「ウィッシュ」:ディズニー100年記念作だけど #ウィッシュ #ディズニー #正月映画
映画『ウィッシュ』は、ディズニー100周年記念作品。字幕版で観ました。なぜか年末にアニメ3連打となりましたが、特に意図はなく、むしろこのホリデイシーズンはやけにアニメばかり上映されてるってことです。
で、併映の短編も『ワンス・アポン・ア・スタジオ ー100年の思い出ー』というディズニー・キャラ総登場の顔見世興行。本編は字幕版なのに、こちらは日本語吹き替え版。その上、なぜか日本語字幕もついております。 古典的な二次元キャラと3DCGのキャラが共演するという、珍しい光景が繰り広げられておりました。
そして『ウィッシュ』は、うーん、やけに不出来でした。とっても残念ですが、「記念作品」って得てしてそういうことになりがちですよね。ディズニーの王道的なお話なんですけど、今の時代は王道こそが難しいし、いつものようには脚本が練れていなかった気がしてなりませんでした。女性の連帯を描いていれば大丈夫みたいな流れが安直に見えますし…。訴えたいテーマがないのに、形だけ整えているように感じちゃいました。
年末に観た3本のアニメ(本作と『屋根裏のラジャー』と『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』)で、ヴィランはみんな中高年男性でした。それって、アンコンシャス・バイアスなのでは?なんて思ったりして。
それはそうと、「正月映画」って言葉はすっかり死語になってしまいましたねえ。今上映されているメジャー作品で、正月映画らしい華やかさのあるものというと『SPY×FAMILY』と本作ぐらいですもん。アクション大作などはまるでゼロ(まあ、それはコロナ禍の影響とかハリウッドのストライキの影響とかもあるのでしょうけれど)。配給・興行サイドでももうちょっとうまくコントロールできないもんですかねえ?
えー、そういったわけで、本年も『大江戸時夫の東京温度』をご愛読いただき、ありがとうございました。来たる2024年も、変わらぬごひいきの程よろしくお願い申し上げます。
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