「リボルバー・リリー」:陸軍に向って撃て! #リボルバーリリー #行定勲 #綾瀬はるか #ガンアクション
映画『リボルバー・リリー』は、行定勲監督が大正時代を舞台に撮った荒唐無稽なアクション(主にガンアクション)。行定さんにアクションが撮れるのか心配しておりましたが、健闘しておりました(見事とまでは思えませんでしたが)。
『グロリア』『明日に向かって撃て!』『ワイルドバンチ』『第三の男』『ガントレット』など名作洋画からの影響もいろいろと感じられます。
これだけ徹底的に銃やピストルをぶっ放しまくる日本映画も珍しいです。それにしても陸軍、弱すぎるんじゃないの? 外しすぎるんじゃないの?? 一方の綾瀬はるかは、(当然スタントも使いながらですが)アクションがサマになっておりました。大江戸にしてみれば「あの綾瀬はるかが」(←役者として信用していない)なのですが、今回は褒めてもいいでしょう(←何様?)。
でも、リリーはじめ「いいもん」サイドの人たちは撃たれても刺されてもピンピンしてます。いやー、リリー、さすがにそれは死ぬよねって感じなのに、痛そうにすらしません。さすがにちょっと現実味なさすぎでは?
シシドカフカもクールにカッコ良かったし、吹越満さんも大正モボの感じがさすがでした。長谷川博己と綾瀬の共演って、『はい、泳げません』ではありませんか! (以降少々ネタバレあり) そして阿部サダヲが山本五十六ってキャスティングにはぶっとびました。タイトルがタイトルなんで、リリーフランキーは出ていませんでした。
手練れの役者たちが勢ぞろいしてる中で、明らかに演技が心もとない人が二人混ざってるなーと思ったら、ジャニーズの方々でした(ジェシーと羽村仁成)。
大正期を再現した美術や衣装が見事。男たちはみんな帽子を被っている、そのことも、ここまでしっかりやっている作品は他にありません。リリーのドレスなどもさすがの美しさでした(衣装デザイン監修=黒澤和子)。
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