんです。えらいなあ。日本の企業だと、絶対不可能でしょうねえ。

フェミニズムといっても、女性応援&男社会タタキばかりではなく、男性の呪縛や生き辛さも描いているのが賢く柔軟なところ。そして「そこまでやっちゃっていいんですかい?」って程にマテルを叩きながらも、最終的にはマテルやバービーを讃えてもいるあたり、やはり賢い脚本だと言わざるを得ません。

グレタ・ガーウィグ監督をはじめ製作陣がえらいのは、このメッセージ映画を純然たるエンタテインメントとしても成立させているところ。笑えるし、アガるし、ピンク・ピンク・ピンクだし。バービーにまつわる小ネタやパロディも含めて、楽しいのなんの。冒頭の『2001年宇宙の旅』のパロディなんか、もう最高でした!(なのに、劇場内の観客の多くがそれを理解できていない空気が流れていてびっくり。歴史上の名作20本ぐらいは、義務教育として全国民に中学生のうちにみせればいいのに。)

マーゴット・ロビーが適役なのは言うまでもありませんが、「陰の声」を使って彼女の存在自体で笑いを取る所まであって、それもまたサイコーでした。 一方のケンですが、ライアン・ゴズリングよくやりましたね、こんなアホな役。これから何を演じてもケンがちらついてしまうのではないかと心配です(『おそ松さん』実写版を観て以降、桜田ひよりを見るとチビ太にしか見えずに困っている大江戸です)。

アメリカでは大ヒットのようですが、主演の二人ともけっこう「大人」なので、年齢的&外見的に、続編はキビシイかな。 あと、人種の構成など多様性への配慮がかなり強く感じられるのは、最近のハリウッド映画の例にもれず。コンプラっていろいろ大変ですね。

 

 

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2023年8月12日 (土)

「マイ・エレメント」:異人種をめぐる葛藤とラブストーリー    #マイエレメント #ピーターソーン #ディズニーとピクサー 

1_20230812162001 映画『マイ・エレメント』は、ディズニー×ピクサーの新作アニメ。コロナ禍の変な対応を越えて、「配信のみ」なんてものがなくなって、ちゃんと劇場公開されるようになったのは嬉しいことです。あたりまえと言えばあたりまえなんですけど…(ああ、『ソウルフル・ワールド』を今から小規模でもいいから、劇場公開してほしい!)。字幕版。同時上映の短編は『カールじいさんのデート』。

いや、予想以上のすばらしさ。カラフルで美しい絵の魅力もさることながら、ラブ・ストーリーとして、またそれ以外のドラマ要素もよく描かれていて、心を打つ作品となっています。終盤はけっこう泣けましたよ。

いつもながらですが、ピクサー作品の脚本は本当によく練られています。小ネタというか、火や水に関する「なるほどそう来たか」な行動やギャグを次々と繰り出してきて、「頭のいい人たちが何人も総がかりで作ったんだろうな」感が出まくりです。

もちろん火や水の映像表現だとか、洪水シーンのダイナミズム、疾走するバイクのスピード感なども、さすがとしか言いようがありません。軽々と上質なのです。でもそれ以上に、感情に訴えかけてくるし、「異人種間の衝突」「他民族や他文化への不寛容」などの今日的テーマへのアプローチもちょうこいい匙加減で、メッセージとしてもしっかりと機能しています。両親が韓国人のアメリカ移民だというピーター・ソーン監督、やりますね。

それはそうと、『マイ・エレメント』って邦題どうよ? 原題は“Elemental”なので、直訳は難しいでしょうけど、…ねえ。

 

 

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2023年8月11日 (金)

なでしこ、ベスト8で無念の敗退    #サッカー女子ワールドカップ #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #日本対スウェーデン 

Dsc_11463_copy_400x622 FIFA女子ワールドカップ2023、日本の快進撃も8強止まり。スウェーデンに1-2の敗戦となりました。世界ランキング11位の日本に対し、スウェーデンは3位ですから、順当といえば順当な結果。むしろランキング11位なのに、5~8位の間ぐらいと言えるわけですから、健闘でしょう。

