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2024年1月10日 (水)

「コンクリート・ユートピア」:移民問題や分断の戯画化    #コンクリートユートピア #イビョンホン 

1_20240110140601 映画『コンクリート・ユートピア』は、アカデミー外国映画賞部門の韓国代表作品。なかなかどうして、現代に鋭いメッセージを投げかけております。

冒頭だけ大迫力ディザスター・ムービー。その後2時間は緊張感漂うサスペンス・ドラマです。ただ、そこに込められた現代社会へのメッセージが非常に重く力強いのです。これだけ政治的なエンタテインメントを堂々と作っちゃうところが、今の韓国映画の凄さですね。残念ながら、今の日本映画はやれていません。

(以降ネタバレあり) プロットはまさに「移民排斥問題」であり、人種間・階級間の「分断」。こういうインターナショナルな問題が、このアパート(日本的に言うと「マンション」)の問題として、比喩的にカリカチュアライズして(でも明らかに)描かれています。なるほど、移民問題ってのはこういうことなんだと肚(はら)落ちします。そして最後の妻ミョンファ(パク・ボヨン)の言葉がまた重い=「みんな普通の人でした」。つまり、「悪の凡庸さ」であり、戦時下において流されてしまった人々と同じなんです。

ただ、そのメッセージ性ほどには映画が面白くなっていかなかった。そこそこで終わってしまったのが、残念です。ドナルド・トランプに見せてやりたくはなりますが…。

主演のイ・ビョンホン(1年前にも『非常宣言』に出てましたっけ)、昔に比べると随分カッコ悪くなったなあ。でもその分、新境地が開けているわけですよね。 主演の3人を日本キャストに置き換えると、遠藤憲一(内野聖陽まぶし)・藤ヶ谷太輔・井上真央ですね。顔が。 韓国映画を観ると、どうしても「この顔は日本人の〇〇に似ている」と思ってしまう大江戸なのです。

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