「インフィニティ・プール」:ミア・ゴス、スゴス! #インフィニティプール #ブランドンクローネンバーグ #アレキサンダースカルスガルド #ミアゴス
映画『インフィニティ・プール』は、デイヴィッドの息子=ブランドン・クローネンバーグの新作。ヌーディティと暴力的描写のため、R18指定となっております。
これまで『アンチヴァイラル』『ポゼッサー』と、父と共通するような違うような変態的個性を見せて来ながらも、作品自体はイマイチだったブランドンですが、本作はいいですよ。娯楽性と変態性が適度なバランスでミックスされております。これまでで一番です。
人間ってものの「闇」を描く本作、何とも怖く、何ともおぞましく、地獄巡りの様相です。その一方で映像は美しく、また麻薬的な煙でラリッちゃうところのセンシュアルな映像なんて、かなりキてます。なかなかのセンスです。
で、アレクサンダー・スカルスガルドがそんな魔界をさまよう常識人、つまり我々の代理人として適役です。まじめだし、哀れです。 でも本作に関しては、何と言ってもミア・ゴス! 彼女の狂気が、この映画の娯楽性をワンランクもツーランクも押し上げております。『Pearl パール』そして本作と、絶好調ですね。既に映画史に残る「怪優」になっております。今後どこまで凄いことになっていくのか、…ちょっと怖いぐらいです。
一種のディストピア系SFとして、なかなか嫌な感じで心に引っかかる悪夢的な作品でした。
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