とはいえ、惜しかった! 試合自体もですが、いろんなメディアに取り上げてもらって女子サッカーが大きなムーブメントになるところだったのに、そしてベスト4まで行けば今回の大きな賞金もかなり違っていたのに。それでも、TV放送さえ危ぶまれた大会前に較べれば、かなりいい所まで行きました。だから、(優勝とは言いませんが)やっぱりあと一つ勝ちたかったところです。

研究されてました。体格で圧倒的に勝るスウェーデンが、前半からアクセルを踏み込んでガンガンとプレスをかけてきて、特に長谷川&長野の心臓部をつぶしてきました。長谷川があれだけ苦労したりボールロストしたりするのは珍しいことです。これで日本の攻撃が成り立たなくなってしまい、後ろに重めになることによって選手間の距離も間延びしてしまい、パスがつながらなくなりました。また日本のパススピードが遅いのを突かれて、頻繁にかっさらわれました。ちょっと前半の「様子見」が、悪い方に働きましたね。

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肩を痛めていてこれまでフィールドプレイヤーではただ一人出場していなかった浜野まいかを最後の最後に起用した池田監督ですが、(浜野もちゃんとプレイできていましたが)ここはむしろ猶本だったんじゃないの?とか、思うところはありました。てか、猶本投入が早ければフリーキックだって‥‥ま、結果論としてのタラレバですけど…。

 

試合終了後、ピッチに突っ伏して大泣きした藤野あおばを見て、ちょっともらい泣きしてしまいました。浜野も子供のように大泣きしていましたね。藤野は、クロスバーにあてた惜しいフリーキックを決めていたらという思いもあったのでしょう。そういえば、植木理子もPKを外してしまい、ベレーザの二人に運がなかった感じでした。

それはそうと、NHKの解説だった丸山桂里奈(永里亜紗乃とダブル)がバラエティ感たっぷりで、最近サッカー見てないだろって感じで、ちょっとイラつきました。副音声じゃないんだから。

これで、女子サッカーやWEリーグへの注目度が上がり、メディア露出や観客数が増えるといいなと思います。そういった意味では、池田監督が続投して来年のパリ・オリンピックを迎えるようですから、そこでしっかり結果を残してもらいたいところです。盛り上がりの記憶があるうちに…。それと、世界的に高評価だったアウェイユニフォームも、またそこで見せられるといいですね。

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2023年8月10日 (木)

のんの2ndアルバム「PURSUE」    #のん #PURSUE #パシュー #高橋幸宏とのん

Dsc_11453_copy_1024x903 のんのセカンド・フルアルバム『PURSUE』(6/28発売)。予約してCDを買った割には(物質好き、配信嫌いなんです)、PCを新しくした関係で、外付けCDプレイヤーがなかったり、まあなんだかんだ聴きこむのが遅くなってしまいました、はっはっは。タイトルの意味は、「のんがこれまでも、これからも自分のクリエイションを追求していく」ことを表しているそうです。

これまでの方向性をさらに発展させたような12曲+ボーナストラック1曲。ロック(特にパンクロック)が中心ではありますが、ポップなナンバーもバラードもあります。のんが作詞・作曲した曲と堀米泰行や柴田隆浩(忘れえらんねえよ)らのアーティストたちの提供曲が半々ぐらい。

のんのパンクでとがったボーカルもますます冴えてます。それのみならず、繊細な『エイリアンズ』や堂々たるバラードで新境地を拓いた『荒野に立つ』など名曲も多く、聴きこむほどに良いアルバムです(最初はちょっとイマイチに思えたのですが…)。

そのほかにも『Beautiful Stars』『ナマイキにスカート』『わたしは部屋充』(1分52秒の短さとスピード感がサイコー!)『この日々よ歌になれ』などがいいなあ。好きだなあ。

