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2024年6月30日 (日)

湘南、京都に悔しい敗戦    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南京都 #遠藤航

Dsc_1437_copy_1024x678下位天王山の湘南ベルマーレ対京都サンガFCをレモンガススタジアムで観戦。7番ヒデゲートから入って、久々のバックスタンドです。

Dsc_1439_copy_575x768 なぜずっとメインスタンドだったかというと、昼間の試合では西日が直撃するバックスタンドは、まぶしくてたまらないからなのです。目に悪いです。で、ナイトゲームの季節になったので、しかもおとといリセールでチケット入手した段階では降雨の心配もなさそうだったので、久々のバックスタンドだったわけです(メインスタンドのギリギリ屋根付きの席が多い小生です)。どれぐらい久々だろうかと調べてみたら、レモンガススタジアムでバックスタンドだったのは、なんと2022年9月3日の川崎戦以来でした。我ながらびっくりです。

Dsc01599 今日からベルマーレのユニフォームは恒例の「七夕仕様」になりました。夜空を感じさせる濃紺のデザインで、なかなかカッコいいですね。でも、七夕ユニで負けるイメージが、結構あるんですよねー。

Dsc_1436_copy_1024x768 今日のイベントはゆかたで盆踊り。広場でやぐら組んで、やってました。ハーフタイムにはメインスタンド前でもやってましたよ。

Dsc_1449_copy_608x768 ハーフタイムには今年初の花火も打ち上がってました。夏ですねえ。でも割と涼し目でしたし、試合前からずっと雨がパラッと少しだけ降ったりやんだりしていました。

Dsc01596 さて肝腎の試合ですが、悲しいです。0-1の敗戦。うーん、ドイヒーでした。京都に対策されたら、それを打ち破れなかったというところ。シュートは京都より多い12本打ったものの、枠内2本(うち1本はPK失敗)では勝てません。

Dsc_1440_copy_1024x736 京都が前からのハイプレスをかけると、またしても鈴木淳之介がミスしたり奪われたりしちゃうし(プレイと判断が遅い!)、中盤でことごとく止められて組み立て直しになるし、ゴール前は人数かけてがっちり守られるし、いつもながら山口監督の交代カードが遅いし…。観ていてすごくフラストレーションのたまる試合でした。前線を生かすことができる中盤のチャンスメーカーが不在なんです。

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まあ、それでもPKで同点にできるチャンスがあったのですが、福田翔生が先日に次いでまたもストップされて失敗。なんでルキアンに蹴らさなかったかなー、とほとんどの湘南サポは思ったことでしょう。PK失敗の悪い記憶を消すために、もう一度やるというのはしばしばありますが、そこでもまた失敗というのは、見たことがないぐらい珍しいと思います。あーあ。

Dsc_1444_copy_1024x688ハーフタイムと試合後には湘南サポからのブーイングも起きていました。これで順位が一つ下がって、ビリから2番目。これでも山口監督は続投なのでしょうか(まあ、下位チームはミシャもキジェも続投してますが)? 次の浦和に勝って、悪い空気を吹き飛ばしていただきたいものです。

Dsc_1450_copy_1024x718 あと、足指骨折で戦列を離れていたキム・ミンテが復帰しました。まだ本調子でないようにも見えましたが、今後に向けて明るいニュースではあります。あ、それと、遠藤航選手が観戦してましたよ。試合開始前に大型ビジョンに抜かれてました。ワタル、戻って来てくれよー。

 

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2024年6月29日 (土)

「WALK UP」:いつもの…に見えて実験作    #WALKUP #ホンサンス #クォンヘヒョ #キムミニ 

1_20240629225501 近年はこの初夏の時期に公開されるのが習わしになってきましたね、ホン・サンス作品。以前のウディ・アレン映画のようで、喜ばしいことであります。この『WALK UP』は、2022年作品。コロナの影響も感じられます。原題は韓国語で「塔」ってことだそうです。

塔のような地上4階・地下1階のアパートを舞台にしています。モノクロ作品。久々に男性主人公の作品でもあります。彼を演じるクォン・ヘヒョをはじめ、ホン・サンス一座の面々が登場。でもキム・ミニは出ていません。そこが何とも残念。キム・ミニの登場は、ホン・サンス映画の質保証のような気がしておりますので。

(以降少々ネタバレあり) いつも通りに、酒飲んでタバコ吸ってぐだぐだ話しているだけの映画なんですけど、今回はちょっと実験度高し。何の説明もなしに時間を飛び越えちゃってますので。これが結構わかりにくくて、「え???」となってしまいます。

でもあとはいつも通り。フィックスの長回しで、ひたすら会話を撮り続けます。カット数の少ない映画ですよ。あ、でも「バカズーム」は無かったなあ、今回。

しかしながら人と人との関係、人生、男と女、そういったものは常に描かれております。ドラマチックではないのに、そういうものが、日常のぐだぐだが、(大人にとっては)たまらなく面白いのがホン・サンス映画。でも、今回の面白さは中ぐらいだったかなあ。何か物足りないものがありました。やっぱり、キム・ミニが足りなかったのかなあ…。

 

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2024年6月28日 (金)

都知事選の衝撃的ポスター    #都知事選 #都知事選ポスター #泡沫候補 #ぱんちゃん璃奈 #らぶみ #Sasuke #よしき坊とら坊 #忠臣蔵義士新党 

Dsc_1380_copy_1280x9603 大江戸は2020年の都知事選のときも泡沫候補の方々のおかしなポスターや選挙公報をご紹介しました。本文内にもありますが、これらのポスターを撮ってネットに上げても、法に触れるわけではないようですので。↓

都知事選候補の変な方々   #都知事選 #都知事選ポスター #泡沫候補 #スーパークレイジー君 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1380 というわけで、巷で話題の今回の都知事選におけるトンデモポスターやトンデモ候補者をご紹介。今日はまず、ポスター篇です。

N党が多数の候補者を立てて、その掲示板スペースを広く販売しているという驚くべき事態が話題です。しかし、占拠されていない(空白スペースの多い)掲示板も多く、野次馬的にはこういったボードを見つけた方がラッキーって気がします。

 

Dsc_1406_copy_1009x815_1 まずはキックボクサーの「ぱんちゃん璃奈」って方です。まあ、書いてあることは真っ当なのですが、別にこの人が立候補しているわけではないのです。

 

続いては「らぶみ」って方です。ほっぺたに書いてあります。

Dsc_1408_copy_769x815_1 「今、目合いましたよね」って言われても、困っちゃいますよね。少々ワイルドに言えば、「てめえ、ガンつけやがったな」ですもんね。くわばらくわばら…。 掲示スペースは正方形なのに、長方形のポスターにしちゃった分、損してますよね。確認しなかったんですかね? あ、すいません。くわばらくわばら…。

 

Dsc_1379_copy_1280x9603 もっともっとぶっ飛んじゃうとこうなります。犬です。犬だから、立候補していません。

Dsc_1406_copy_600x677 「Sasuke」って書いてあります。かわいい柴犬ですね。いったい何なんでしょうかね。

 

Dsc_1402_copy_824x768 犬と人間が共存しているのもありました。「よしき坊 とら坊」です。謎多きポスターです。

Dsc_1401_copy_936x768 よしき坊は白バイ隊員の格好ですね。「私は子供の頃からスポーツカーが好きでした。カッコいいガソリン車で東京都をぶっ飛ばそう」「ガソリン車好きだワン」だそうです。時代の流れに抵抗している方ですね。

 

Dsc_1407_copy_711x815_1 ボードを埋め尽くさなくても、インパクトの強い方はいらっしゃいますよ。こちらの小野寺こうき氏は「忠臣蔵義士新党」なんだそうです。都政へ討ち入りするようですが、いや、討ち入りして切腹だと、都知事の仕事できないんですけど…。

 

