「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」:応援したいタイプの作品だが… #アバウトライフ幸せの選択肢 #アバウトライフ #スーザンサランドン #ダイアンキートン
映画『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』は、なんか手垢のついたような邦題ですが、原題は、“Maybe I Do”。うーん、確かにこれは邦題つけないとしょうがない感じですね。
今日では珍しいオールド・ハリウッド的なオールスター・コメディーといった趣き。世が世なら、日比谷スカラ座系とか東劇・渋谷東急系系とかで公開されたであろう作品です。で、世が世ならそこそこの観客を集めもしたのでしょうが、現代においては東京でも小ぶりの劇場数館での公開(小生はYEBISU GARDEN CINEMAでの鑑賞)。それでも配信スルーじゃなかっただけ、ましってもんでしょう。
舞台劇のような空間限定、登場人物限定のつくり。なので、役者が重要。てなわけで、年を重ねて仕事が減ったビッグネームが集結しました。大江戸は若き日のスーザン・サランドンとダイアン・キートンはそれぞれ大好きなので、まあ嬉しいような哀しいような微妙な心情で観ておりました。 あと、本当の主役であるはずの若い二人に、存在感がなくてねえ…。
(以降少々ネタバレあり) 全体的にテンポが良くなく、演出下手な作品なのですが、中盤にあっと驚く展開(とはいえ、「やっぱりね」って感じですけど)があり、そこのあたふたぶりがやけにおかしくて、最大の見せ場でした。その後はまたぐだぐだと、切れ味悪くなって、大したことのない結末に至ったのが残念です。本当は応援したいタイプの作品なので、もう少しいい脚本だったら良かったんですけどねえ。
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