「秋立ちぬ」(1960年):やるせない子供映画 #秋立ちぬ #成瀬巳喜男 #1960年の東京
映画『秋立ちぬ』(1960年)は、成瀬巳喜男監督の代表作の一つ。神保町シアターで開催中の「戦前戦後ー東京活写」の一本。大江戸は初見です。
今から64年前、戦後15年たった東京(銀座~築地界隈)のリアルな風景が残る記録としても貴重です。当時はまだここら辺にも、民家や空き地が普通にあったのですね。そして川と橋がやたらとあるのも、今との違いです。
オープニングは、銀座四丁目交差点。6丁目の銀座松坂屋も何度か出てきます。ここの屋上遊園地で、子供二人が東京湾を眺める描写もあります。車で勝鬨橋を渡って晴海へ。そこから歩いて、東雲の埋め立て地あたりまで行ったりします。一面の空き地で、まだ何にもありません。
よくできた子供映画という印象。まあ、子供映画といっても、子供を通して大人を描き、大人と対比させて子供を描く映画なんですけどね。女の子の台詞なんて、耳年増だったりしてかなり笑えました。でも、辛い話なんですよ。生きていくのはタフだなあ、って話。
(以降少々ネタバレあり) ラストは「えっ!これで終わるの?」ってぐらいに、救いがなく、やるせないものでした。成瀬巳喜男はその作風から「ヤルセナキオ」と言われたこともあったそうですが、まさにそんなラスト。でもこの少年の境遇は、成瀬の子供時代を反映させているのだそうです。うーん、だからやるせない作風なのかー。
79分なのに、十分な内容でした。映画って、70分~90分で十分ですよね。大江戸はそう思います。
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