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2024年7月31日 (水)

「デッドプール&ウルヴァリン」:カサンドラ、強すぎ!    #デッドプールアンドウルヴァリン #デッドプール #ウルヴァリン #カサンドラ 

Deadpoolwolverine

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は、デッドプールシリーズの第3弾。

くだらないというか、下品で外道というか、ま、残酷描写もあるのでこれまで同様R15+です。こんなものを巨費を投じて作っちゃうあたりが、新しいと言えば新しい。そこがウケてるポイントですかね。ヒュー・ジャックマンもよく出ますよねえ、こういうの。ただ彼は基本何でもやる人なので、こういうのにもつき合ってくれます。あのお下劣な『ムービー43』に較べれば、全然ましです。

マルチバースとか世界線がどうかとカニは、もうつきあっていられません。マーヴェル、DC、20世紀フォックスなどなどとキャラクターの関係を、『Xメン』あたりまでさかのぼってしっかり理解しなくちゃならないんだから、そんなの無理です。まあ、その辺がわからなくても、そこそこは楽しめますし。

でも、こいつら不死身すぎー! 日本刀が2本貫通してもケロッとしてるって、いくら強力な再生能力があるからって、あんなにグサグサ刺されまくってるのに痛くないのかよっ!(針がちょっと刺さっただけでも痛いのに…) 子どもは真似しちゃダメだよ(死ぬから)。←だからR15+

そしてスキンヘッドのカサンドラ、強すぎー! あんな特殊能力があるんなら、どんな奴にも勝てるじゃん。無敵じゃん。あー、こわ。

ホンダ・オデッセイに関して、めっちゃくちゃドイヒーなことを言われるのですが、ホンダ側がよくOKしてるな、相当な太っ腹だなと思ったら、後から一応「意外と名車」とかフォローされておりました。それにしてもねえ…。

最後になりましたが、忽那汐里はカワイイ系の笑顔でニコニコしてるだけの、まさに「ザ・添え物」でしたー。

 

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2024年7月30日 (火)

「ふくすけ 2024 ―歌舞伎町黙示録ー」@Theater MILANO-Za    #ふくすけ #松尾スズキ #TheaterMILANO-Za #松本穂香

Dsc_1537_copy_768x977 Bunkamura Challenge「COCOON PRODUCTION 2024」の『ふくすけ 2024 ―歌舞伎町黙示録ー』(長っ!)を、東急歌舞伎町タワーに昨年オープンしたTheater MILANO-Zaで観ました。この劇場は初めて入りましたが、渋谷のBunkamuraにあったシアターコクーンと似た作りで、大きすぎず見やすいですね。

『ふくすけ』は松尾スズキが20代で書いた戯曲で、1991年の初演以来4度目(12年ぶり)の公演だそうです。小生はもちろん松本穂香目当てで観たわけですが、とにかくキャストが豪華。松本さんのほかに、阿部サダヲ、黒木華、岸井ゆきの、荒川良々、秋山奈津子、皆川猿時、伊勢志摩、内田慈、松尾スズキなどなどですもん。

大江戸は先攻チケットにハズレて、チケット発売日の争奪戦で何とかギリギリこの日の3階席最後列が手に入った次第。それでも見やすかったですよ。オペラグラスも生きました。

ほぼ定時開演で、第1幕1時間30分、休憩20分、第2幕1時間10分の計3時間と書いてあったけど、実際はカーテンコールまで入れるとこれプラス5分ってところでした。

Dsc_1536_copy_574x977 いやー、なかなかヘヴィーというか、松尾スズキらしい闇と毒のある作品でした。前半はともかく、後半の展開でなんか黒いモヤモヤを体内に孕んだまま帰路に着かされるという…。狂気がありますね。そこらが歌舞伎町のこの劇場に似合うと言えば似合うのですが…。でもこの劇場、なんか顔がないというか、エスカレーターで6階に上がるといきなりエントランスだし、広いロビーはないし(PARCO劇場にしても紀伊国屋ホールにしても、ビルの中の劇場はしょうがないのかもしれませんけど)、なんかつまんないなあ。

松本穂香さんは、曲者役者だらけの中で、ピュアに健闘していました。役柄のイノセンスと悲哀をきちんと演じていたと思います。これからも舞台で観てみたい人です。

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2024年7月29日 (月)

五輪サッカー、男女の2戦目    #パリオリンピック #サッカー男子日本代表 #サッカー女子日本代表 #日本対マリ #日本対ブラジル #小久保玲央ブライアン #藤田譲瑠チマ #谷川萌々子 #熊谷紗希

Dsc_1536_copy_792x552 パリ・オリンピックのサッカー、グループリーグ2戦目は男女ともに劇的な勝利となりました!

男子の相手はマリ。この3月の強化試合で敗れた相手。確かに初戦のパラグアイよりも歯ごたえのあるチームでした。ただ、日本は多くのチャンスを作ってはいたし、危なさはそんなに感じませんでした(西尾のファウルにヒヤヒヤしてはいましたが)。結局82分に細谷の突破から最後は山本理仁が決めて、アディショナルタイムのPKも敵が外して、1-0の勝利! 連勝で、決勝トーナメント進出を決めました。

いやー、GKの小久保玲央ブライアン、あんた凄いよ。ネット界隈で「国防ブライアン」とか称賛されたそうだけど(笑)、あわやのシュートを見事に弾き出したし、妖力でPKも外させたし。もうA代表のキーパーももあんたでいいよ。 そしてキャプテン藤田譲瑠チマ、あんた最高だよ。あの余裕、あのボールさばき、あの視野、あのスルーパス、あの守備の献身性。もうA代表でもレギュラーでいいよ。

 

そして女子はブラジルを相手に、奇跡的な逆転勝利! なにしろ0-1から、アディショナルタイムの2発でひっくり返しましたからね。本当に谷川萌々子19歳の投入で、一気に流れが変わりましたもん。で、1点目のPKを取ったのも谷川の切り返しだし、2点目の35mアメイジング・ロングシュートを決めたのも谷川! いやー、大江戸は今大会の彼女にめっちゃ期待しておりましたが、それ以上のことをやってくれました! もう、今後十年(以上)のなでしこはあんたが支えてくれよ。 背の小さい方が長谷川で大きい方が谷川・・・逆じゃね?

次のナイジェリア戦、おそらく勝てるので、グループ1位通過もあり得ます。清水梨沙のケガによるチーム離脱は痛かったけど、北川ひかるのコンディションも気にかかるけど(これなら北村菜々美さんを連れて行っておいてほしかったと思いましたよ、ええ)、チームのムードは急上昇でしょうし。田中美南が(またも)PK止められちゃったときは、うーん×と思ったけど、2度目のPKをキャプテン熊谷がしっかり決めてくれたのが大きかったですよね。紗希さん、やっぱあんた、さすがだよ。残り全部勝っちゃおうよ!