Dsc_1426_copy_768x802 そして左下の丸の中に小さく素顔(いや、素顔じゃない!)が入っている「ジョーカー(河合ゆうすけ)」候補。「一夫多妻制」を導入するそうです。「小生化対策の抜本的解決! 令和の大奥制度。 複数の人を愛し、複数の家族を持つ社会へ。」だそうです。いやー、ツッコミ所多すぎて…。 そもそもジョーカーじゃなくて、ジム・キャリーの『マスク』だろ、この写真の扮装!(この人の政見放送が凄かったんですが、政見放送と選挙公報はまた後日レポートします)

 

 

 

 

 

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2024年6月27日 (木)

「ザ・ウォッチャーズ」:ダコタがいかつい    #ザウォッチャーズ #医者七位とシャマラン #イシャナナイトシャマラン #ダコタファニング

1_20240627140201 映画『ザ・ウォッチャーズ』は、M・ナイト・シャマランの娘イシャナ・ナイト・シャマランの初監督作品。まあ、設定とか雰囲気とか似てますよね。今、誤変換で「医者七位とシャマラン」になりましたー。

てなわけで、有り体(てい)に言って「失敗したときのM・ナイト・シャマラン」みたいな映画でした。親父さんの作品、いいときはいいんだけど悪いときはドイヒーですからねー。本作も、そこそこ手堅い感じはしますけど、映画として面白いか?と言われれば、イエスと答えにくい所はありますもんね。いろいろと雑だし。無理が多すぎるし。

(以降ネタバレあり) そもそも○○人を出した時点でバカバカしくなってしまいます。それを乗り越えて、克服するだけのサムシングがあったかというと、・・・残念ながらありませんね。やっぱり設定に無理があるというか、強引過ぎます。 いろんな説明が、ことごとく納得できるものじゃないし…。

ダコタ・ファニングって、現在30歳になったんですね。『I Am Sam アイ・アム・サム』の頃はかわいかったのに、ずいぶんいかつい感じになっちゃいましたねえ。妹(エル・ファニング)はずっとキュートなのに。でもエルも最近映画に出ていませんねえ。どうしたのかしらん? そっちの方が気になります。

 

 

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2024年6月26日 (水)

湘南、川崎と1-1ドロー    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #川崎湘南 #ワルンタ #田中聡 

Dsc_1408_copy_1258x807 Jリーグも全38節の折り返し点を終え、今日から後半戦。前半を下から3番目の18位と降格圏で終わってしまった湘南としては、今年不振の川崎から何としても勝ち点3を奪取したい神奈川ダービーです。

Dsc_1409_copy_1280x807 等々力陸上競技場改め「Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu」に行って来ました。本日はフロンターレの悪キャラである「ワルンタ」DAYってことで、ポスターから何からワルンタづくし。

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太っ腹なことに箱入りのワルンタ・フィギュアまで入場者プレゼントでみんなに配ってました。これ、けっこうな大きさで、普通に売ってりゃ2ー3,000円するよねって代物。いやー、これは凄いですねえ。うちもキングベル・フィギュアをタダで配ってほしいけど、そんな金があるなら補強してくれって話ですよね。(帰りの電車でメルカリ見たら、このフィギュアが早速3-4000円ぐらいでいくつも出品されてました。)

Dsc01589 さらには氣志團まで来て、ハーフタイムにワルンタたちとミニライブやってました。コンコースには、川崎の選手たちが気志團の扮装をしたポスターも貼ってあったし。やっぱり川崎さんのこういう所は、ほんと見事なものですよねー。

Dsc_1413_copy_1109x807 蒸し暑い中のナイトマッチですが、メイン上層スタンドにはかなり風が吹いておりました。そしてビールのうまいこと! でも選手たちは、土曜の試合から中三日。この試合の後もまた中三日で日曜に試合というハードな日程なのです。

Dsc_1414_copy_1114x807 そんな中、試合は完全なフロンターレ・ペースで進み、雨あられのシュートを浴びてしまいます。しかし、ソン・ボムグンの好セーブや、フロンターレの拙攻もあり、ゴールは割らせません。なんとかかんとかしのぎ切り、前半は0‐0。

Dsc_1415_copy_1145x807 大江戸はこの時、「今日は勝てる!」と思いましたね。だって、ここ数試合、試合を完全に支配しながら負けることが多かったものですから。逆に支配されていたら、これはカウンターとか事故みたいな一発で勝てる!と思うのも自然なことですよね。

Dsc_1417_copy_1251x807 ただ最終的には1-1の引き分けでした。先制されて「うーむ」と思いましたが、78分に田中聡の見事なミドルシュートで同点! 結局そのまま試合終了を迎えました。まあ、アウェイの勝ち点1ですから、良しとしましょう。

Dsc_1419_copy_1173x807 今の川崎は技術に加えて、ものすごいプレッシャーをかけて来ます。うまいチームがあんなにがっつりと球際厳しくやってきちゃダメですよ。いかんですよ。ほんとにもう。でも後半はベルマーレも何度かチャンスを作っていました。

復活後のここ数試合好調だった小野瀬が筋肉系の故障のようで、前半途中で退きました。心配です。でも畑が前節から戻ってきたので、左ウィングバックは何とか大丈夫。 3バックの左で先発した(後半は4バック)鈴木淳之介が、今日はひどかったですねー。ボールの出し所を考えているうちに相手の猛烈なプレスでボールかっさらわれることが何度かありました。あれは恥ずかしいので、要改善です。まだまだ伸びしろたっぷりってことです。 あと、ここ数試合ルキアン、福田のゴールがないので、次の京都戦では爆発してもらいたいものです。

 

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2024年6月25日 (火)

「胸騒ぎ」:違和感・嫌な感じ・恐怖・絶望    #胸騒ぎ #映画胸騒ぎ #心理ホラー

1_20240624225701 映画『胸騒ぎ』は、デンマーク発(オランダとの合作)の心理ホラー。アメリカのブラムハウスでリメイクが進行中だそうですが、なるほど、それはアリですね。今を反映した、そして普遍的な、胸騒ぎと嫌悪感を抱かせる作品です。

それにしても、全編を通して気の休まる隙がありません。まあ、音楽の使い方などで誘導しているきらいはありますが、何かささいな「嫌な感じ」「違和感」が少しずつ積み重なっていくのです。そして・・・「やっぱりそうだったか」という終盤の恐怖と絶望。お金払ってこんなもの観るなんて、私たちは物好きですねえ。

(以降少々ネタバレあり) 途中で何度も「ここでこうしていれば」「なんでそうしないの?」といったポイントがあるのです。でもそこで丸く納めると、映画にならないんでしょうね。そこに「良識」ってもんが入り込んできます。良識あるがゆえに、他人の(親切そうな)申し出を無下に断れなかったり、あと少し我慢すれば…などと思ってしまうのです。はい、たぶん小生もそうです。

しかし、危険アンテナをさびつかせてはいけないということです。教訓的な作品だなあ。 それにしてもこの夫さんがヘタレで、「ノー」と言えない人。相手を非難するときも、なぜだか泣いちゃってるし。最後の大事なときにも全く抵抗しないし。無抵抗主義者?? 

原題は“Speak no Evil”=悪口は言わない ってことだそうですが、『胸騒ぎ』って邦題、いい仕事です(ひかる一平主演『胸騒ぎの放課後』を連想したのは小生ぐらいでしょうけど…)。

 

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2024年6月24日 (月)

「ありふれた教室」:他人事ではない恐怖    #ありふれた教室 #イルケルチャタク #レオニ―ベネシュ #ゼロトレランス   

1_20240623223101 映画『ありふれた教室』は、観ていることが本当に辛い99分でした。最近、邦洋を問わず、こういう嫌な気持ちになって、いたたまれない作品が増えています。『あんのこと』とか『ミッシング』とか本作とか『胸騒ぎ』とか…(『ボーはおそれている』や『湖の女たち』なんかも、その傾向がありますね)。今の世界を反映していたりするのでしょうか。

中でも本作のストレス度は、かなりのものです。主人公の女教師の正義感や良い先生であることを序盤で見せておいて、たいていの観客は共感します。そこから、観ているだけで辛くなるような地獄の日々が始まるのです。そして、これは自分の身に降りかかっても何らおかしくないことが実感として迫るのです。その時、自分だったらどうする?という刃を突きつけられ続けるのです。いやー、これは怖い。これは嫌です。他人事ではない恐怖があります(ちなみに「他人事」を「たにんごと」と読む人が多いのですが、「ひとごと」です)。

