昨年末に水道橋の東京ドームシティ内にオープンした日本サッカー協会(JFA)の「サッカー文化創造拠点」=その名も“blue-ing!”。なんかネットで見てもよくわからない感じでしたが、とにかく行ってみました。
場所は東京ドーム脇なのですが、とにかくわかりにくい。サイトでも現地の案内でも、あまり丁寧に説明してないので、ちょっとウロウロ迷っちゃいましたよ。
無料エリアと有料エリアがありまして、無料エリアは大型ビジョンの前に、客席があって、カフェとして飲食ができます。なんと「SAMURAI BLUE Burger」なる青いバンズのハンバーガーも売ってましたよ。ムムムな見た目ですね。 このカフェエリアが賑わっていたのですが、なんか大型ビジョンに映っていた皇后杯決勝の表彰式にはみんな興味がなさそう。たぶんお隣の東京ドームで行われるKingGnuのライブを寒さを避けながら待っている人が多かったような印象でした。
無料エリアの一角には日本代表のグッズショップも。サムライブルーのみならず、なでしこジャパンのグッズも各種揃っていました。床が人工芝になってるあたりが、いかにもですよね。このスペース、代表戦などのライブ・ビューイングもやるそうですが、そういう時はかなり盛り上がることでしょう。
別の一角の壁面には、日本サッカーの歴史や偉業を示す展示コーナーも。
なでしこジャパンのワールドカップ優勝トロフィーがあったり、1964年の東京オリンピックで3位になった時のユニフォームがあったり・・・
JリーグやWEリーグ草創期のあれこれがあったり・・・かなり濃密に展示されておりました。
で、有料エリアはというとですね、大人1,800円という強気の料金設定。文京区本郷にサッカー博物館があった頃とはだいぶ違いますね。でも、入場プレゼントとして日本代表のきんちゃくポーチをくれたので、それ込みの料金だと思えば、まあまあですかね。
壁面には元&現役代表の方々のサインが入っていました(多分今後増えていくのでしょう)。ここはJFAのアプリをダウンロードして、それで各所のQRコードを読み取って、各コーナーの開設を読んだりするのです。まあ、いいんだか悪いんだかって感じ。
オフトジャパン時代の戦術ボードとか、各世代のユニフォームやスパイク、ボールなどの展示も。カズやヒデの懐かしのユニも。
ワールドカップ出場時の選手たちのIDカードだとか、宮本ツネ様のあの(バットマン)フェイスガードもありました。
なでしこの「国民栄誉賞」の盾もあったりしました。男女混合の展示です。
展示品の上のモニターには、ドーハの悲劇から直近のカタール・ワールドカップや女子ワールドカップの映像が出ていて、つい見入ってしまいます。
さてさて、続いては体験コーナー。プロ選手がピッチ内で見ている光景を体験できる大型映像ですとか、自分の顔を日本代表選手の映像に顔はめされる動画だとか・・・落合陽一氏も加わっているとかで、とにかくテクノロジーの先端をキーワードにしているのであります。
ここまで見て来た方は気づいたと思いますが、この有料エリア、ほとんどお客さんがいないのです。土曜の夕方だってのに、オープン直後だってのに、大丈夫なんでしょうか?
あとはゲームのコントローラーみたいなボールとスイッチを使いながら、展示品や収蔵品を3D画像で立体的に見られるモニターなんかがあって、同じものが何台もあるのに、使ってるのは小生1人という状況。
で、一応自慢しておきたいのは、実際の代表選映像を40秒ほどモニターで見て、その視線の動きをAIが解析して、レベルを診断してくれるって装置のこと。大江戸がやってみたら、「プロ選手級」という結果でしたー! パチパチ。
でもこれ、一番上には「SAMURAI BLUE級」ってのがあるんですよね。その下が「プロ選手級」、「アマチュア選手級」「サッカー大好き級」と続くわけです。まあ、いいや。
てなわけで全体的な評価としては、「お値段を考えると、ちょっと微妙」。これからの展示強化、内容強化に期待したいところではあります。JFAのみならず、JリーグやWEリーグとのコラボもやればいいのにって感じた大江戸でありました。
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