 

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2024年7月28日 (日)

進撃のドクターペッパー    #ドクターペッパー #DrPepper 

Dsc_1533_copy_454x600 長年のドクターペッパー・ファンの大江戸です。いや、そんなに飲んでるわけじゃないんですけど、あの独特のチェリー系風味がかなり好きなのです。で、この記事( ↓ )を読んで嬉しくなりました。

https://president.jp/articles/-/84097?page=1

いやー、さすがソーダ飲料の本場アメリカ。わかっていらっしゃいます。そうですかー。ペプシと並びましたか(むしろ微妙に勝ったけど)。まあ、無理せずにそこらへんで十分だと思います。

ドクターペッパーと聞くと全く受け付けないようなアンチも多いと思うのですが、根強いファンが隠れ切支丹のごとくそこかしこにいることも、大江戸は経験的に知っております。たしか「3回飲むとクセになる」なんて昔のキャッチフレーズがあったんじゃなかったかな。桂花ラーメンかっ?!(←わかるやつだけわかりゃいい)

Dsc_1534_copy_353x600 大江戸はドクターペッパー以外のクセ強飲料も好きなのです。チェリーコークとか、アメリカで売ってた「Tab タブ」(今もあるの?)だとか、飲むサロンパスこと「ルートビア」とか…。

以前はかなり長い期間、ウェンディーズでドクターペッパーを扱ってたんですよね。それがなくなって久しい今、こんなニュースが目に入りました!

ドクターペッパーがバーガーキングのメニューに仲間入り 「始まったな」「神の飲み物」とファン歓喜(1/3 ページ) - ねとらぼ (itmedia.co.jp)

さすがだ、バーキン。やるね。

それにしても、ドクターペッパー生みの親のチャールズ・アルダートンさんって、働いていた薬局の、薬剤が混ざり合った匂いをソーダで再現しようと思ったってことなんですけど、何なんですかね、その発想。まったくどうかしてるぜ!

日本ではこの夏、なぜか自販機の350ml缶はこれまでよりも拡大されたようですが、昨年まであった500mlペットボトルを見かけなくなりました。なあに、これまでにも数々のアップダウンを繰り返して、しぶとく生き残ってきたドクターペッパーです。今回も米国の好調を受けて、すぐに復活することでありましょう。

と、ここまで書いて、そういえば以前にもドクターペッパーのこと書いたかもと思って調べたら、やっぱりありました( ↓ )。6年前なのに忘れるなって話ですよね。はっはっはっ。

ドクターペッパー讃歌: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

 

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2024年7月27日 (土)

パリ五輪の開会式が斬新!    #パリオリンピック #パリ五輪開会式 #開会式 #入場航進 #セーヌ川のメタルホース

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パリ五輪開会式、朝のテレ朝で途中からと、昼のNHKの編集版を録画して見たのですが、後者が各国の入場を延々と撮ってる割には、肝腎なイベントの数々をほとんど紹介せずでドイヒーでした! 各国入場が終わったら、すぐに聖火点火そておしまいだもの。その後に続いたセリーヌ・ディオンの「愛の讃歌」もカットだし。音楽に関しては、レディー・ガガも炎のピアノの「Imagine」もカットでした。何と言っても、最高に素晴らしかった「夜のセーヌ川を滑走するメタルホースに乗った騎士」(夢幻的!)が一切出てこなかったってのが、大江戸にしてみればあり得ない編集です。

それはそうと、パリの街全体を使った(映像時代の)開会式自体は素晴らしかった! セーヌ川の入場行進、いや「入場航進」はさすがに途中から飽きましたけど、斬新。パリの建物を使った様々なショーも素敵でした。何よりフランス人にこだわらない国際性が奏功していて、レディー・ガガとかセリーヌ・ディオンとか、モハメド・アリとかナディア・コマネチとかいろいろ出てました。そして最後のランナーが男女二人ともアフリカ系フランス人だってのも、時代を感じさせましたね。

とにかく「発想の自由さ」と、「形にするときのセンス」を強く感じました。さすがはフランスと言うべきでしょうか。

Dsc_1518_copy_577x550_20240727225701 翻って3年前の2020東京大会は、今思い出しても恥ずかしいですね。劇団ひとりだもんなー。渡辺直美さんに豚の格好をさせて面白いと思うようなセンスの人たちが作っちゃったからなー(当初プランからの変更で)。良かったのはドローン・ショーと競技ピクトグラムのパントマイム(しょぼかったけど)だけでした。

こうして比較すると、日本がいかにダメな国になっちゃったかが身にしみてわかります。まあ、そんな偉そうな評論家みたいな事を言っても、問題が改善されるわけでもないので、あとはアスリートたちを応援するとしましょうか。

何しろ、前回大会のときは、始まる直前も始まってからも、(開催反対派の影響もあり)各メディアがみんな及び腰で、自国開催なのにメディアで取り上げるのは悪みたいな空気になってましたからねえ。無観客で盛り上がらなかったということもあり、まさに呪われた大会でした。今回は各メディア、元に戻った露出量ですね(時差もあるので、配信系がますます伸びるんでしょうけど)。

まあ、オリンピックが嫌いな方がいるのはしょうがない。考え方は人それぞれ。ただ、絵画や音楽や映画のように、それぞれの分野の頂点の人たちが世界を楽しませたり興奮させたりする機会は、できるだけ多い方がいいと思うのです。オリンピックは一番大きな規模で、世界の共通言語として、それができる。交流や相互理解の裾野も広がる。そういった事から国と国との間の理解が始まったり深まったりして、差別や憎しみも無くなる方向に向かえばいいなと思うのです。今大会の開会式で、ジョン・レノンの「Imagine」が使われていたことが示すように。

(ちなみに前回大会の開会式はこちら ↓ )

東京オリンピック開会式と女子サッカー2戦目   #東京オリンピック #開会式 #サッカー女子日本代表 #日本対イギリス: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

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2024年7月26日 (金)

パリ五輪、男女サッカー初戦    #パリオリンピック #サッカー男子オリンピック代表 #サッカー女子日本代表 #日本対パラグアイ #日本対スペイン #藤田譲瑠チマ #藤野あおば #清水梨沙 

2024パリ・オリンピックはまもなく開会式を迎えますが、その二日前からサッカーなど一部競技はスタート(毎度のことながら、オリンピックは規定により17日間なので、その間に決着がつかない競技は早くスタートさせるのです)。今回は時差7時間なので、大江戸は無理せずに録画して翌日見ております(まあ、決勝トーナメントに行ってからは、そうもいかないでしょうけれど)。

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男子サッカーのグループリーグ、日本の初戦は対パラグアイ。南米王者だというのですが、ブラジルを負かしての出場なのですが、いやー、弱かったですねー。結果は5-0で日本の完勝でしたが、とにかくプレスに来ないし、ボール簡単に奪えちゃうし、ファウルは多いし、敵ながら心配しちゃうような出来でした。

まあ、日本はやはり藤田譲瑠チマの存在が大きかったですねー。攻守に大活躍でしたし、後ろと前を滑らかにつないで、いくつものチャンスを生み出していました。本当はここに松木玖生もいれば、鬼に金棒だったんですけどねえ。それと、平河のケガが心配です。

松木の不在に加えて、オーバーエイジは呼べなかったし、久保や鈴木唯人も使えなかったので、すっかり「あーあ、ダメだこりゃ」と思っていた大江戸ですが、これでちょっと期待が出て来ました。