ボーナストラックの『Knock knock』はのんの曲ですが、高橋幸宏さんがコーラスに参加しています。生前の録音だったそうで、アルバム・クレジットの最後には幸宏さんに捧げる言葉が(英語で)載せられています。音楽におけるのんさんのメンターみたいな人だったからなあ、幸宏さん。

初期のミニアルバムを除いて、2枚目のフルアルバムなのですが、1枚目でバンドマンとしての地歩を固めた彼女が、この2枚目でさらに盤石なミュージシャンになっていました。やっぱりすごい人です。

 

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2023年8月 9日 (水)

缶・ボトル・チルドのコーヒー類    #ジョージア香るブラック #ワンダ極ブラック #丸福珈琲店 #ファミボス #スターバックス #ボスおいしくカフェイン #スターバックスラリーミー #マウントレーニア #エキナカフェハニーラテ #コスタコーヒーハニーラテ

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缶・ペットボトル・チルドカップのコーヒー類を一堂に。

 

まず最初は、『ジョージア 香るブラック』。猿田彦珈琲の監修です。平均点の高いジョージア×さすがの猿田彦ってことで、テッパン。スッキリしながら、程よい甘さと苦みの好バランスです。

 

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続くのは、『ワンダ 極(きわみ)ブラック』。こちらは丸福珈琲店の監修。大江戸はワンダをまったく信用していないのですが、こいつは健闘していますよ。悪くないです。さすがは丸福さん。

 

Dsc_11465_copy_600x717 丸福つながりでいくと、こちらは『丸福珈琲店 カフェ・オ・レ』。コーヒーらしさ、ほろ苦さが強め。「カフェ・オ・レ」ときちんと「・」を二つ入れてるあたりが、大江戸的にはポイント高いです。

 

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で。いきなりレベルが下がっちゃうんですが、ファミマとサントリーBOSSのコラボ製品『ファミボス 特製エスプレッソ ブラック』。うわー、これは良くないですね。コーヒーが変な味。バランス悪くて、雑味だらけ。これ1本飲むのは、ちょっと厳しいですね。どうも最近のBOSSはよろしくないですねー。

 

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さてここで趣向を変えまして、『スターバックス カフェラテ』です。うーん、まずくはないですけど、スタバの実力からすると、コクやコーヒー感がもの足りない感じ。ちょっと残念かな。

 

 

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その次には、ちょっと変わったサントリー『ボス おいしくカフェイン ホワイトカフェ』。これ、なんと『モンスターエナジー』以上のカフェインが含まれているそうで、飲んだらお目目パッチリです。でも小生は効いてるんだか何だかよくわかりませんでしたが…。

 

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さてさて、ランダムではございますが、またスタバに戻って、セブン&アイ限定品。缶入りの『スターバックス RALLY ME フォーカス・ブラック』です。やや高めなので、それに見合うレベルの味にはなっています。なので、お買い得ではありません。

 

Dsc_13223_copy_600x859次はチルドで、『マウントレーニア 濃厚エスプレッソ』。大江戸はマウントレーニアの定番ロングセラー『カフェラッテ』が一番好きですが、濃い系、ほろにが系な気分の時は、こちらでいかがでしょう。

 

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で、しばらく前に大江戸はローソンのチルド『ハニーラテ』のおいしさを力説しました( ↓ )。

チルド・コーヒーの世界    #チルドコーヒー #セブンプレミアムカフェラテ #ウチカフェハニーラテ #ハニーラテ #カフェラッテ #マウントレーニア : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

そしたら、ニューデイズで、こんなの打ってました。エキナカフェの『ハニーラテ』。大ぶりのカップで、北海道産はちみつ使用です。はちみつ感、出てます。でもローソンにはかなわないなあ。

 

Dsc_11415_copy_600x858 最後に、『コスタコーヒー ハニーラテ』です。はちみつカフェラテがちょっとブームになっているとすれば、大江戸にとっては嬉しい限りです。コスタだけに、コーヒー感もしっかりしてます。悪くはないけど、でも絶対王者はローソンの『ハニーラテ』なんですよねー。