トルコ系移民の息子としてベルリンに生まれ、その後トルコ暮らしを経てドイツで活躍している今年40歳のイルケル・チャタク監督(ヨハネス・ドゥンカーと共同脚本も)が、見事な手さばき。今後に期待してしまいます。

役者たちもみんな素晴らしい出来。中でも主人公役のレオニー・ベネシュのいろんな感情をためこんだ演技は、大いに評価すべきレベルです。

この学校は「不寛容(ゼロ・トレランス)」教育を行っているってことでした。現在の世界がSNSやコンプライアンスの影響などでどんどん不寛容になっている。それが世の中を生きにくくしているというのに…。学校は「寛容」をこそ教えてしかるべきだと思います。

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2024年6月23日 (日)

「HOW TO BLOW UP」:回想場面だらけで失敗    #HOWTOBLOWUP #爆破法 #環境テロリスト 

1_20240623213301 映画『HOW TO BLOW UP』の原題は“How to Blow Up a Pipeline”。やっぱり他動詞で目的語がなくっちゃ変ですもんね。てか、邦題なんだから、英語だけってのはいかがなものか?

環境活動家の若者たちによる石油パイプラインへのテロの物語。これ、『キネマ旬報』の星取表で妙に高評価だったので観てみたのですが、それほどのことはありませんでした。『キネ旬』の評論家って、妙に革命家やテロリストへのシンパシーが強い人が多いなあと常々思っているのですが、これもまたその一例でしょう。

映画の作りとしていちばん気になったのは、テロリスト一人一人の回想場面を挟み込みながら描いていくのですが、それを挟み込むタイミングがひどいのです。せっかく話がいい感じに進行して盛り上がったところで、回想場面に入るというスタイル。まるで、テレビ番組で盛り上がって、さあ!となったところでCMを入れて引っ張るような手法。嫌なストレスを与えられます。サスペンスもカタルシスもあったもんじゃありません。

あとは誰にも共感できない登場人物たちと、活動の理由が薄弱に見える描き方。そこが弱いから、テロリストへの感情移入なんかまるでできませんし、もしかしたらテロリスト批判をしているのかも知れないのですが、どっちにしても中途半端です。 サスペンスや犯罪ドラマとしての要素もありきたりで弱いですし、決して出来の良い映画ではありません。ついでながら、ソチという名の女性テロリストの顔は(言動も)、個人的に嫌いですねえ。これはもう嫌いなタイプとしか言いようがないのですが…。

いつものことですが、アメリカの田舎って車しか移動手段がないので、飲酒運転には非常に寛大ですね。本作でも、警察官が職務中にバーに来て、ウイスキーを結構な量飲んで、また車で仕事に行く描写があります。みんなもそれが当たり前って顔してますし、そもそもお店の人がウイスキー出してます。それがアメリカの田舎なんです。日本なら懲戒免職ものですもんねえ。

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2024年6月22日 (土)

「アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家」:キーファー作品の凄みが伝わらず    #アンゼルム #アンゼルム傷ついた世界の芸術家 #アンゼルムキーファー #ヴィムヴェンダース 

1_20240622221201 映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』は、戦後ドイツ最大の芸術家アンゼルム・キーファーの人と作品をヴィム・ヴェンダース監督が映画にしたもの。東京では日比谷と渋谷の上映館でだけ3Dだったので、ヒューマントラストシネマ渋谷で観ました。3Dって、ほんっと久しぶりだったので、持参した3Dメガネが仕様違いで、結局その場で100円出して買いました。

ヴィム・ヴェンダースの3D映画といえば、『Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(2011)がありましたねえ。でもあの作品もこの作品も、そんなに感心するような3D効果があるわけでもありませんでした。まあ身も蓋もありませんが、2Dで問題なしです。

大江戸は1980年代後半~1990年代にかけて(まあ、その後もですけど)コンテンポラリー・アートにどっぷりハマっておりました。その中でも最上級に好きだったのが、キーファーで、'93年のセゾン美術館の展覧会にも行きました。あとはアンドレス・セラーノやジャン₌ミシェル・バスキアも好きでしたね。

そのキーファーご本人がバンバン出て来るこの作品。しかしながら、作家と作品を解説していくような映画ではなく、キーファーをめぐるヴェンダースの心象風景みたいになっています。大江戸にはそこがもの足りなかったですねえ。そしてキーファーを知らない人には、これでは彼の作品の凄さ、偉大さが伝わらないなあと感じました。あのマチエール、あの重量感、あの暗い迫力、あの終末感が伝わって来ないのです。なんか映像がクリーン過ぎるのです。彼の作品の、不気味さとか悲惨とか神話的な悪霊とか歴史の重みみたいな感覚が、すっぽり抜け落ちているのです。

キーファーの息子やヴェンダースの孫おいを使った過去の再現イメージも、功を奏しておりません。 あと、キーファーの作品に拮抗するぐらいの圧倒的な音楽がついていたらなあとも思いました。 いろいろ残念な作品でありました。

 

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2024年6月21日 (金)

久々のオモシロ自販機    #オモシロ自販機 #自動販売機 #アニマルマカロン自販機 #リンガーハット自販機 #コーワ栄養ドリンク自販機 #ねこんぶだし自販機 #能登物産自販機 

Dsc_1237_copy_636x1024 街のオモシロ自販機・ヘンテコ自販機は留まるところを知らず増え続けております。久々にここ数か月の収穫をご紹介。

 

Dsc_1239_copy_768x608 まずはこちら。まだ冬から春ぐらいかなあ。場所、どこだったかなあ? 「アニマルマカロン」ですと! クマとかネコ?とかの顔で、いちごとか抹茶とかいろいろあるみたい。まあでも、それほど心惹かれない小生でした。

 

 

Dsc_1235_copy_666x1024_20240621234501 続いて、闇の中に光り輝く電工パネル。これ飯田橋のリンガーハットの前にあったんですよね。

Dsc_1236_copy_768x689冷凍の長崎ちゃんぽんや餃子が出て来るのでありましょう。「有馬翔(ありましょう)」って人、全国探せば一人ぐらいいるのでありましょう。

 

Dsc_1031_copy_768x988 で、闇つながりです。これも冬から春にかけての下北沢で発見したコーワの自販機ですが、現在はもうありません。

Dsc_1032_copy_760x1042 なんと、栄養ドリンクとかホッカイロとか飲む胃薬とかバラエティに富んだラインナップ。

Dsc_1033_copy_628x1042QPコーワドリンクのバリエーションも豊富なのでありました。

 

 

Dsc_1059_copy_768x1024 で、こちらはもっと異色。場所は京王線・幡ヶ谷駅のそば。自販機ボディの脇に「だしだしだしだし…」と、何かの呪いのように…。

Dsc_1058_copy_768x576 はい。ボトル入り「だし」の自販機でしたー。函館朝市発の「ねこんぶだし」です。 ボトルに魚が入ってるいわしやあごだしの自販機は前にも紹介しましたが、こいつは初めて見ました。

 

 

Dsc_1021_copy_643x1042 そんなわけで、函館から能登に飛びます。これも春先だったかな。地震で大変な能登を応援しようという趣旨の販売機でしょうか。

Dsc_1021_copy_643x1042_20240622001201 刺身、もずく、芋棒、十割そばなどいろいろ揃ってますが、なんで鳴門わかめがあるの?? いくらなんでも「のと」と「なると」は間違えないよねー。

この能登物産自販機は、銀座1丁目のはずれ(新富町寄り)で発見しました。なぜ「55 ゴーゴー」なのかは知りませんー。ん?金沢ゴーゴーカレーと関係あったりするのかしらん??

