「数に溺れて」(1988年):1から100までの奇想 #数に溺れて #ピーターグリーナウェイ #サッシャビエルニ― #マイケルナイマン
映画『数に溺れて』(1988年)を、シアター・イメージフォーラムの特集上映『ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ 美を患った魔術師』で鑑賞。公開時に観て以来の2度目です。
「奇想の」と言える、相当ヘンな作品。まあ、グリーナウェイは基本ヘンな映画しか撮ってないんですけど、それにしてもどうかしています。
何と言っても気になるのは、画面のどこに(どのような方法で)1から100までの数字が出ていたか(あるいは隠されていたか)。何かに数字が書いてある場合はわかりやすいのですが、気づかぬうちにだいぶ数字が飛んでいて、どこに出てたんだ??と思うことがしばしば。「自転車が(タイヤ二つで)8、その隣にいる人物が移動するたびに1の桁が増えていく」みたいなのもありましたよ(そういうことですよね?)。どっかのサイトに1~100までの種明かしが出ていないかなーと思って、検索してみましたが、残念ながら小生には見つけられませんでした。
いつもながら、サッシャ・ビエルニーの撮影が素晴らしく、あの横移動に加えて本作では「赤」の使い方がとても印象的です。そしてマイケル・ナイマンも!
女たちは自由で元気。男たちばかりが滅んでいく。そんな映画です。
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