「エドワード・ヤンの恋愛時代」(1994年):感情移入ができません #エドワードヤンの恋愛時代 #エドワードヤン #恋愛時代
映画『エドワード・ヤンの恋愛時代』(1994年)を、4Kレストア版での再公開で初めて観ました。エドワード・ヤン監督の作品は『ヤンヤン 夏の想い出』は大好き、『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』は(二度観たけど)良さがわからないというのが、大江戸の感想。しかして本作は・・・
うーん、「良さがわからない」の方でしたねー。1990年代前半の都市(台北)を舞台に、複数の男女が織りなす恋愛絡みの群像劇。ま、ほぼほぼトレンディー・ドラマです。ただ、そういうものは時間をかけて連続ものとして描いた方が、それぞれのキャラクターを掘り下げられて、良い味わいが出るものですから、2時間9分の映画では限界があります。
かなり台詞の量が多い会話劇なのですが、登場人物が多く、字幕ということもあり、なかなか物語や人物の関係性が頭に入って来ません。なので、キャラクターに感情移入ができず、そもそも欠点が多くて感情移入し難い人ばかり出てくるし…、この手の作品でそうなると辛いですよね。
1990年代前半の空気=服装や髪型やメイク、街の意匠などを取り混ぜたすべての空気が、映像の中に刻印されています。そういう、「時代の記録性」というものは映画の持つ特質の(重要な)一つなのです。そういう所を褒めるしかない大江戸です。
そして、「でもこれって、世評ほどいい映画なんですか?」ってのが、正直な感想なのです。
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