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2023年8月 8日 (火)

「オシムの遺産(レガシー)」:真の教育者    #オシムの遺産 #オシムのレガシー #イビチャオシム #オシム

Dsc_11475_copy_600x816 島沢優子『オシムの遺産(レガシー)』(竹書房)を読みました。著者はスポーツ及び教育系のジャーナリスト。

これまで『オシム語録』をはじめ多くのオシム本で語られてきた名言・至言の数々はよく知られているわけですが、それ以外の言葉を授かった人たちもたくさんいたんだなあとわかる本です。登場するのは、佐藤勇人、羽生直剛ら(元)サッカー選手、小倉勉、祖母井秀隆らJEFの関係者、通訳の間瀬秀一と千田善、さらにはサッカーのコーチ、子供たちのサッカー指導者、チームドクター、スポーツ関連の研究者など多種多様。それらの人々が、自分とオシムさんの思い出や、残された言葉を語るのですが、どの人もオシムへの愛と敬意がとても強いってことが、よーくわかるのです。そして、オシムと接していかに彼らが成長し、変わったかということも。

オシムの言葉や、オシムの指導法、オシムの思想などが、話者からその周辺の人々や次の世代に継承されていくこともわかりましたし、そうは言っても人は忘れるものですし、「伝言ゲーム」のように変わってしまうことは避けられないものですから、こういう本を作ってその本来の姿を残すことの意義は大いにあると思います。

これまで以上に多方面から、イビチャ・オシムという人の素晴らしさ、大きさを教えてくれる一冊です。あの人は、本当に最高の「教師」ですよね。

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2023年8月 7日 (月)

「キングダム 運命の炎」:西部劇のごとく    #キングダム #キングダム運命の炎 #大沢たかお #西部劇風歴史劇

1_20230807222301 映画『キングダム 運命の炎』は、大ヒットシリーズの3作目。1作目の面白さに比べて2作目はちょっと停滞したのですが、3作目でまた盛り返してきました。

(1作目、2作目のレビューはこちら ↓ )

「キングダム」:大健闘の娯楽アクション   #キングダム #大沢たかお: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「キングダム2 遥かなる大地へ」:やはり大沢たかおが全部もってく    #キングダム2 #キングダム #遥かなる大地へ #大沢たかお: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

戦闘シーンがスケールアップ。まあ、CG多用で興ざめな部分はありますが、それでも西部劇の幌馬車疾走シーンのような荷馬車での脱走場面は、なかなかの疾走感とスペクタクルでした。ロケの風景といい、実に西部劇でした。

役者たちもそれぞれの良さを(例によって小物感たっぷりの山崎賢人以外は)出していました。でもやっぱり一番目が離せないのは、さらに増量したような大沢たかおの王騎。面白いねえ、あいつ。

(以降少々ネタバレあり) そして最後に出てきたのは、まさにラスボスの風格たっぷりのあのお方。しかも、1作目で活躍したあの方まで出てきて…。いやー、次作も期待せざるを得ないじゃないですかー。でも、どこまで続くんだこれ?

 

 

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2023年8月 6日 (日)

「わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏」:裏側の面白さ    #わたしたちの国立西洋美術館 #奇跡のコレクションの舞台裏 #国立西洋美術館 #美術館のドキュメンタリー #お仕事映画

1_20230806234301 映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は、2020年10月から1年半かけて整備工事を行った上野の国立西洋美術館のドキュメンタリー。小生にとってはとにかく面白くて、105分の間ずっと引き込まれておりました。キャッチコピーは「裏を知るほど、面白い。」。

前庭を中心に整備・改修するので、ロダンの『考える人』をはじめあそこにある彫刻を移動させたり絵画作品を移動させたりがメインですが、その他にも館のスタッフがやることはいろいろ。閉館期間を利用して、作品を国内外に貸し出したり、作品修復を進めたり…。定例会議や作品購入のための会議などの風景が見られるのも、新鮮です。

