「ゴールド・ボーイ」:意想外の面白さ #ゴールドボーイ #岡田将生 #金子修介 #柳島克己 #羽村仁成 #星乃あんな
映画『ゴールド・ボーイ』は、世を売を大きく上回って面白かったのです。だって、このタイトルと過去のポスターデザインだと、ほとんど期待できない感じじゃないですか。でも、先入観ってのは、時として破られるものでございます。中国の小説が原作だそうですが、いやー、後半の展開の見事さには惹きつけられました。
出だしはなんか「火曜サスペンス劇場」のようで(「火サス」見たことないけど)、まあありがちな話かなと思っていたのですが、とにかく後半には次々と意外なことが起こって、驚くやら感心するやら、大したもんでございました。ただ、ネタバレ厳禁の作りでもあるので、ほとんど何も言えませんー。
Y'sに身を包んだ岡田将生が、いつも以上にほんとカッコいいんですよー。だけど○○が××で・・・。いやー、△△で印象的でしたー。 ←ほとんど言えない
対する子供たちも、きっとこれから伸びていくんでしょうねえ。各方面で評判になっている羽村仁成くんは、やはりなかなかのもんです。そして、星乃あんなちゃんも達者ですし、少女時代の宮崎あおいを思わせるような表情を見せております。 この子らにとっての『ゴールド・ボーイ』は、岡田将生にとっての『天然コケッコー』のような「原点」になっていくのでしょうね。
2022年の『百合の雨音』があまりにドイヒーだったので、もう終わったかと思ってしまった金子修介監督ですが、本作でやや見直しました。そして、柳島克己の撮影が、特にクレーンや移動の使い方が良くて、撮影所の映画作りを知ってる撮影監督ならではの力を存分に発揮しておりました。 でも音楽は、マーラーを持ち出して来たのがちょっと大仰でしたねえ。この作品にマーラーは、やはり合わないもんねえ…。
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