 

そして女子サッカー、日本の初戦はスペインが相手。なにしろFIFAランキング1位ですから、負ける可能性も織り込み済みだったことでしょう。だから、大事な初戦を落としたと悲観することはありません。残り2戦は問題なく勝てるはずです。ただ、清水梨沙選手のケガが心配です。ハムとか筋肉系で、長引くかも知れません。

でも藤野あおばの見事なフリーキック直接ゴール! いやー、開幕前の親善試合に次ぐものですからね。ノッてます。いつも通り後ろに前にと走り回って、攻守に貢献しておりました。 一方、両サイドハーフの清家と宮沢は、どうも精彩を欠きました。左サイドバックまたはウイングバックの北川ひかるも親善試合でひざを痛めて、ベンチ外となっていますが、何とか決勝トーナメントには戻って来てもらいたいものです。

まあ、スペインは強かった。シュートの技術が違いますねえ。日本って男子も女子も「組み立て」は凄いのに、シュートを極めることがおざなりになってますよね。どういう伝統なのかなあ…。

 

それはそうと、3年前の東京大会の時は各メディアがオリンピック報道に及び腰だったというか、自国開催だというのに数日前になってもほとんどテレビや新聞を賑わせることはなく、「中止」論者も多かった中、「東京オリンピックをメディアで扱うことが悪」みたいなムードで、みんな様子見ですくみ合ってる状態でした。(基本)無観客開催だったし。バカバカしいなあ。それに比べて今回は、各メディアしっかりと盛り上げてます。うーん、つくづく不幸な、呪われた大会でしたねえ、前回は。

 

 

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2024年7月25日 (木)

夏チョコ三昧    #夏チョコ #ウエハースチョコ #パキーラ #クランチチョコ #くるりんチョコ #しみこみチョコラスク #ザクサククランチチョコ #ムーンライト #チョイス

Dsc_1520_copy_600x763 夏場はチョコレートとはお別れの季節でした。ドロドロに溶けちゃいますからね。でも近年はその限りではありません。夏でも溶けにくい工夫を凝らしたチョコレートが、いろいろ出ております。

まずはビスケットやウエハース的なものにチョコを挟むタイプ。 セブンイレブンの『チョコをサンドした ウエハースチョコ』。見ての通り、聞いての通りです。

Dsc_1408_copy_600x800 こちらも挟んでます。ブルボンの『パキーラ』。これ、東京メトロの駅の自販機で買ったのですが、意外なくらいおいしかったです。さすがはコスパのブルボンさん。

 

Dsc_1433_copy_600x655 そして、チョコレート自体に「つなぎ」を練り込んで溶けにくくするもの。あるいは、生地にたっぷりチョコレートをしみこませて固めたものと言うべきでしょうか。

まずはファミマの『クランチチョコ』。クランチです。ザクザクです。でもチョコの味が今一つかな。

Dsc_1448_copy_600x800 その次は、セブンイレブンの『くるりんチョコ』。これは予想以上でした。しみこんだチョコがやけにうまいんですよ。こりゃ、めっけもんでした。

Dsc_1478_copy_571x800 同じくセブンイレブンの『しみこみチョコラスク』。食物繊維や鉄分が入っていてヘルシーなようですね。でも、それ以上にチョコがしっかりおいしいのです。さすがはセブン。

Dsc_1518_copy_600x800_20240725212301 こちらの『ザク!サク!クランチチョコ』は、ローソンの商品。ここらはチョコ多めなので、やはり冷蔵庫で冷やした方がいいですね、さすがに。なんで「ザクザク」でも「サクサク」でもなく「ザク!サク!」なのかと思ったら、どうもザクっというタイプとサクッというタイプ2種類のクランチビスケットが入っているってことのようでしたー。 

 

Dsc_1352_copy_800x710 さてさて、ロングセラーのビスケット、森永の「ムーンライト」と「チョイス」にチョコをかけたもの。通常のマリー、チョイスよりも小ぶりです。大江戸的にはバターが香るチョイスの方を上位に置きたいと思います。

Dsc_1456_copy_600x514 最後の2つは正直溶けちゃいます。でも夏場なのに売ってます。冷蔵庫で冷やしてお召し上がりくださいですね。

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2024年7月24日 (水)

今日の点取占い328    #点取り占い #点取占い #カッパ

Dsc_1519_copy_608x368 カッパのように よく泳げるだろう   8点

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2024年7月23日 (火)

「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」:31分のアルモドバル流西部劇    #ストレンジウェイオブライフ #ペドロアルモドバル #アルモドバル #サンローラン #西部劇

1_20240723134301 映画『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』は、31分の短編。1000円均一の特別料金ですが、こういう短編が併映作を伴わずに一般劇場公開されるってのは、類例が思いつかないほど珍しいケースです。料金に関してはちょっと割高だと思いますけど、しょうがないのかなあ。

それもこれも、ペドロ・アルモドバル監督作品ならばこそ。しかもこの作品、サンローランの子会社とのタッグで生み出されたそうです。アルモドバルとハイ・ファッションは、切っても切れませんからね。

服装の赤やグリーンなど、アルモドバルらしい色づかい。そして『ブロークバック・マウンテン』への返歌のような男同士のシンプル・ストーリー。西部劇要素としても、乗馬、ガンファイト、モニュメントバレー的な岩山、ウイスキーと、けっこう入っているのです。

でも、いかんせん31分は短すぎますね、さすがに。わかってはいたものの、「え?ここで終わりですかい?」って感じ。しかもゲイ(クイア?)のカップルの話なので、そこらへんを知らずにポスターを見て、「お!西部劇」と思って入ってきた方がいたのなら、お気の毒としか言えません。実際劇場でも、エンドクレジットになったとたんに席を立ったおじいちゃん、いましたからね。さぞや面食らったことでございましょう。 まあ、大江戸も本作はそんなに楽しめなかったです。

 

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2024年7月22日 (月)

「化け猫あんずちゃん」:なかなかいいけど…    #化け猫あんずちゃん #あんずちゃん #山下敦弘 #森山未來 

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映画『化け猫あんずちゃん」、あんまり各方面での評判が良いので、観に行きました。杏ちゃんの声は森山未來。この前に観た『大いなる不在』の主演も森山未來。なかなかです。

ロトスコープという技法を使ったアニメーション(日仏合作)で、実写部分を山下敦弘監督、アニメ部分を久野遥子監督が担当という二監督制のようです。山下敦弘、今年は『カラオケ行こ!』『水深ゼロメートルから』『告白 コンフェッション』に次ぐ4作目の監督作ってことで、いったいどうしちゃったの??って感じです。特に多作な人ではなかったのに。で、脚本はいまおかしんじ。なかなか大人なスタッフィングです。

でも作品自体は、子供からお年寄りまで楽しめる、まさに夏休み映画。あんずちゃんの造形も、トトロを思わせたりドラえもんを思わせたりして、ファミリー向けです。

しかし性格や行動は品行方正ではなく、パチンコするは、預かってる他人のお金を使っちゃうは、「死ね」とか繰り返し言ってるは、人前で放屁するは…なかなかなんです。けれども最終的には思いやりと人情味のあるいいやつなんで、気持ちよく観ていられます。