大江戸もこういう世界の端っこをかじったことがあるので、一つ一つの作業、一人一人の話に、「ふむふむ、そうだよね」と感心したり面白がったりしておりました。整備の裏側や美術館運営、展覧会のことのみならず、映像やインタビューから浮かび上がってくるのは、この国の美術館をめぐる歴史とさまざまな問題。そして、それ以上に「お仕事映画」としての側面もあって、飽きることがありません。

丁寧な梱包&移送作業なんかも面白いですよねー。運送業者も日通、ヤマト、カトーレックと平等に使ってるあたり、さすがは公立館です。雨の日で湿度が上がると、テントみたいな保管所に入っているブロンズ彫刻をバーナーであぶる光景にはびっくり! 解説抜きのドキュメンタリーなので確かなことはわかりませんが、おそらく緑青を防ぐためなんでしょうね。

でもやっぱりインタビュイー一人一人の語る話が面白くて、「美を守る」「価値のあるものを見せる」ってことが「人の仕事」なんだということを改めて確認できました。

これ、シリーズ化して、ほかの美術館や博物館も紹介してくれないでしょうかねえ? 絶対面白いはずなのですが…。

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2023年8月 5日 (土)

日本、ノルウェーを下し8強進出!    #サッカー女子ワールドカップ #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #日本対ノルウェー #宮澤ひなた #湘南ベルマーレ

Dsc_11402_copy_426x622 いよいよノックアウトステージ(決勝トーナメント)に入ったサッカー女子ワールドカップ。日本はノルウェーを3-1で下し、ベスト8進出を決めました!

今日も宮澤ひなた、大活躍でした。1点目のオウンゴールもほぼ彼女の得点ですし、3点目のカウンターも「また出た」って感じの得意のかたち。清水梨紗の2点目にもからんでますし。これで2011年の澤に並ぶ5ゴール目! マジで退会得点王、取れちゃいます。 もう、すぐに海外移籍でしょうねえ。彼女が得点源としてここまでブレイクするとは驚きです。

あとやっぱり長谷川唯は異次元級のうまさです。時として味方も反応できないぐらいに天才的です。

今大会初の失点もありましたが、あれはノー・チャンス。特にまずい対応はなかったのに、それでも高さでやられちゃってました。とにかくクロスの前につぶすしかありませんね。

清水、宮澤と、またしてもベレーザがらみの選手が得点ってことで、ここまでの14点のうちベレーザがらみじゃないのは、猶本と本日のオウンゴールのみ。って、やっぱり凄いことですね、ベレーザ。

試合終了時に(ケガからの回復途上なのでしょう)今日も出番がなかった浜野まいかの肩に池田監督が手をやって、二人で喜んでいる様子が親子みたいでほほえましかったし、浜野もかわいかったです。そういえば、ようやく今大会初披露となったアウェイ用ユニフォーム(淡い桜色と藤色のグラデーション)もキレイでしたね。

さあ次はアメリカかスウェーデン、いずれにしても強い相手ですが、日本の方が一日長く中5日休めるので(だから今日は一人しか交代させなかったんでしょうね)、今の勢いと戦い方なら行けます!勝てます! 勝ちましょう!

今日は17時からこの試合。終わってすぐ19時からJリーグの湘南vs.広島をTV観戦だったのですが、どちらも絶対勝て!と思いながらのハラハラが続く試合だったので、奥歯をずっと噛みしめていたようで、気がつくと奥歯と顎が痛くなっておりました(笑) でも、どっちも勝ってサイコー! ベルマーレは4月1日以来、16試合ぶりのリーグ戦勝利! 長かったなあー。ここから反撃です!!