 

 

 

 

 

 

 

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2024年6月20日 (木)

菓子パンとかドーナツとか    #菓子パン #濃厚ミルクフランス #りんごのデニッシュ #ごろごろとしたりんごのパイ #瀬戸内レモンケーキ #三角シャルロットサンド #アーノルド #アーノルドのドーナツ 

Dsc_1331_copy_600x264 最近食べた菓子パンをいくつか。

最初にご紹介するのは、ローソンの『濃厚ミルクフランス』。北海道産練乳使用なのだそうです。まあ想像通りの味ではありますが、ちゃんとしたパン屋さんのミルクフランスに較べると、やっぱり「それなり」のお味です。

 

Dsc_1329_copy_600x561 次に、セブンイレブンの『りんごのデニッシュ』。おいしい煮りんごが真っ当な量入っていて、これはリーズナブルですよ。おいしいですよ。

 

Dsc_1367_copy_800x562 リンゴつながりでこちらはヤマザキ「日々カフェ」シリーズの『ごろごろとしたりんごのパイ』。フィリングはリンゴの角切りとリンゴジャム。まあ、お値段からすれば悪くないですよ。

 

Dsc_1369_copy_800x449 で、果物つながりでセブンイレブンの『瀬戸内レモンケーキ』。これ、意外なほど良かったです。古典的なレモンケーキほどアイシングがパキッと厚手なわけではないし、けっこう小ぶりではありますが、生地がしっとりジューシーで、じわっとおいしいのです。

 

Dsc_1327_copy_460x809 で、レモンケーキよりももっとケーキ寄りなのがこちら。セブンイレブンの『三角シャルロットサンド』。カステラ風の生地にバニラクリームが挟んであるではありませんか。おいしいに決まってますよね。

Dsc_1328_copy_600x527 でもまあ普通でした。カステラ風といってもカステラではなくて「シベリア」の生地みたいだし、クリームもそこそこ。パンコーナーに置いてあるのだから、こんなもんなんでしょうかね。

 

Dsc_1341_copy_800x752 そしてこちらはパンでもケーキでもなくて、ドーナツなのです。でも大江戸の好きな(しっとり生地の)ケーキドーナツではなくて、揚げパンに近いイーストドーナツ。「アーノルド」というフィンランドのお店だそうですが、大江戸は小田急線下北沢駅構内のポップアップショップで買いました。シュガーとシナモンシュガーとプレミアムミルクチョコ。うーん、やっぱりイーストドーナツですね。大江戸の好みとはちょっと違うのでありましたー。

 

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2024年6月19日 (水)

新宿小田急、渋谷東急2店の跡地は今    #新宿小田急 #東急本店 #東急東横店 #新宿渋谷再開発

Dsc_1347_copy_1280x960 十日ほど前に、新宿西口から小田急百貨店の跡地を眺めた風景。

 

Dsc_1349_copy_1280x960 しばらく続いていた工事囲いも取れて、空が広い感じですねー。

 

Dsc_1346_copy_1280x960 向う側に見えるのは、東口のルミネではありませんか。

 

Dsc_1350_copy_1280x960 で、何年後かには京王百貨店の方もなくなっちゃうんですよね。いやはや、生々流転であります。

 

 

Dsc_1319_copy_485x685 一方こちらは、しばらく前(5月6日)の渋谷。東急本店の跡地が今はこんな具合。長い間周囲を覆っていた工事囲いが舌の方だけになって、煙突が1本「樅の木は残った」状態になっています。

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で、その数か月前(昨秋ぐらいでしょうか)がこちら。全面囲われている頃。

Dsc_0793_copy_800x584_1そしてこちら。2月4日には、だいぶ工事囲いが下がってきました。

 

Dsc_1104_copy_768x542 はい、4月6日にはこんな感じでしたー。

 

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そして渋谷駅前の東急東横店跡地はというと、5月6日にはハチ公前広場に面したあたりがこんな具合になってました。

Dsc_1318_copy_1024x685 廃墟には『猿の惑星』が似合います。そういうものです。

Dsc_1316_copy_886x685クレーンが倒れたわけではありません。スクランブルスクエアの横で、絶賛作動中でした。

 

 

てなわけで、百貨店は東京においてもどんどん消滅しているのでありました。諸行無常でありますねえ。

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2024年6月18日 (火)

「愛と死の記録」(1966年):芦川さんの登場は1分だけ    #愛と死の記録 #芦川いづみ #吉永小百合 #渡哲也 #蔵原惟繕 

1_20240618142901 映画『愛と死の記録』(1966年)を、神保町シアターの特集「1960年代 吉永小百合と私たちの青春」で初鑑賞。ポスターはカラーですが、モノクロ作品です。

これもまた芦川いづみさん目当てで観たわけですが、待てど暮らせど出て来ません。92分の映画のラスト8分ぐらいになってようやく登場。そしてその後、ほぼラストでもう一度登場。2シーン合わせても1分ぐらいの登場でした! なのに、タイトルでは吉永小百合の次に渡哲也と並んで出て来るんですよ。ポスターのビリングも3番手。サギだっ! まあ、そうは言ってもこの映画の重要な部分を担っていることも確か。(以降ネタバレあり) 最後に左耳の下から首にかけてのケロイドが映し出される場面は、ちょっと衝撃的でした。その1-2秒で、何もかもが腑に落ちるのです。

この作品、吉永&浜田光夫コンビの大ヒット作『愛と死を見つめて』(1964年)の二匹目のどじょう的な企画だったのだそうですが、浜田が事故で怪我をして、その代役として渡哲也がキャスティングされたのだそうです。まあ二人とも角刈り(スポーツ刈り?)兄ちゃんですけど。

広島の被爆者を題材としているだけに、シリアスで重い作品です。それを単なるメロドラマにしてしまったと取るべきか、当時の娯楽映画の枠内で随分健闘していると取るべきか? 小生は、その中間ぐらいと感じていますが、原爆ドーム内部でのロケをはじめ、蔵原惟繕監督、市民レベルの反核映画そして、かなり気合の入った仕事をしているのではないでしょうか。吉永から魂のこもった演技を引き出せているあたりも、大きな功績でありましょう。

 

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2024年6月17日 (月)

「告白 コンフェッション」:74分のコンパクトさはいいけど…    #告白コンフェッション #山下敦弘 #生田斗真 #ヤンイクチュン #奈緒 

1_20240617141601 映画『告白 コンフェッション』は、福本伸行×かわぐちかいじのマンガを山下敦弘監督が映画化。山下監督はここ数か月で、『カラオケ行こ!』『水深0メートルから』に次ぐ3本目の公開。売れっ子です。

ワン・アイディア勝負の74分というコンパクトさが良いですね。実際、74分あれば十分だと思いました。これぐらいの作品が増えれば、「観る人は、自分の空き時間に合わせやすくなり、鑑賞機会が広がる。」「製作サイドは、撮影やポスト・プロダクションの日数を減らすことができて、費用が助かる。」「興行サイドは、1日に上映できる回数が増えて、興収増につながる。」と、近江商人のような「三方よし」ではありませんか。なので、短い尺を支持していきましょう!

湊かなえ原作・中島哲也監督の『告白』(2010年)と混同されないように、「コンフェッション」がついているのでしょうかね。さらに付け加えれば、1981年のウール・グロスバード監督『告白』(ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュヴァル主演)の原題は“The Confession”だったりします。

本作の登場人物はほぼ3人(二人の時間が圧倒的に多い。ラストだけプラス数人)、場所はほぼ山小屋内と限定的。だから、相当低予算で作れたはずです。 

それはともかく、作品はちょっと粗かったですねえ。この題材なら、脚本さえもっと練り上げていればもっともっと面白くできただろうに。でも、原作マンガがあるからしょうがないのかなあ。演出も妙にホラーっぽくなっていたし。

ヤン・イクチュンの芝居はちょっと過剰でした。あれでは作品がバカバカしくなってしまいます(山下監督のディレクションのせいかも知れませんが)。生田斗真は、いつもの生田斗真。そして短い登場場面の奈緒は、キュート&色っぽいショットがあったりして悪くはなかったですけど、まあ宝の持ち腐れでした。

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2024年6月16日 (日)

「蛇の道」:陰鬱で冷ややかな黒沢ワールド    #蛇の道 #黒沢清 #柴咲コウ 

1_20240616214401 「蛇の道」と聞いて連想するのは「蛇(じゃ)の道は蛇(へび)」って成句ですけど、このタイトルは「へびのみち」と読むんでしょうね。黒沢清の同名作品(1998年/Vシネマ)のセルフリメイクです。大江戸は’98年作品は未見です。

舞台をフランスに移して、柴咲コウ、西島秀俊、青木崇高以外はフランス人キャスト。その中で、柴咲コウは全編流ちょうなフランス語を話してます。いやー、相当な努力をしたのでありましょう。彼女の表情や顔が、フランスの空気にフィットしていますし。

フランス側キャストにマチュー・アマルリックまで出てきてびっくり。さすがは世界のクロサワです。 本作の演出も、成熟の域というか、実に堂々と風格のあるものでした。そして、画面の中の人物のサイズだとか、空間の不穏さだとか、やっぱり黒沢清だなあって感じ。陰鬱で冷ややかな感じ。

でも、陰鬱で冷ややかであっても、放水で洗っただけでは落ちないんじゃないかと思われるあの匂いだとか、何日も置いてある死体の匂いだとか、そこらに関する言及が一切ないのはちょっと不自然では?