クライマックスの妖怪大作戦というか、バケモノたちのカーチェイス&大乱闘?は、なかなかの見せ場でありました。ラストなんかもよくあるタイプだけど、さわやか。 ただ、世評ほどに高く買えるかというと、大江戸の場合そこまでではなかったですねー。なかなかいいけど、続編ができたとして必ず観るとまでは宣言できない感じでしたー。

 

 

 

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2024年7月21日 (日)

「大いなる不在」:認知症と父子をめぐるドラマ    #大いなる不在 #認知症映画 #森山未來 #藤竜也 #近浦啓 

1_20240721213601 映画『大いなる不在』は、82歳の藤竜也が認知症の元教授を演じるドラマ。その息子を演じるのが森山未來で、ある意味二人の対決のドラマでもあります。

近浦啓監督の長編第2作(脚本・編集も)。大江戸はこの人の作品を初めて観ましたが、とにかく時間を縦横無尽に交錯させたりして、わかりにくい。それが作家性なのかも知れませんし、それによって認知症のミステリアスな世界を増幅させているのかも知れませんが、うーん、あまり成功しているようには思えませんでしたねー。おまけに、テンポがゆったりし過ぎていて、さすがにしんどい。後半などは特にスローになってしまって、この2時間13分はきついです。2時間以内に収めるべきです。

そして藤が演じる男が、なかなか共感を呼びにくいというか、かなり嫌な感じのじいさんなので(認知症を患う前から)、そのさまを見ているのも結構しんどかったりします。森山未來の立場になって、辟易してしまうのです。

それでも主演のふたりのみならず、真木よう子、原日出子、神野美鈴といった脇の人々がしっかり演じているので、画面はしまっております。三浦誠己さんは相変わらずうまいなあ。

(以降ネタバレあり) エンドロール前のラストカットで佐野元春&ザ・コヨーテバンドの『今、何処』がかかったので、ファンとしては不意を突かれて驚きました。でもなぜ? 確かに「ここ、どこ?」と言ってるけど…。特にぴったりとは思えなかった、いや、違和感の方が大きかったなあ。

 

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2024年7月20日 (土)

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」:古典的でウェルメイド    #フライミートゥザムーン #スカーレットヨハンソン #チャニングテイタム #アポロ11 #SONY

1_20240720225301 映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は、アポロ11号による人類初の月面着陸をめぐる物語。長く言われ続けている都市伝説を逆手に取ったわけですね。この題材となると『カプリコン1』(1977年)を連想するのですが、調べてみたらあれは月じゃなくて火星だったのですね。いずれにしても、あの作品のようなサスペンス・アクションではなくて、人間たちのドラマであり、アメリカ映画の分類でいくと「コメディー」の範疇です。

古典的でウェルメイドな作品です。上質なハリウッド娯楽映画らしいテイストと、練り上げられた脚本の良さを堪能できます。スカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムも、ハリウッド黄金期の俳優のような雰囲気で、ハマってます。ヒール役にウディ・ハレルソンを配したことで、作品にぐっと奥行きがでましたし。

ただ、この“プロジェクト”が始まるまでが、少々もたついておりました。あれがスタートしてからは、望ましいテンポで進行するし、佳境に入ってからのスプリット・スクリーンの使用などは(時代色も出て)非常に良かったんですけどね。

まあ、傑作ではないけれど、ラストも後味もなかなか結構でありました。

クライマックスで、SONYのテレビジョンが出て来ますが、さすがはコロムビア映画(ソニー・ピクチャーズ)だと思いましたよ。でも、あの時代はソニーがこの方面の頂点だったので、当然と言えば当然なんですよね。

 

 

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2024年7月19日 (金)

新宿「まんま」のおにぎりと、セブンのおむすび    #まんま #新宿まんま #まんまのおにぎり #玉子をのせたそばめし #こんがり焼いた焼きコーン #おにぎりとおむすび

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新宿伊勢丹のそばに昨年開店したおにぎり専門店「まんま」(開店からしばらくの間は「ぼんこ」という名で営業)。あの名高い大塚の「ぼんご」で修業した方が出されたお店ってことで、いつ前を通っても長蛇の列ができていました。興味はあるものの、待つことがキライな大江戸としてはこれまで未体験のお店でありました。

ところが先日の午後2時過ぎ、二人しか待ってなかったんですね。これはチャンスと、並んでみました。そしたらすぐにお店の方に招き入れられて、涼しい店内で10分ぐらい待ってから、カウンターに座ることができました。寿司屋のカウンターみたいな、10席あるかないかぐらいの店内。待ってる間に決めた注文は、一番人気の「さけ」と、けっこう人気の「明マヨクリームチーズ」(明太子とマヨネーズとクリームチーズ)。

Dsc_1457_copy_1024x671 さらに5分ほど待って、やって来たのは「でっかいおにぎり」でした。写真だとわかりませんが、コンビニおにぎりの倍はあるでしょうね。そしてごはんの中に(上部にも)具がたっぷり。ごはんをあまりしっかりと固めてなくて、食べてるうちにけっこうほろほろと崩れて難儀しました。でも、さすがのおいしさ。いい米(新潟産コシヒカリ)といい具材を使ってます。ごはんには塩味がなくて、あくまでも具の味で食べるスタイルのようです。おなかいっぱいになりました。 もっと色々食べてみたいのですが、①お店に入れるチャンスが必要、②一度に食べるのは2個が限界。ってことで、まあまたそのうち。

 

Dsc_1472_copy_576x768_20240719222701 で、ついでながら最近セブンイレブンで買ったのが、「夏めし」シリーズの『玉子をのせた そばめし』。これは期待通りのチープなソース味。でもこれって夏なの?

Dsc_1476_copy_1024x768 見た目が美しいですよ。濃いソースによってハンバーグほどにも茶色くなったそばめしの上に、黄身がどこかの地図みたいになった焼き玉子が乗ってます。「温めて美味しい」と書いてある通りだと思います。

 

Dsc_1473_copy_576x768 そして「夏めし」シリーズからもう一つ。『こんがり焼いた 焼きコーン』です。やはり温めて美味しいのです。

Dsc_1474_copy_1024x768 これは良いですね。コーンがこぼれるぐらいぎっしり。そしてごはんの味がバター醤油なもんだから、無敵です。リピートしたいおいしさなのでした。

ところで、セブンイレブンでは食べる直前に海苔を巻くものが「おにぎり」、海苔を巻いていないものや最初から海苔を巻いてあるものが「おむすび」と使い分けているそうで(びっくり)、そうであればこれは「おむすび」なのでありました。

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2024年7月18日 (木)

「お母さんが一緒」:家族めんどくせー    #お母さんが一緒 #橋口亮輔 #江口のりこ #内田慈 #古川琴音 #青山フォール勝ち

1_20240718222301 映画『お母さんが一緒』は、三姉妹コメディー(いや、そんなジャンルはないでしょうけど)。原作は(本作でも脚本を担当した)ペヤンヌマキの舞台劇だそうですが、確かに舞台劇っぽさが随所に感じられました。登場人物もほぼ4人だけだし。

