「ナポレオン」:CGに頼らぬ迫真の戦闘描写 #ナポレオン #映画ナポレオン #リドリースコット
映画『ナポレオン』は、86歳のリドリー・スコット監督が2時間38分を費やして描く大作。思えばスタンリー・キューブリックもこの英雄の映画化を企画して果たせませんでしたねえ。あと小生は、アベル・ガンスの『ナポレオン』(1927年)をフランシス・コッポラが復元した際の日本武道館上映(トリプル・エクランという三面スクリーン方式でした)を観ております。
公式サイトに「撮影カメラ11台! 8,000人を超えるエキストラ!」という文字が躍ります。確かに戦闘シーンの迫力は大変なものがあります。とにかくCGじゃないことによる本物感が迫真の力で迫るのです(もちろんCGを使っている箇所もあるのですが)。で、戦闘シーンの絵柄も斬新でユニーク。砲撃を受けた白馬のどてっ腹に穴が開く絵とか、王党派の反乱を阻止するための砲撃で人々が吹っ飛んで血しぶきが上がる絵とか、氷結した湖への砲撃で戦士たちが馬もろとも冷たい水中に落ちて行く絵とか…。これまでの映画で描かれたことのない描写がリアルに映像化されているのです。
そしてキューブリックの『バリー・リンドン』でも描かれたような、横並びで徒歩か駆け足で進撃する戦闘。ドラムを叩きながらの進撃ってのも一緒です(『バリー・リンドン』だと、更に笛も入ってましたが)。そこに限らず、時代や衣装がかなり『バリー・リンドン』的でありました。しかしあれで、鉄砲隊に向かっていくんだから、まさに無鉄砲。捨て駒そのものですよねえ。ほんと兵士たちはバタバタ死んでいきます。
リドリーはキューブリックほど格調高くないので、終始「下世話感」が漂います。そして、夫人との間の愛憎が本作のメインテーマです(歴史上の英雄としての戦闘あれこれよりも)。いずれにしても、『デュエリスト 決闘者』で世に出たリドリー・スコットですから、『グラディエーター』や『最後の決闘裁判』を含め、最後まで決闘、戦闘を描いていくのでしょうねえ。
あと、戴冠式の場面なんかは、まさに見たことのある西洋絵画の戴冠式そのものという絵作りでした。
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