それと、西島秀俊のパートって何の意味もないようで、…必要だったの? などという疑問点がいくつかありますね。 でも、最後まで引き込まれながら鑑賞できました。哀川翔&香川照之だったという’98年版も観てみたくなりました。

 

 

 

 

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2024年6月15日 (土)

「ぼっち・ざ・ろっく! Re:」:けいおん!下北沢!ライブハウス!    #ぼっちざろっく #劇場総集編ぼっちざろっく #ぼっちざろっくRe

1-1_20240615212501 映画『ぼっち・ざ・ろっく! Re:』は、「劇場総集編」と銘打った1作目(前編)。夏公開の「Re:Re:」が後編になるのだそうです。

大江戸はこの作品、原作の4コママンガもアニメ版もぜんぜん見たことありませんでした。でも総集編ってぐらいなので、鑑賞には問題なし。 そう、そもそも大江戸は『けいおん!』のファンでした。あれも女子高生4人のバンドものだし、原作は4コママンガ。で、タイトルに「!」がついてますもん。

本作の特徴は、主人公の「ひとり=ぼっちちゃん」がコミュ障だってこと。それを乗り越えてというか、折り合いをつけて成長していく物語でもあるのですね。なかなか面白うございました。

そして、下北沢界隈の風景が頻繁に出て来ます。大江戸はこの付近には馴染み深いので、「おお。あそこだ!」などと思いながら、観ておりました。ライブハウス「STARRY」のモデルになったSHELTERにも行ったことがありますしね。

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ライブハウスの映画でもあるのですが、その描写も的確。 そして、演奏シーンはひとりちゃんの演奏をはじめ、音が良いので説得力があります(音が悪いので説得力がある場面もあり)。 続編も必ず観ます。

あ、来場者プレゼントで「ジッパーバッグ付きステッカーセット」いただきましたー。

 

 

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2024年6月14日 (金)

「あんのこと」:ダルデンヌ兄弟作品のような不幸    #あんのこと #入江悠 #河合優実 #佐藤二朗 #河井青葉 

1_20240614221601 映画『あんのこと』は、入江悠監督(本作では脚本も)が、新たなステージに入ったと感じさせる秀作。本年公開された社会派の力作として、吉田恵輔監督の『ミッシング』にも比肩される強度を持っています。

最初から最後まで、観ていることが辛い作品です。胸の中がざわざわと重苦しく、もうこれ以上「不幸」を見せないでくれー!と思ってしまいます。昨年の作品ですが、石井裕也監督の『月』もそうでしたね。まるでダルデンヌ兄弟の作品のようです。

ただ、そのインパクトの強さはこの社会に向ける刃であり、人間というものに向ける一筋縄ではいかない洞察です。しみじみとほっこり感動させる場面もあるのですが、その先には暗い沼が待っているのです。

役者たちの凄さも『ミッシング』と共通します。常に舌を巻くほどうまい河合優実の中でも、本作はベスト・アクトでしょう。彼女が微笑みを見せるいくつかの場面では、観ているこちらも嬉しくなってしまいます。 そして、あの常にウザイ佐藤二朗が、冒頭の取調室こそ「あー、またいつものやつか」と思わせかけたものの、その後は独善的過剰演技を封印して、いい味出しているのです。これには驚きました。

毒母を演じる河井青葉(ダブル「カワイ」ですね)も、いつもの清楚で優しそうなイメージとは真逆の腐った鬼畜ぶり。本当に強い憎悪を覚えました。 稲垣吾郎は、まあ良くも悪くも稲垣吾郎でした。

2020年の新型コロナ初期の不安な空気を思い出させてくれたことにおいても、貴重だと思います。

 

 

 

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2024年6月13日 (木)

「男女残酷物語 サソリ決戦」(1969年):奇妙奇天烈ヘンテコ映画    #男女残酷物語サソリ決戦 #トンデモ映画 

1_20240613140801 映画『男女残酷物語 サソリ決戦』(1969年)が日本初公開となりました。一昨年には今回と同じ武蔵野館で、1968年イタリア映画の怪作『殺しを呼ぶ卵』が公開されており、本作はその流れを汲むトンデモ映画です。

邦題も凄いですねー。いかがわしいですねー。でも原題は“Femina Ridens”=「笑う女」。キャッチコピーの「こんなの、はじめて。」も、なかなかです。

ニキ・ド・サンファルの有名な女性の巨大な下半身アートのダミーを使った美術なども、ポップでユニーク。あそこらへん、権利関係はクリアしていたのかなあ?

あまりに確信犯的にヘンテコな映画で、男と女の台詞や演技も奇妙奇天烈。『死霊の盆踊り』あたりの感覚を連想いたしましたよ。 ん?男と女? そうかー。もしかしたら、ルルーシュの『男と女』(1966年)へのイタリアからの返歌だったのかも知れませんね。

でもまあ、正直なところあまりにもタガが緩んでいて、面白くもおかしくもありませんでした。ただひたすら変。ほとんどセクシーとも思えなかったし、残酷でも何でもない。サソリってのも、台詞にちょびっと出て来るだけ。どうでもいいような「オチ」はあるものの、それで評価が上がるほどでもありません。

まあ、好事家の方にだけおススメします。

 

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2024年6月12日 (水)

「帰ってきたあぶない刑事」:さらに5年後、10年後を見たい    #帰ってきたあぶない刑事 #舘ひろし #柴田恭兵 #ローリングストーンズパターン

1_20240612142701 映画『帰ってきたあぶない刑事』は、前作『さらば、あぶない刑事』( ↓ )から8年後の復活。定年退職した二人が私立探偵事務所を立ち上げて…という話。なのにタイトルは「刑事」なんですけど…(笑)

「さらば、あぶない刑事」:チョイワルおじさんたちのフィナーレ: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

舘ひろし74歳、柴田恭兵72歳ですかあ。ほとんど奇跡ですよね。断続的とはいえ、38年も同じ役をやり続けているそうで、びっくり。しかもそんな高齢者主演の映画が初登場週の興行成績1位だなんて! 