監督が9年ぶりの橋口亮輔だというので驚いてしまいました。『恋人たち』でキネ旬ベストワンに輝いてから9年ぶり。そんなに評価されても、なかなか映画が撮れないんですねえ。しかも、松竹のプログラム・ピクチャーみたいな古典的テイストの娯楽作ですから、橋口監督のイメージとのギャップにびっくりしたのです。

でも面白かったですよ。劇場内結構笑い声が起きていました(最近では珍しいほど)。でもそれと同時に、辛い映画でもありました。だって、終始機嫌の悪い人(主に江口のりこ)が出ていて、きつい口調でネガティブワードばかりを吐き続けるものですから。言葉のケンカも各種取り揃ってるものですから。怒っている人を見るのが辛い人には、しんどい映画だったりもします。小生も割と苦手です、そういうの。家族めんどくせー。

そうは言っても、ウェルメイドなので救われます。古川琴音(売れっ子ですね)と青山フォール勝ちの二人に救われます。一方で江口のりこの不機嫌オーラ全開の芝居もスゴイですし、内田慈の「こういう人いるよね」感もかなりのものでした。 青山フォール勝ちは、堂々たる役者っぷり。これからドラマや映画で重宝されていくに違いないと思いました。

それはそうと、内田慈って「うちだちか」って読むんですね。調べていてわかって、これまたびっくりしました。読めねー。

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2024年7月17日 (水)

「映画館の恋」(2005年):ホン・サンスの若書き    #映画館の恋 #ホンサンス 

EigakannokoiStrangerのホン・サンス特集で、『映画館の恋』(2006年)を初めて観ました。これで特集の5作をコンプリート。劇場初公開だらけの中で、唯一日本公開されている作品です。

ただ、相当に面妖な作品でもあります。二部構成なんですけど、その仕掛けがしばらく経たないとわからなかったし(小生が鈍いだけかもですが)、主人公の自称映画監督にまったく共感できないどころじゃなくて、ただただ迷惑で腹立たしいですね。ほんと、ただのストーカーですし、この女優ももっと突き放しちゃえばいいのに…って、まあ、そういう映画なんでしょうけど。

今回の特集観て気がついたけど、ホン・サンス作品ってレビューを書きにくいですね。どの作品も男と女で酒飲んでタバコ吸ってぐだぐだ話をすることの面白さが「芸」になってるので、それ以上に書くことが見つからないのです。でも、近年の深まりを見せた作品群はもうちょっと書くことがありますけどね。いずれにせよ観ている間は、なんか面白くて目が離せないのです。粗さは、まだ監督6作目の「若書き」ってことで。

しかし『映画館の恋』っていう邦題、看板に偽りありですよねー。現代は『劇場前』ってことらしいので、そっちの方がまだしもだと思うのです。

 

 

 

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2024年7月16日 (火)

「キングダム 大将軍の帰還」:50代後半の死闘    #キングダム #キングダム大将軍の帰還 #大沢たかお #吉川晃司 

1-1_20240716223301 映画『キングダム 大将軍の帰還』は、シリーズ第4作にして「完結編」ということになっています。まあ、原作はそのずっと先まであるんでしょうけど(調べてみたら、全72巻!のうちの14~16巻あたりの話だそうです。こりゃ全部の映画化は無理だあ)。

この『大将軍の帰還』では、信(山崎賢人)ではなくて王騎(大沢たかお)が主役ですね。いやー、大沢たかお、もともと武闘派ではないのに、モデル出身なのに、随分と健闘しております。メンズ・モデル出身なのにここまでちゃんとした映画俳優になった人として、菅原文太、阿部寛に次ぐ存在になりましたね。

でも腕だけは物足りなかった。もっと丸太ん棒のようにぶっとい腕であってほしかったところです(そしてワキ毛がなかった)。腕の太さがもの足りないってのは吉川晃司にも言えることでして、そこにCGを使っても良かったんじゃないかと思ったりしました。 シルヴェスター・スタローンなどは、ジジイになってもトレーニングと筋増強剤でとんでもない腕の太さを実現させてますが、あそこまでいくと役柄が限定されちゃいますからねえ。

CGといえば、ロングショットで軍勢の動きを見せるあたりが、「正しいCGの使い方」として良くできていました。 そして冒頭とクライマックスで延々と繰り広げられる大沢たかおと吉川晃司の死闘が、すっごい迫力。あんな巨大な武器を持ってあれだけ戦い続けるなんて、現実的には不可能。でもそれをやっちゃうから、観客は満足するわけです。それにしても、カッコよく戦ってるのが50代後半の二人なんですから、日本映画も変わりましたねえ。このままいけば、日本版『エクスペンダブルズ』ができちゃいそうです。

信とか王騎以外の登場人物の名前が難しい字ですねえ。読めねーよ。

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2024年7月15日 (月)

「メイ・ディセンバー ゆれる真実」:意地悪なトッド・ヘインズ    #メイディセンバー #メイディセンバーゆれる真実 #トッドヘインズ #ジュリアンムーア #ナタリーポートマン

1_20240715231201 映画『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は、アメリカでは有名な事件をもとにしたフィクション。ただ、監督がトッド・ヘインズなので、単純に事件を描くとかではなく、かなり曲者的な作りになっています。

ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンの女優対決で、人間の内部に迫るというか迫れないというか、そんな作品。観ていて、かなり居心地が悪いのです。この先どうなっていくのかが読めずに、二人とも腹にいろんなものを抱えながら、仮面をつけて相手に対峙するという、なんとも意地悪な雰囲気が全編を覆っているのです。でも、面白いんですけど。

鏡を使った印象的なシーンがいくつかあるのですが、二人でメイクアップをする鏡の前のシーンなどは、まるでベルイマンの『仮面 ペルソナ』のよう。このポスターもそれを意識してますね。ただ、その方向に話が進まないあたりもまた意地の悪い所です。

(以降少々ネタバレあり) 終盤からラストにかけても、ジュリアン・ムーア演じるグレイシーの意地の悪さや、監督トッド・ヘインズの意地の悪さ(映画撮影シーンをいかにも陳腐に描いている)が炸裂しています。結局、女優がやってきたリサーチって何になったの??って感じの描き方で…。 そんなわけで、好きになれる映画ではありませんね。面白くはありましたが。

 

 

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2024年7月14日 (日)

湘南、磐田を5−0撃破!!    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南磐田 #ルキアン #湘南圧勝

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レモンガススタジアムで、湘南ベルマーレvs.ジュビロ磐田を観戦。ホームのベルマーレは「湘七祭」というお祭りイベントを開催しておりまして、総合公園の広場(ステージ前)にやぐらを組んで盆踊りをしてるし、縁日の露店が出てるし、ゆかた観戦を推奨してるし、ハーフタイムには花火があるし、夏ムード真っ盛りです。

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花火はこんな具合。見事でしょ。もう近年は、このスタジアムでしか花火見てないなあ。 

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そしてメインスタンド4ゲート側の売店には新メニューの「うどん弁当」(650円)が登場してました。冷たいうどんにつゆをかけて食べるタイプ。コシのあるうどんに甘くジューシーなおあげが良き。でも天ぷらはよろしくなかったですねえ。

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前節はルキアンのAT弾で浦和レッズに3-2と逆転勝利したベルマーレ。週半ばの天皇杯3回戦でも東京ヴェルディを1-0で破り、16強進出を果たしました。その勢いでガンガン行ってもらいたいものです。

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と思ってたら、ほんとにガンガンやってくれました。前半20分にジュビロが退場者を出して、ルキアンのPKでベルマーレが先制してからは、もうやりたい放題。前半を3-0で折り返すと、後半にも2点を追加。結局、ルキアンのハットトリック+池田、根本の得点で、5−0の圧勝でした!