 

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2023年8月 4日 (金)

(番外編)富士の裾野でグランピング初体験    #グランピング #PicaFujiyama #なんちゃってアウトドア 

1691020913808 昨日まで1週間、夏休みを取っていたのですが、その間に一泊二日でグランピングというのをしてきました。自然の中でキャンプ的なバーベキューとか焚火とかができるんだけど、その他は文明の恩恵を受けながら便利に過ごせるってやつ。

Dsc_11502_copy_324x576 つまり、用具をそろえて持ってかなきゃいけないとか、食材も持って行かなきゃいけないとか、暑さ寒さが厳しいとか、トイレやシャワーがないとか(キャンプ場にはあるんですよね)、ベッドに寝られないとか、その他もろもろの不便さを解消してくれる「いいとこ取り」のなんちゃってキャンプ。大江戸のような都会派にとっては、かなり良かったですよ。

1691020915191 あ、場所は河口湖のというか、富士急ハイランドの近く。「Pica Fujiyama」という施設名です。コテージとかテント用サイトとかいろいろあるのですが、大江戸が泊まったのは「アメージングドーム」という南極基地みたいな形のドームテント。テントといっても、かなり広いし天井も高くてたっぷりの空間なのです。エアコンもついてるし、冷蔵庫もあるし、当然ベッドもあるのです。あ、おまけにハンモックもありました(ブログを意識してなかったので、写真を撮ってないという…)。

Dsc_11473_copy_1024x576 ドームの中から、ご覧の通り外が見えます。ってことは、外から丸見えにもなります。なので、カーテンで隠すようにしてあります。夜は明かりがつきます。さすがにテレビはありません。あと、音楽を鳴らすことは禁止です。自然の音を堪能しましょうってことですね。

Dsc_11463_copy_993x576 料理は自分で炭火をおこして、キャンプ用のグリルで調理し、屋外のテント下でいただきます。ダッチオーブンという鍋に入ったポトフ的なものを煮たり、スープを温めたり、ステーキを焼いたり、中身がピラフのいかめしをアルミホイルで焼いたりできます。その他にサラダや、キャンプの定番=マシュマロ串!なんかもついてました(ぜんぜん撮ってません。調理と食べるのとで忙しかったし)。

Dsc_1143_copy_1024x576 あとは火を育てて、焚火です。大江戸はアウトドアにはほぼ縁のない人間なので、炭火も焚火も経験ゼロです。でも着火剤がついていて、熱いものに耐える革手袋もついていて、説明書もあったおかげで(当然チャッカマンもありました)、トラブルもなく大成功。焚火も、薪の組み方から足し方から完璧。もう、「ファイアー・マスター」と呼んでいただいても結構です。

で、炭や焚火の後片付けはしなくてよし。食器なども洗わなくてよし。空き缶、ペットボトル、ごみなどは自分でごみ小屋に捨てに行くのですが、何てことはありません。

ドームテントから徒歩1分の所にフロントなどがあるメインの建物があるのですが、ここだとWi-Fiも入るし、広々と快適なシャワー室やトイレもあります(トイレと洗い場は徒歩40秒の所にもあります)。さらには、売店もあるので、水もビールもちょっとした食べ物も心配なし。てな感じで、ある意味ズルしてアウトドア気分をちょっとかじれちゃいます。都会っ子の味方です。悪くないですよ、グランピング。

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2023年8月 3日 (木)

色がキレイなアディゼロSL    #アディダス #アディゼロ #adizerosl #ジョギングシューズ

Dsc_1316_copy_1280x7202_20230803235201 長年使ったランニングシューズがかなり底がすり減ったりくたびれてきたので、引退させて新しいのを買いました。近年の大江戸は、ちょっと型落ちのをネットで安く買うパターンでして、昨年12月に発売されたアディダスの「アディゼロSL」を購入。

Dsc_1318_copy_1280x7202_20230803235301 SLってのはSuper Lightの略だそうで、確かに軽い。そして厚底。

なんといっても、色が好みだったのです。白のシューズは汚れそうで、長年買ったことがありませんでしたが、このカラーリングには一目惚れ。後ろから見ても、底を見ても、内側を見てもいい感じなのです。紐を通すアイレット(鳩目)にまで色がついてるのもイイ。