大江戸は『あぶ刑事』には何の思い入れもないのですが、タカ&ユージの相変わらずのカッコよさにはホント驚いちゃいます。体形、シルエットが変わらないし。恭兵さんが最近出たドラマ『舟を編む』での、メガネが素敵な渋くて知的な日本語学者役とはずいぶん違いますが、こちらの軽妙さもいいですよねー。

彼らと敵対するヴィラン役の早乙女太一は、ちょっと釣り合いませんねー。小物感があるし、ビジネスで財を成した人とは思えぬ言動で、ただただクレイジーなサイコ野郎。こんなヤツ、とっくに捕まってるはずですよ。

そして、浅野温子がすべてをぶっ壊します。すごい破壊力です。タカ&ユージよりもだいぶ若いのに、痛々しいほどの老け方で、それ以上にやることすべてがイタイ。うんざりします。

こうなったら、あぶ刑事二人のあと5年後、10年後も見てみたいですよね。今が限界かと思ったら平気で続けていたという、ローリングストーンズ・パターンが当てはまったら、痛快ではないですか。

 

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2024年6月11日 (火)

日本、シリアに圧勝     #サッカー日本代表 #サムライブルー #日本対シリア 

Dsc_1360 FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選の日本対シリア@エディオン・ピースウイング広島をテレビ観戦。今年オープンしたこのスタジアムでの代表戦は初めて。ってゆーか、広島での代表戦は20年ぶりなんだそうです。

6日(木)にヤンゴンでミャンマーを下した日本代表は(FIFAランキング18位)は、2次予選突破をかけて必死のシリア(ランキング89位)との対戦ですが、落としたら恥ずかしい試合ですよね。でも思った以上に楽勝というか、圧勝。前半は22分までに3-0とリード。特に2点目=堂安が狭い所を思いっきり通したシュートが凄かったですねー。

3バックから4バックに変えた後半はちょっともたつきましたが、相馬が獲得したPKを本人が決めて、最後は南野が技術のゴール。結局5-0で完勝(ミャンマー戦に続き、2試合連続の5-0)。これで日本はアジア2次予選まで全勝、無失点だそうです。さすがですねえー。

確かに今日のスタメンなどは、シリア相手にはもったいないぐらいのフルメンバー。これで、今は不在の三苫、伊東あたりも加わるんですから、いったいどこまで厚くなるんだ選手層! きょうインパクトが強かったのは、堂安律と中村敬斗と相馬勇紀。素晴らしかったなあ。それにしても左のサイドハーフ、もしくはウイングバックって、三苫、中村、相馬と、誰を先発させるんだ?!っていう嬉しい悩み状態になってますねえ。

珍しいGKの交代で、先発の大迫に代わって最後の方で谷晃生が出て来ました。ベルマーレ出身なので、やはり気になりますし、応援してあげたくなります。現所属の町田は嫌いですけどね。 今回招集した26人のうち長友以外の25人を2試合で使ったってのは、なかなかあっぱれでした。まあ、それが許される楽勝だったからなんですけどね。

そして川村拓夢は、谷口の後を継ぐ「正統派(古典的)ハンサム枠」なのだと改めて思いましたー。

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2024年6月10日 (月)

「違国日記」:あなたと私は別の人間だから    #違国日記 #新垣結衣 #夏帆 #中村優子 #伊礼姫奈 

1_20240610135501 映画『違国日記』は、瀬田なつき監督がこれまで手掛けた中で、いちばん規模の大きな作品でしょう。とは言っても、学校と家+αの地味な作品。しかしながら、この手の映画としては珍しいほど長い139分あるので、ゆったりたっぷりとエピソードをつないでいきます。

序盤の新垣結衣は、ぼーっとしたような無表情か暗い顔ばかりだったので、『正欲』のキャラが憑依していたのかと思いましたが、徐々に温和な表情も見せるようになっていきます。いずれにしても、この2作品で完全に過去のガッキーから脱皮して、新しい新垣さんの地歩を固めつつありますね。結構結構。あの平板な「はい。いってらっしゃーい。」なんか、サイコーじゃないですか。

そして夏帆。新垣さんと夏帆さんの共演ってのは、大江戸にとって「盆と正月が一緒に来た」状態なのです。でも今回の夏帆さんは、大江戸の好きな夏帆とは微妙に違ってたかな。ヘアメイクにしても、いつもよりちょっと年上風に作ってたし(実際は新垣さんより3つ年下なので)。

もう一人好きな女優さんが出てました。中村優子さん。でも彼女ってここのところ『碁盤斬り』にしても本作にしても、出てきてすぐ死んじゃう役ですねえ。 また、エンドロールで伊礼姫奈って名前を見て、どっかで聞いたことあると思ったら、あの『毒娘』の「ちいちゃん」じゃないですか! 本作ではまったくイメージの違う優等生役だったので、ぜんぜん気づきませんでしたー。

原作マンガがあるのでしょうがないけれど、早瀬憩演じる中3~高1の女子が結構めんどくさい子で、「…まあお年頃だからしょうがないか」「闇落ちしないだけいいか」と思いながらの鑑賞でした。ま、映画全体としては、悪くないけど絶賛するほどでもないってところ。ただ、「あなたと私は別の人間だから、わかりあえなくて当たり前」っていう真実を説く台詞の数々が良かったです。ああいうの好きです。

 

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2024年6月 9日 (日)

WEリーグアウォーズ23‐24と北村菜々美    #WEリーグ #WEリーグアウォーズ #日テレベレーザ #北村菜々美 

6月7日に2023‐24シーズンの「WEリーグアウォーズ」が開催され、昨日からノーカットでアーカイブ配信されています(大江戸は、飛ばし見しました) ↓

https://youtu.be/zyWDiK5xSf8?si=Hafy0tCgtkrukg3i

各賞の結果はこちらをご覧ください ↓

2023-24 WEリーグアウォーズ|WEリーグ公式Webサイト (weleague.jp)

WEリーグもなんだかんだ3シーズン目が終わりました。優勝は初年度がINAC神戸レオネッサ、2年目と3年目が三菱重工浦和レッズレディース。日テレ東京ヴェルディベレーザは3年連続の3位となり、この3チームがレベルの違うトップ3だというのは、誰もが認めるところでしょう。 それにしても、今期のベレーザは危ないところでした。植木理子と小林里歌子という代表クラスのストライカー2名が海外移籍でいなくなってしまったのですから。前半は勝ちきれない試合、土壇場で追いつかれたり逆転されたりする試合が多くて、どうなることかと思いました。しかしウィンターブレイクで、JFAからMVPの鈴木陽、得点王の神谷千菜を補強したのが当たり、後半は絶好調。攻めのバリエーションも加わり、13試合負けなしでフィニッシュしました。これなら、来シーズンの優勝が期待できるってもんです!(ただ藤野あたりが海外に行っちゃうのではと心配です…)

アウォーズで発表されたMVPは、当然の清家貴子。20得点とWEのシーズン記録を大きく伸ばしての得点王であり、安藤や猶本をケガで欠いたチームを優勝に導いた立役者でしたからね。来期は、海外進出だそうです。それ以外の賞も、まあ順当かな。

Dsc_1345_copy_1024x581 で、北村菜々美選手(ベレーザ)が優秀選手30名の一人に選ばれました! おめでとうございます! パチパチパチ! 3年目にして初の受賞です。でもベスト11には入らなかったので、残念ながら賞金とかはナシ。アウォーズの会場にもいなかったようです。でも、今期はキャリアハイの6得点(第8位)を挙げたし、WE通算50試合出場も達成したし(現在52試合)、WEリーグが今季から導入したスタッツでは「キーパス(明確なゴールチャンスを生み出したパスの回数)」の第5位(18回)でした。これまでよりゴールに向かう積極性が増しましたし、よりアグレッシブなプレイ、チャレンジングなプレイをするようになりました。まだどんどん成長中です!

さて、パリ五輪を経て、来期のWEリーグはどうなるのでしょうか? いずれにしても、集客をもっと伸ばさなければいけないことは確かです。皆さんもスタジアムで観戦したり、DAZNで見たりして、応援してくださいね!

 

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2024年6月 8日 (土)

「マッドマックス フュリオサ」:アニャも作品も悪くない    #マッドマックスフュリオサ #フュリオサ #アニャテイラージョイ #ジョージミラー ##

1_20240608220101 映画『マッドマックス フュリオサ』の原題は“Furiosa  A Mad Max saga ”。マッドマックスの世界も壮大なサーガになってきたのですね。前作『怒りのデス・ロード』が2015年公開ですから、もう9年もたってしまったんですね。びっくり!