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これだけの点差で湘南が勝ったのは、今世紀初のようですね。しかもクリーンシートだし。この調子で、「湘南の暴れん坊」復活といきたいものです!

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相手が10人になっても、意外と苦しい試合というのはありますが、今日の磐田は割とすぐがっくり来てくれましたし、ちょっと気の毒なぐらい何もできない感じでした。シュートが湘南19に対して磐田10、枠内シュートは10対0ですもん。

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これだけ「当たり」の外国人フォワードって、湘南ベルマーレになってからは初めてでないでしょうか? ルキアンにはマジでレオ・セアラに追いつき追い越して得点王になってほしいものです。 あ、根本もJ1初ゴールおめでとう!

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でも連勝(天皇杯を入れると3連勝)したとはいえ、まだ降格圏を脱出できていません。次節で、現在2位のガンバを倒して、勢いを続かせてもらいたいものです。Dsc_1484_copy_987x704

 

 

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2024年7月13日 (土)

「フェラーリ」:感情レスのマイケル・マン    #フェラーリ #映画フェラーリ #マイケルマン 

1_20240713125801 映画『フェラーリ』は、久々に観たマイケル・マン監督作。2015年の『ブラックハット』を観ていない大江戸にとっては、2009年の『パブリック・エネミーズ』以来15年ぶりなのでしたー。

でも相変わらずのマイケル・マンなのでした。なんなんでしょう、この没入できない距離感。人物や物語を描いても、感情やその内奥のドラマのうねりを描くことなく、表層だけを冷徹に記録する感じ。 思えば、世評の高い『ヒート』あたりを大江戸が全然面白いと思えないのも、そういう所です。出来事だけを描いて、人間の感情や情動を描かない。観察者的な距離感が、観る者の感情移入を許さない作風。好みではありません、というか、どの作品も面白いとは思えないのです。波長が合わないんでしょうね。

でも、映像は良いし、役者もアダム・ドライバーとペネロペ・クルスが悪くないんですよ。二人とも、力量のある演技者ですから。そんな二人の「熱」をも冷ますマイケル・マン演出。

2020年に日本公開された『フォードvsフェラーリ』(ジェームズ・マンゴールド監督)って、マイケル・マンが製作総指揮をやっていたんですよね。本作『フェラーリ』の企画は30年越しだったらしいので、そっちにも手を広げていたんですかね。でも映画としての出来は圧倒的に『フォードvsフェラーリ』の方が上ってのは、皮肉なもんですね。

上映館内は、やけに初老男性率が高く、女性客が少なかったのでありました。

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2024年7月12日 (金)

「あなた自身とあなたのこと」(2016年):ホン・サンスの芸    #あなた自身とあなたのこと #ホンサンス #イユヨン #クォン・ヘヒョ

Anatajishin_20240712223201映画『あなた自身とあなたのこと』(2016年)を、映画館Strangerのホン・サンス特集で観ました。日本では映画祭、配信以外の一般公開は初めてです。86分のカラー作品。

カラーであり、恋愛がらみでミステリー要素もあるってことで、いつもより普通の娯楽映画寄りだと感じられます。でもそこはやっぱりホン・サンス。謎解きはしてくれないので「??」は宙ぶらりんのまま。いったい何を観てたんだろう?となってしまいます。本当に、どこまでがどうなんだかわかりません。ホン・サンスは、それを観客に委ね切っています。

でも、観てる間は面白いってのもいつも通り。登場人物の構成がどうであれ、酒飲んでタバコ吸ってぐだぐだ話してます。それが面白いのです。「芸」ですよねえ。落語家みたいなものかも知れません。

とは言え、出来の良さは中ぐらい。ホン・サンスの作品ってどれも似通っているし、ドラマチックではないし、非常に書きにくいのですが、本作もまさにそれです。

ホン・サンス映画の常連クォン・ヘヒョが出てますが、若いんですよ。まあ8年前の作品ですからね。今よりも脂ぎってます。 主演のイ・ユヨンは美人じゃないけど、みんなが声をかけて来るってのがうなずけるタイプの人でありました。

 

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2024年7月11日 (木)

「先生の白い嘘」:実写にすると嘘っぽい    #先生の白い嘘 #奈緒 #風間俊介 #インティマシーコーディネーター

1_20240711130401 映画『先生の白い噓』は、インティマシー・コーディネーターを入れる入れないという件でやけに注目されてしまった作品。まあ、その件に関しては今なら「入れるべきだ」と言えるのですが、制作準備段階ではまだICが日本ではほとんど実績がなかったことを考慮すべきだとは思います。でもこの件をきっかけに、ICを入れるべきという共通理解が広まったとしたら、それはそれで意味があったとも言えるでしょう。

それはさておき、映画自体はなかなか苦しい出来。原作マンガ(未読)では成り立っていたのかも知れませんが、実写にしてしまうと嘘っぽい表現や、違和感たっぷりの台詞が多すぎるのです。リアリティがなさ過ぎて、「マンガだよねー」となってしまうのです。深いテーマに、技術や描写が追いついていないんですよね。

奈緒は健闘していますが、でも物足りなくもあります。例えば吉岡里帆の演技力だったら、もっと観るものの心を複雑に揺さぶったのではないでしょうか。それはそうとこの役、多くの女優から断られたそうですが、きっと吉岡さんにも真っ先にオファーが言ってたんだろうなーと思います。

あまりに胸糞の悪い風間俊介の鬼畜ぶりに、ずっと腹立たしかったです。風間君の事務所としては、ほんとにこれ受けちゃって良かったんでしょうか? また、この人、意外と悪役がうまいんですよね。

(以降少々ネタバレあり) 終盤の女教師の絆創膏だらけの顔って、ほとんどギャグですよね。これも、マンガでならギリ成り立っていたのかも知れませんが、実写ではナシですー。誰か指摘できなかったのかなあ。

 

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2024年7月10日 (水)

「川沿いのホテル」(2018年):ちょっとシリアスに気取ったホン・サンス    #川沿いのホテル #ホンサンス #キムミニ 

Kawazoinohotel 映画『川沿いのホテル』(2018年)を、映画館Strangerのホン・サンス特集で観ました。モノクロ・96分。東京フィルメックスでの上映と配信以外は、日本初公開です。いやー、JAIHOと組んだこの特集上映(短編を含む5作品)、ほんとありがたいです。

