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2024年6月25日 (火)

「胸騒ぎ」:違和感・嫌な感じ・恐怖・絶望    #胸騒ぎ #映画胸騒ぎ #心理ホラー

1_20240624225701 映画『胸騒ぎ』は、デンマーク発(オランダとの合作)の心理ホラー。アメリカのブラムハウスでリメイクが進行中だそうですが、なるほど、それはアリですね。今を反映した、そして普遍的な、胸騒ぎと嫌悪感を抱かせる作品です。

それにしても、全編を通して気の休まる隙がありません。まあ、音楽の使い方などで誘導しているきらいはありますが、何かささいな「嫌な感じ」「違和感」が少しずつ積み重なっていくのです。そして・・・「やっぱりそうだったか」という終盤の恐怖と絶望。お金払ってこんなもの観るなんて、私たちは物好きですねえ。

(以降少々ネタバレあり) 途中で何度も「ここでこうしていれば」「なんでそうしないの?」といったポイントがあるのです。でもそこで丸く納めると、映画にならないんでしょうね。そこに「良識」ってもんが入り込んできます。良識あるがゆえに、他人の(親切そうな)申し出を無下に断れなかったり、あと少し我慢すれば…などと思ってしまうのです。はい、たぶん小生もそうです。

しかし、危険アンテナをさびつかせてはいけないということです。教訓的な作品だなあ。 それにしてもこの夫さんがヘタレで、「ノー」と言えない人。相手を非難するときも、なぜだか泣いちゃってるし。最後の大事なときにも全く抵抗しないし。無抵抗主義者?? 

原題は“Speak no Evil”=悪口は言わない ってことだそうですが、『胸騒ぎ』って邦題、いい仕事です(ひかる一平主演『胸騒ぎの放課後』を連想したのは小生ぐらいでしょうけど…)。

 

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