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2024年5月12日 (日)

「水深ゼロメートルから」:脚本の弱さ    #水深ゼロメートルから #山下敦弘 #さとうほなみ 

1_20240512224401 映画『水深ゼロメートルから』は、高校演劇の映画化ということで、『アルプススタンドのはしの方』に続く…とうたっております。タイトル文字の「ゼロ」の「ロ」が「0」になっているのが(映画内のメインタイトルも、広告においても)、タイポグラフィー的には面白い所。

山下敦弘監督ってことで、『リンダ リンダ リンダ』とか『超能力研究部の3人』とかを思わせますね。それにしても山下さん、今年は1月に『カラオケ行こ!』、5月に本作と(31日の)『告白 コンフェッション』の公開と、やけにノッてます。

で、やっぱり山下敦弘らしいというか(もちろん脚本のせいなんでしょうけど)、ゆるーい空気感が流れています。でもね、結局この脚本(当時の女子高生が書いたそうです)が、あまり良くないのです。」ムカつくほど甘っちょろかったり、女子たちの言うことが夜郎自大だったりで、結構イライラしながら観てました。ことに終盤など、妙な強さでジェンダー問題を持ち出したりしてきて、なんだかなあ。高校生が自分たちのことを自分たちの尺度で語っているのかも知れませんが、それがこのような形で映画になると、ちょっとしんどいですね。

ほとんど水のないプール(内田裕也とは関係ナッシング)という限定空間で描かれているのに、映画として飽きさせないのはさすがに山下監督。でも、もし相米慎二だったらどういう作品にしただろう?って思いは、頭の中にしょっちゅう浮かんでました。

4人の女子高生役にもさほど魅力がなく、先生役のさとうほなみの(いつもながらの)うまさだけが際立っておりました。

それにしても、野球部が練習してるだけであんなに砂が飛んでくるって・・・。なのに、プールサイドには全然砂がないって・・・??

 

 

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