雪景色の中のホテルが舞台ってことで、いつものホン・サンス作品よりはオシャレ度高めです。音楽もフランス映画風。でも風采の上がらない詩人の親父さんが出てきたり、舞台が居酒屋になったりすると、やっぱりいつもの雰囲気になるんですけどね。

いつものように、誰も彼もが酒飲んでタバコ吸ってぐだぐだ話してます。だけど、本作はかなりシリアス度高め。 (以降少々ネタバレあり) 「死」が重要な要素となっているホン・サンス作品なんて、これまで観た中では『あなたの顔の前に』(2021年)ぐらいしか知りません。

(以降ネタバレあり) そういった流れで言えば、この詩人さんは最初から死んでいたのでは?とか、詩人から「天使」と呼ばれる二人の女性は本当に天使だったのでは?とか、いろんな可能性が頭に浮かびます。 ラストでベッドで泣く女性二人なんて、ほんと意味が分からな過ぎますもん(終盤の詩も、なんだかわかりませんし)。

だから、妙に気取っちゃった本作をそれほど高く評価したりはしない大江戸ですが、ここでもキム・ミニの存在が、作品をワンランク引き上げています。うーん、愛の魔法なんですかね?

 

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2024年7月 9日 (火)

「ルックバック」:短編小説のような58分    #ルックバック #映画ルックバック #河合優実

1_20240709215301 映画『ルックバック』は、58分のアニメーション。1500円均一の特別興行というスタイルですが、メイン客層である学生は(シニアもですけど)得をしないのって、どうなんですかね? それでも初週2位、2週目は1位という興収で、予想外の絶好調みたいです。上映館も拡大しているようです。大江戸が観た新宿バルト9では、1日に19回も上映してます! 短いから上映回数を多くできるわけです。

近年アニメにつきものの来場者プレゼントは、新書サイズのオリジナル・ストーリーボードというもので、なんとマンガ版『ルックバック』全ページのネームを収録したもの! なるほど、これなら料金に見合うってものかも知れませんね。

なんか短編小説みたいな味わいでした。最近いつも言ってるけど、映画ってこのぐらいの長さでいいじゃないかって気がしますね(料金は適当なバランスを見出して…)。無駄がなくて、集中して観ていられます。これぐらいで十分何かを伝えられますし。

終盤、周囲のいろんな所から鼻をすする音が聞こえてびっくり。みんなSNSなどで「泣ける」ことを期待して観に来ていて、しっかり泣いてるんだなあと…。でも、確かに刺さるもの、胸を揺さぶるものはあります。大江戸だって、ちょっと泣けました。

原作者・藤本タツキと監督・押山清高らスタッフの力で、「(芸術的な)ものづくりの業(ごう)」みたいなものも描出されていて良かったです。

主人公の声が河合優実だというのは前情報として知っていたのですが、観ている間はすっかり忘れておりました。エンドロールで出てきて、「あ、そうだ。河合優実だったんだ」と思い出した次第。それぐらい役と一体化しておりました。

 

 

 

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2024年7月 8日 (月)

「クワイエット・プレイス DAY 1」:次はもうコメディーで    #クワイエットプレイス #クワイエットプレイスデイワン 

1_20240708204001 映画『クワイエット・プレイス DAY 1』は、シリーズ第3作。大江戸は第1作を観たものの、前作はパスしました。この3作目を観る気になったのは、ニューヨーク(マンハッタン)が舞台だから。ニューヨーク好きの大江戸なのです(ずいぶん長いこと行ってないけど)。

開巻ほどなくして、マンハッタンが襲撃されます。あたり一面白い煙に覆われたり、あたかも9.11の光景のようです。そこからハドソン川(ですよね?)にかかる橋が防衛上の理由で米空軍によって爆破されるあたりまでの終末的風景が、本作の白眉でした。あとはまあ、そこそこですね。

(以降少々ネタバレあり) 1作目に較べると、主人公たちが街の音や雨の音にまぎれて、けっこう話したり音出したりしています。落雷の音にまぎれて、ドアを蹴破ったり叫んだりしてるぐらいですからねえ。いくら何でもやって来ちゃうんじゃないの? でも来ません。そういうわけで、サスペンスは弱めです。

(以降ネタバレあり) そして、なぜか知らんがあのバケモノたちが×に弱いのですよ。なーんだ、こわくないなー。それならもっと×をぶっかえちゃえばいいのにと思いました。溺れるぐらいの×がないとダメなのかなあ?

ルピタ・ニョンゴと合流して逃げる男がヘタレで、困ったもんです。こいつにはけっこうイラっとさせられましたよ。そんなわけで、シリーズももう潮時ではないでしょうか? もし次作るんだったら、もうコメディーでいいです。一瞬でも静かにすると襲いかかって来るので、延々としゃべり続けなきゃいけない…とかね。

 

 

 

 

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2024年7月 7日 (日)

今年もおかしな七夕短冊    #たなばた #七夕のおもしろ短冊 #たなばた短冊 #京王線が遅れませんように

近年お伝えし続けているたなばたのオモシロ短冊。

昨年のはこちら ↓

七夕のおもしろ短冊    #七夕の短冊 #七夕のおもしろ短冊 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

おととしのはこちら ↓

七夕と交通安全のことば    #七夕飾りの短冊 #短冊に書かれた言葉 #交通安全ポスター #お酒で人生終了: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1431_copy_552x765 今年はちょっとインパクトに欠けたかなあ…

まずは、「野田センパイと付き合わせて下さい、マジで」。 つきあえるといいですね、マジで。

 

Dsc_1432_copy_580x909 続いて、「パパの調子が良い日が多くありますように」。 体調なのか、気分なのか、いずれにしてもほほえましいのか、ちょっと怖いのか、判断に悩むところです。

 

Dsc_1455_copy_420x789次も家族ネタで、「おねえちゃんがグズグズしませんように!」。 おねえちゃん、そんなにグズグズしてるんですかね? 妹からこう言われちゃ、立場がありませんね。

 

Dsc_1449_copy_343x617 ちょっと傾向を変えて、「カルティエがほしいです」。まあ、贅沢。これ、銀座で見つけたんですけど、さすがは土地柄ですね。

 

Dsc_1438_copy_440x673 そして最後に、「京王線が遅れませんように」。これ、京王線の某駅でやってる短冊コーナーにあったんですよ。太っ腹というか、しゃれてますよね。えらいぞ、駅員さん(まあ、駅員さんこそこう願ってるんでしょうし)。

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2024年7月 6日 (土)

「草の葉」「リスト」:Strangerに初めて行きました    #草の葉 #ホンサンス #Stranger #映画館ストレンジャー #キムミニ #リスト

Kusanoha

映画『草の葉』は。ホン・サンスの2018年作品。東京フィルメックスと配信だけでしか公開されていないはずですが、このたび菊川駅(都営新宿線/墨田区)すぐそばのミニシアター「Stranger」のホン・サンス特集で上映されるってことで、初めて行ってまいりました。