『デス・ロード』ではシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサが、なぜ戦士になったかを描く前日譚です。 (『怒りのデス・ロード』のレビューはこちら ↓ )

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」:壮大な「チキチキマシン猛レース」: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

『デス・ロード』公開時の世間の熱狂と高評価は大江戸の評価をはるかに上回るものでした。何しろ同年の「キネマ旬報ベストテン」の第1位になってしまったのですから。で、本作では同様の世界観とビジュアルを受け継ぎながらも、時代が遡るので多少しょぼい。とは言え、圧倒的なアクションです。後半の改造車が疾走しながらのド迫力アクションの数々は、やはり圧巻! 本作の予告編に「偉大なる監督 ジョージ・ミラー」と出るのもむべなるかなです(ちょっと笑ったけど)。

アニャ・テイラー=ジョイが若きフュリオサを演じるのですが、この人、白目も黒目も大きい! そして目が離れている! でも、とても目力があるので、それが生きました。ただ、それでも時々「物足りない」「ちょっと弱い」と感じる演技があったことも確か。その点、シャーリーズ・セロンは偉かったなあ(てか、オスカー女優の実力でしょうか)。そうは言っても、アニャもよくやりました。同世代の中でもクロエ・グレース=モレッツやダコタorエル・ファニングには、こんな役できませんもんねえ(ゼンデイヤならできるかな?)。

日本以外の全世界で期待外れの興行に終わっているようですが、なんででしょうか? 大江戸は、圧倒的なビジュアルも含めて嫌いではありません。

 

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2024年6月 7日 (金)

ザクザク系チョコレートについて(サクサクも)    #ザクっとチョコ #リベラ素材たっぷり #アップルクランブル風チョコレート #96層のサクッとパイチョコ #ショコラウエファース #ザクザク系チョコ

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そろそろチョコレート菓子の季節も(原則)終わり。だって、溶けちゃいますからね。往く季節を偲んで、ザクザク系チョコレート菓子の特集です。この春はザクザク系が目立ったもんで。

まずはセブンイレブンの『ザクっとチョコ』。ザクっとの秘密は、クッキー、ワッフル、パフと3種の素材が合わさって、独特のザクっと感を出しているから。チョコもなかなか結構です。写真左上の現物でわかるように、けっこう小さ目です。Dsc_1127_copy_524x600

 

次は、グリコの『リベラ 素材たっぷり 香ばしパフ&アーモンド』。食物繊維のデキストリンを加えた機能性表示食品です。 脂肪や糖の吸収を抑えるのです。こっちもパフとアーモンドでザクザクなわけですね。機能優先かと思いきや、これかなりおいしかったです。

 

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で、カルディで売ってた『アップルクランブル風チョコレート』。“crumble”ってのは、砕けるとかぽろぽろ崩れるってこと。この製品は、そのイメージよりは硬いと思いますし、ホワイトチョコを使っています。でもホワイトチョコ嫌いの大江戸も、こいつはそんなに悪くないと思いました。アップルさんのおかげでしょう。

 

Dsc_1313_copy_437x600こちらは「ザクザク」ではなく「サクサク」系。セブンイレブンの『96層のサクッとパイチョコ ミルクチョコレート』。

Dsc_1314_copy_800x596 でも96層って言うと凄いけど、写真のようになってるだけですよ。パイ生地を折り重ねていくので、「1枚が2枚に、2枚が4枚に…」みたいに倍々になっていくからなんでしょうけど、・・・ん? それだったら、2→4→8→16→32→74→148…ですよね。どっから96が出て来たんだ?? ま、その謎を凌駕するほどおいしいわけでもありませんでした。

Dsc_1334_copy_419x600姉妹品の『96層のサクッとパイチョコ アップルパイ風味』もあるんですよ。でもこれ、どこがアップルパイなの?って感じですけどね。いくら「風味」がついてるとは言え、アップルパイをなめないでいただきたい。アップルパイをなめると、まあまあおいしそうです。

 

Dsc_1107_copy_800x598 そして最後に、不二家の『ショコラウエファース mini』。いやー、「ウエハース」じゃなくて「ウエファース」ってあたりが、さすが不二家さんです。でもお味の方は大したことない。チョコがあんまり良くない。残念ながらこちらも不二家さんらしいところなのです。「サクサク食感!」と書いてあり、絵でわかるように3層の生地部分がサクサクのもとなのです。まあ、でもチョコがうまくないとねえ…。

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2024年6月 6日 (木)

日本、ミャンマーに順当勝ち    #サッカー日本代表 #サムライブルー #ミャンマー対日本 

FIFAワールドカップ2026・アジア2次予選のミャンマー対日本(in ヤンゴン)をテレビ観戦。日本はもう最終予選への進出が決まっていますが、この試合はAFCアジアカップ2027の予選も兼ねるとのこと。6月のA代表2連戦に呼ばれた久保建英と鈴木唯人は、パリ・オリンピックには出られないという仕分け?になっているそうで、そういった意味でもこの二人の活躍を見てみたいところです(今日は唯人が後半からの出場、久保はお休みでした)。

先発で「お!」と思ったのは、GK前川と1トップの小川航基。まあこの対戦ではGKはほとんど出番なし。小川は前半フィットしなかったものの、後半に2点を挙げるという点取り屋らしい活躍でした。一方、途中出場の鈴木唯人はあまりアピールできませんでしたね。

前半は中村敬斗の見事な個人技ゴールと、鎌田のシュートのこぼれ球を押し込んだ堂安のゴールで2-0とリード。 後半は小川、小川、中村(こちらも見事なシュート! アシストは小川)で3‐0。合計5-0で日本が勝ちました。まあFIFAランキング18位の日本に対して、ミャンマーは163位ですから、当たり前のことです。後半途中から入った前田大然、相馬勇紀という左右の槍が、活性化をもたらしてくれました。前田はボウズじゃなくなって、コワくなくなったし、目立たなくなりましたね。

それにしても、芝生がふさふさボコボコで、ボールが止まってましたねえ。日本にとっては、とてもやりにくそうでした。 さあ、次は11日のシリア戦だっ!

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2024年6月 5日 (水)

コンビニおにぎりでーす    #コンビニおにぎり #チュモッパ #トッカルビ #天タレまぶし #香ばし焼おにぎり #塩にぎり

Dsc_1339_copy_600x557 最近のコンビニおにぎりですよん。 (前回はこちら ↓ )

セブンのおにぎり三選    #おにぎり #セブンのおにぎり #ぶたはげ #炭火焼豚丼風おむすび #チャーシューわさび #紅しゃけ西京焼き#八代目儀兵衛 #殺しの烙印: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

今セブンイレブンでやってる韓国フェアの中の商品。こちらは『チュモッパ』。♪チュモッパ! ゲロウレ、チュモッパ! ゲロウレ…って、それはジェームズ・ブラウン(ゲロッパ!)ね。関係ないけど、大江戸はJBのマント・ショー(cape act)が大好きです。「ごま油香る」と書いてある割には大したことなくて、まあ韓国風まぜごはんのおにぎりですね。可もなく不可もなくといったお味。

 

Dsc_1340_copy_600x576 そしてもう一つは『トッカルビ』。今、変換候補に「特価ルビ」と出てました。特価でふりがなつけてくれる写植屋さんって…古い話ですね。

Dsc_1341_copy_600x514 韓国式ハンバーグと書いてあります。でも、甘辛醤油のたれなので、むしろ「つくね」って感じです。海苔がいい仕事してくれてます(♪ノリがいいね)。悪くないです。

 

Dsc_1203_copy_600x598 セブンイレブンでは、しばらく前にこんなものも食べました。『天タレまぶし』。外国人タレントが「外タレ」なら、「天タレ」ってのは天才タレントでしょうか(まあ、もともと“talent”ってのは才能って意味ですけど)。

Dsc_1205_copy_600x384 てなわけで、天ぷらのタレをまぶしたごはんで、小海老入りです。ちょっとエビ臭強め。悪くないけど、期待ほどでもなかったなあ。

 

Dsc_1204_copy_600x583 セブンからもう一つ、『香ばし 焼おにぎり』です。醤油を塗って、かなりこんがりと焼いてあります。「温めておいしい」と書いてある通りで、逆に温めないとちょっとがっかりであろう商品。セブンはお米自体がおいしくて、「塩むすび」は最高ですから、こちらも相当良いのです。

 

Dsc_1330_copy_600x582 で、塩むすびの話題が出たところでこちら。ローソンの『塩にぎり』。石川県産米「ひゃくまん穀」使用だそうです。でもやっぱりセブンにはかなわないんですよねー。お米自体がそんなにおいしい気がしないのです。 コンビニおにぎりはやはりセブンの牙城のようです。