Dsc_1317_copy_1280x7202_20230803235501 これ、アディゼロシリーズでも、最もスピードが出ない作りになっているそうで、つまり「ジョギング用」という個性を明確に打ち出しているのです。

大江戸はもう長い距離はほとんど走ってませんし、ましてやレースになんか出ません。健康維持と体型維持のためのご近所ジョギングばかりのファンランナーなので、これがぴったりだったのです。シューズに求めるものは、楽しく軽やかに走れることと、かかとや膝を故障しないような安定性とクッション性。あとは、色やデザイン。

Dsc_1319_copy_1280x7202_20230803235001 それに、お値段も半年ちょっとで一気に8,000円を切る所まで下がっていて、非常にお買い得気分♪  走ってみると、なるほど普通です。普通を愛でよ。安定してます。無理のない感じ。いいじゃないですか。サイズも常に27.0でピッタリなのです。 いつもの通り、タウンユースとしても履いちゃいまーす。

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2023年8月 2日 (水)

「イノセンツ」:静かなる決闘    #イノセンツ #大友克洋 #童夢 

1_20230731220801 映画『イノセンツ』は、大友克洋の『童夢』にインスパイアされたという作品。静かな静かなサイキック・ホラーです。

団地が舞台ってのも『童夢』からなのですが、そこで派手な空中戦が繰り広げられたりすることはなく、非常に地味な描写が淡々と続いていきます。それにしても、『童夢』過ぎますよね。大友さんに原案料とか払ってしかるべきだと思うのですが、たぶん払ってないんでしょうねえ。

でも何が一番『童夢』かというと、メインの女の子(妹ちゃん)の顔! 直截的に『童夢』の女の子の顔ってわけじゃないんですけど、あれは絶対大友ワールドの顔ですよ。

(以降少々ネタバレあり)) 静かな緊張感をじわじわ高めていく作品です。ただ最後まで同じトーンで、あくまでも静かに進みます。そこがまあ・・・地味といえば地味ですよね。クライマックスのサイキックス対決も、あくまでも「静かなる決闘」なのです。てゆーか、もろ『童夢』じゃーん。

でも団地に関しては、『童夢』が描くような日本のマンモス団地の方が無機質で、無個性で、物語の背景には合っているでしょうね。北欧だと、どうしても住環境やデザインに関しては優れているし、暖かみも感じられるので、こういう作品にはマイナスに作用するような気がします。

あと、(大人には見えなくても)子供と動物には見えるんだねえ。

 

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2023年8月 1日 (火)

「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」:視覚情報の洪水    #スパイダーマン #スパイダーマンアクロスザスパイダーバース 

1_20230729134301 映画『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』は、2019 年の『スパイダーマン スパイダーバース』(レビューは ↓ )の続編。

「スパイダーマン:スパイダーバース」:賑やかで新しいけど・・・   #スパイダーマン #スパイダーバース: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

この後に『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が控えているようで、三部作の真ん中なのですね。なので、終わり方も「つづく」なのです。

2時間20分と長尺のアニメなのですが、とにかく視覚的情報量がめっちゃ多くて、動体視力使いまくりで、観るとくたびれます。色もカラフル&ポップだし、絵のトーン、タッチも様々な種類が同居していて、もうごった煮というかカオスというか…。でも絵の凝り方、完成度、アート度にはただならぬものがあります。すっごいクリエイションです。

でも好きにはなれません。実写版『スパイダーマン』はどのシリーズも好きな大江戸ですが、このアニメ版シリーズはどうもダメなんです。なんかリミックスとか変奏曲とかサンプリングみたいな感じで、作品自体の持つ骨太な物語が描かれていなくて、心をつかまれることがないのです。目まぐるしい視覚スペクタクルにも、途中から飽きちゃいました。

それにしてもアメリカのアニメは今、何を作っても全方位的に「多様性」ってもんを入れまくらなくちゃいけないみたいで、…大変ですねえ。

 

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