「DOGMAN ドッグマン」:ベッソン復活の娯楽作 #DOGMAN #ドッグマン #リュックベッソン #ケイレブランドリージョーンズ
映画『DOGMAN ドッグマン』は、低迷が続いていたっていうか、21世紀になってからろくな映画を作ってなかったリュック・ベッソン起死回生の良作。これ、やけに面白かったです。
アクションやバイオレンスも、ユーモアも、『レオン』を髣髴とさせます。まあ、少女は出て来ないし、悪役は大したことないんですけど…。ベッソン、まだ64歳なんですね。そりゃあ、まだ枯れる年でもありませんもんね。
とにかく、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じる主人公が魅力的。その哀しさや屈折や狂気を「もう一人のジョーカー」的に表現して、目が離せません。この人、『アンチヴァイラル』『ニトラム NITRAM』など、癖ツヨですごいんです。大江戸的にはホアキン・フェニックスなんかよりケイレブだと思っております。本作でも、エディット・ピアフ、マレーネ・ディートリッヒ、マリリン・モンローにまで扮しておりますし。
『バリー・リンドン』でレディ・リンドンを演じたマリサ・ベレンソンも出てるんですよねー。久々に聞いた名前なので、びっくりしました。シャネルスーツに身を包んだ金持ちばあさんの役。うーん、時間というものは残酷なものでございます。
面白さ抜群の娯楽作に仕上がっておりましたが、あの中途半端なラストを見せられちゃうと、これは続編が観たくなりますね。作ってほしいなあ。
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