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2024年6月 4日 (火)

「美しい暦」(1963年):あまりにも雑    #美しい暦 #石坂洋次郎 #吉永小百合 #芦川いづみ 

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映画『美しい暦』(1963年)を、神保町シアターの特集「ー1960年代ー 吉永小百合と私たちの青春」で初鑑賞。先日の『青い山脈』(同年の作品)同様、吉永小百合というよりは芦川いづみさん目当てで観に行きました。

石坂洋次郎原作ってところも『青い山脈』と同じですが、出来はだいぶ違います。相当珍妙な作品というか、あまりにも雑で、全てのバランスが破綻しているような作品。原作のせいなのか、脚本のせいなのか知りませんが、あまりに行き当たりばったりな展開で、ほったらかしエピソードや唐突な解決エピソードも多くて、あきれちゃいます。こんなの、シナリオ教室だったら確実に落第でしょうね。

でも吉永小百合は若い勢いたっぷりで、小動物っぽいかわいさがあります(『あまちゃん』の時の能年玲奈と共通するものがあります)。まあ、あくまでも彼女を見せるための映画なのですね。友だちとお酒を飲んで酔っ払う彼女の(ちょっとわざとらしい)演技がかわいいですね。

一方またも先生落ち着いた先生役の芦川さんは、『青い山脈』の方が魅力的。彼女はおでこを出さない髪型の方がいいですね(なので、本作でも後半の髪型の方が素敵です)。 (以降ネタバレあり) でも彼女が惚れちゃうぐらい長門裕之の鹿児島弁美術教師が魅力的かというと、うーん、配役的にも、描写としても、物足りないですねー。「ありえねー」って思っちゃいますもん。 その後の小百合&浜田光夫のラストもモヤモヤ。なんか残念な作品でした。

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2024年6月 3日 (月)

「からかい上手の高木さん」:二十代×十代のラブコメ    #からかい上手の高木さん #今泉力哉 #映画からかい上手の高木さん

1_20240603214501 映画『からかい上手の高木さん』は、言わば番外編なんだそうですね。つまり主人公が中学生の原作マンガがあって、そのアニメ版とアニメ映画があって、それをドラマ化した作品が最近深夜枠で放映されて(大江戸は未見)、そしてドラマ版の十年後という設定でこの映画が存在しているのです。しかも深夜ドラマ版と子の実写映画版の監督は、どちらも今泉力哉。なので、ドラマ版の映像も(回想的に)使われています。

十年後になってる時点で別ものなんで、原作やアニメのファンからしたら、かなり微妙な作品なんでしょうね(まあ、楽しんでくれる人もいるんでしょうけれど)。でも大江戸は初めて接した「高木さん」が本作なので、しかも監督が今泉力哉なので、十分に楽しめました。

主人公二人が大人になった分を補完するかのように、齋藤潤と白鳥玉季(ずいぶん感じが変わったねえ)の中学生コンビがいい役割を果たしています。そして、ぎこちないカップルが二組あることで、キュンキュン効果も倍増しています。

でも、高橋文哉演じる西片は「こんなヤツ本当にいるのかよ?!」ってぐらい鈍感でカマトトで頭鈍いし、高木さん役の永野芽郁はもともとあんまり好きではないので、そこはちょっと…。

あと江口洋介の台詞のちょっと引いてしまうようなクサさとか、終盤などあまりに長過ぎるシークェンスがあって、しかもゆっくりゆっくりと進行するので、さすがに飽きてしまうところもマイナスではあります。ただ、気持ちの良いラブコメディーとして、作品全体としては好きです。これまでの今泉作品のアベレージには達してないんですけどね。

 

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2024年6月 2日 (日)

「関心領域」:私たちもきっと同じ    #関心領域 

1_20240602211701 映画『関心領域』のポスター、カッコいいですね。不穏な美。高次な仕事です。

普通に考えれば単館系が似合う作品ですが、シネコンにもかかって、初登場週は興行トップテンの第5位でした。小生もシネコン=新宿ピカデリーで観ました。

独特のトーンの映像が凄いです。美しい生活を淡々と描いていきます。建築美についても、たっぷりと映し出しています。それらの美しさが、とにかく不穏。その隣で行われている非道な虐殺のことを考えずとも、生理的に不穏だというあたりが映画の力。

で、それ以上に凄いのが音響と音楽。アカデミー賞で国際長編映画賞に加えて音響賞も獲得した(『オッペンハイマー』を抑えて)のも、むべなるかなです。

生活描写を重ねていき、ときどき夫の「仕事」の描写も入るのですが、塀の向うのことは「音」でしか描かれません(音で描くってのも変ですけど)。その音が怖いですし、どういうことが行われたかを知っている我々(観客)は、その音でいろんなことを思い描いてしまうわけです。

でも私たちも、いや小生も、この家族ときっと同じなのでしょう。そう思わされるところが、さらに怖いところです。人間なんて・・・。 また、今日の客席にはポップコーン食べながらの人が結構いて驚いたのですが、それもまたその人の関心領域を示しているようで、怖いところであります(ポップコーン食べてなくても大同小異なのでしょうけれど)。

 

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2024年6月 1日 (土)

湘南、内容で圧勝し試合に負ける    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対ガンバ #湘南G大阪 

Dsc_1335_copy_1024x625 快晴で汗ばむぐらいのお天気。午後3時キックオフの湘南ベルマーレvs.ガンバ大阪をレモンガススタジアムで観戦。試合前には道頓堀のたこ焼き屋さんのキッチンカーに並んでるガンバサポも多かったけど、なんでここに来てまで?

Dsc01582 今日は産業能率大学スペシャルデーで、スタジアム内外にも多くの産能大生たちが来ていました。 湘南は頼りになる男二人(キム・ミンテと畑大雅)が故障欠場中。選手層が薄い中では痛いところです(結局この二人の不在が、最後まで影響したと思います)。

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現在ガンバは好調で4位。一方の湘南は18位(20チーム中)。でもガンバ出身の山口智監督が就任してからは、けっこう「相性の良い」相手なんです、ガンバさんは。

Dsc_1336_copy_974x625 で、ポゼッションもチャンスの数もシュート数も、ベルマーレが圧倒しました。湘南のシュート12本に対して、ガンバのシュート数はたったの3本。でも試合はガンバが2-1で勝ちました。ガンバの2点は、GKのミスを見逃さずにかっさらってからの速攻で決めたものと、微妙なPK(少なくとも現地ではPKに見えなかった)。うーん、負けた気がしないのに負けたー。

Dsc01584 今日の得点は、阿部のCKからルキアンが頭で決めたもの。 それはそうと、相変わらず交代カードを切るのが遅い山口監督。0-2になってからのルキアン、阿部投入でしたけど、5分遅いんですよねー。

福田翔生はリーグ戦ここ8試合(レッドで欠場した新潟戦は除く)で6得点と絶好調でしたが、今日は不発。でも相変わらず走りまくって、攻守に大活躍でした。

Dsc_1337_copy_888x625 田中聡が何試合か調子を落としているのが気になります。今日も良さが出てませんでした。でも、それ以下だったのが杉岡。畑が素晴らしかっただけに、今日のひどいパフォーマンスが歯がゆくてしょうがありませんでした。PKまで献上しちゃったし。

そして、鈴木淳之介がスリーバックの真ん中で先発したのにはびっくり。良い所も良くない所もあったかな。

内容的には、少なくとも勝ち点1が取れた試合。悔しいなあ。サッカーが採点競技だったら、湘南はかなり良い順位にいると思います。 おまけに、帰りにスタジアムにスマホを忘れてしまい、バスで伊勢原駅まで着いてから、またバスで戻りました(片道25分プラス徒歩7‐8分)。スタジアムの事務所に届いていたからホッとしたけど、またなかなか来ない路線バスで伊勢原駅まで行き、そこから小田急線で帰るのがしんどかったです(負けたし)。泣きっ面に蜂たあ、このこった。

 

 

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