福原義春の『美』を」再読 #福原義春 #福原義春の美 #見えないものをみるということ ####
先日、福原義春さんの「お別れの会」(レポートはこちら ↓ )でいただいた特装版のPHP新書『美 「見えないものをみる」ということ』を読みました。
福原義春さんのお別れの会 #福原義春お別れの会 #福原義春 #資生堂 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)
この本は以前読んだことがあって、でもせっかくなので、「これも何かの思し召し」と再読しました。 (以前の読後レポートはこちら ↓ )
福原義春の新書「美」: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)
うーん、9年たってるわけですけど、同じ感想を抱きました。さすがは大江戸、ブレがない。いえいえ、そうじゃなくて、ブレがないのは福原さんの方です。この本に限らず、終始一貫してエスプリに富んだ教養深い紳士でした。
なんとなく覚えてはいるし、いかにも福原さんが書きそうなことが並んでいました。美、そして教養に関する永遠の真理みたいなものがそこにはあります。そして優れた日本論、日本人論にもなっています。
また、「知識イコール教養ではない」という内田樹氏の言葉を引用しつつ、「情報(データや)や知識(インフォメーション)が、もとのかたちのまま集積した個人的なものではない。人間という入れ物の中で知性(インテリジェンス)に変換された人間性の一部が、教養というものだ、と私も考えている。」「「真の教養」は、いわばそういう「知の遺伝子」なのだ。」と伝える福原さん。そうですよね、AIに負けない人間の知性や教養というものは、きっとそういうものです。
福原さんは日本の文化を誇り、日本がこれから生き残っていくためには「文化の力」しかないと訴えています。そこには希望と祈りがうかがえます。大江戸も、福原さんの爪の垢でも煎じて飲むように、この名著を繰り返し読んでいきたいと思います。
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