駅のC4出口を出て、左へ行くと、もう15秒かそこらで着いてしまいます。小さいけどおしゃれで清潔だし、カフェがあるし、場内の椅子もいいし、スタッフの対応も感じいいし、素敵なミニシアターです。ロゴが映画館らしからぬ所がどうなんでしょうか? まあ好き好きでありましょう。

モノクロ、66分。いかにもホン・サンスらしい、酒飲んでタバコ吸ってぐだぐだ話してるだけみたいな佳品。でもそれが面白いんですよねー。急激なズームも、素人みたいな往復パンも、やたらと使ってます。喫茶店の中にクラシック音楽がかかってるのですが、それが卑近な話の内容に合わないほど高らかに鳴り響いて、奇妙な違和感を生じさせます。人間ってやつは多かれ少なかれしょーもないけど(本作では、特におっさんたちがしょーもない)でも面白いものですよね。

キム・ミニがいるおかげで、映画のランクが一つ上がりました。そういう役者です。

 

List 『草の葉』が66分と短いもので、同時上映に28分の短編『リスト』(2011年)がついていました。こちらはとても明るいルックのカラー作品。オープニングカットが、『私の顔の前に』とそっくり。それにしても、こんなに喜劇的で多幸感にあふれたホン・サンス作品は初めてです。楽しい楽しい。笑える笑える。チョン・ユミがかわいくて良いし、オスカー女優のユン・ヨジョンが余裕のおかしみ。ラストでなるほどねえと思います。愛すべき小品ですね。はっきり言って、『草の葉』よりもこちらの方が断然好きなのでありました。

 

 

 

 

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2024年7月 5日 (金)

パリ五輪サッカー男女日本代表メンバー、そして北村さん    #サッカーオリンピック代表 #サッカー女子オリンピック代表 #オーバーエイジ #松木玖生 #ベレーザ #北村菜々美 #シンナナミ

パリ・オリンピックのサッカー日本代表メンバー18人が発表されましたね。期待が一気にしぼみました。だって、オーバーエイジ一人も使わないんですよ!(オーバーエイジって、ほとんど大場英二ですね) しかも藤田譲瑠チマと並んで一番レベルが高い選手と言い切れる松木玖生が入らなかったのですから。

遠藤航、板倉、谷口、田中碧、伊藤洋輝などが噂され、DF中心に2‐3人が選ばれることは確実だと思われていたオーバーエイジがゼロ。まあ、クラブ側が許さないケースに加えて、移籍の可能性が出ている選手が多く、オリンピックに出てしまうとシーズンスタートの大切な時期を棒に振ってしまうので、その後のポジションが約束されなくなりますからねえ。でも、こうなると、海外組の選手は呼べないってことですよねー、これからも。かといって、これだけU23でも海外のクラブでプレイしてる選手が多くなると、Jリーグの先輩を呼んでも、今一つ説得力がない(なめられる)ですもんねえ。ロンドン大会の時の徳永みたいな例は、これからはなくなっちゃうのかなあ。

松木玖生は、欧州移籍の可能性があるってことで、メンバー入りはできませんでした。確かにメンバー入りさせてから移籍が決まって、その移籍先のクラブが五輪出場を拒んだら、ただでさえ18人しか行けないのが17人になっちゃいますからねえ。過密日程の中、それはできない。大岩監督や山本正邦さんも、辛い決断だったことでありましょう。「泣いて馬謖を斬る」的な…。

まあ、オーバーエイジがいないんで、同世代だけで猛烈に結束して「火事場の馬鹿力」を出してくれたらいいんですけどね。「人間万事塞翁が馬」的な…。数年後の日本サッカーのためにも、たぶんその方が有益ですし。

 

で、しばらく前に発表されていた女子代表(なでしこジャパン)ですが、こちらはまあほぼ順当。大江戸的には、DFで高橋はなよりは石川璃音を推すってぐらいですかね。 あと、ベレーザからの選出が藤野あおばただ一人だっていうのは、寂しい限りであります(藤野もイングランド移籍が確実視されているようです)。元ベレーザならゴロゴロいるんですけどね。

話変わって、ごひいき北村菜々美選手のベレーザ契約更新が発表されました。来たる新シーズンも西が丘で応援できるってことで、ほっとしました。逆に今回も海外挑戦はなかったってことで、ちょっと残念な気もしたりしています。 でもベレーザ4年目、もうほとんど緑の血になってきた感じですね。11月には25歳になるので、若いチームの中ではベテランの領域です。2023‐4シーズンは6得点を挙げたし、キーパスはリーグ5位の18回、ドリブル成功率もリーグ6位などと成長を遂げましたからねー。次なるシーズンはさらに貪欲に、二桁得点、二桁アシストを目指してもらいたいものです。それができて「シン・ナナミ」に進化できれば、自動的にベストイレブン入り&代表復帰が果たせることでしょうし、ベレーザは念願の優勝を勝ち取れることでしょう。 Yes,she can !

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2024年7月 4日 (木)

都知事選2024、混沌の選挙公報    #都知事選 #都知事選選挙公報 #泡沫候補 #カワイイ私 #ジョーカー候補 #AIメイヤー #ドクター中松 #都知事選がカオス

2024都知事選のおかしな候補者たち。これまでに紹介した「ポスター篇」「政見放送篇」に続き、今日は最後の「選挙公報篇」です。

(ポスター篇)

都知事選の衝撃的ポスター    #都知事選 #都知事選ポスター #泡沫候補 #ぱんちゃん璃奈 #らぶみ #Sasuke #よしき坊とら坊 #忠臣蔵義士新党 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

(政見放送篇)

都知事選2024のオール怪人総進撃    #都知事選 #都知事選政見放送 #都知事選選挙公報 #泡沫候補 #ジョーカー候補 #カワイイ私 #覆面候補者 #友だち以上将軍未満 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_1440_copy_720x960 はい、まずは例の「カワイイ私」の内野愛里氏。LINEのお友達登録してほしいそうです。QRコードでかいっすね。顔写真、整えてますね。

その下の桑島康文氏の「核融合党」ってのも強烈ですね。「数百種類の核融合で世界を豊かに」って、…本当ですか?

 

Dsc_1441_copy_720x960_20240704215501 その次も強烈な人。例の“ジョーカー”=河合ゆうすけ氏です。一夫多妻制への強い思いが感じられますね。一妻多夫制に関しては、どう思っておらっしゃるのでしょうか?

 

Dsc_1445_copy_1280x426 こうなるともう何だかわからない人。いや、人かどうかすらよくわかりません。「立候補者募集!」って、これ候補者じゃなくて「党」みたいなものなんですか?? いやー、カオスです。

 

Dsc_1446_copy_1280x417_20240704222301 それならと古典的な泡沫候補に目を転じると、なんかホッとしますね。忠臣蔵義士新党の小野寺こうき氏ですポスターと違って、兜かぶってませんね。古典的なのに、QRコードが家紋より大きいです(笑)

 

Dsc_1443_copy_1280x547 ドクター・中松も96歳ですって。写真見ると、ずいぶんやせちゃってますね。ポスターの写真はこれまで通りだったのですが…。さすがにもうフロッピーディスクの発明者だってことは書いてありません。今、フロッピーって言っても、若い人わかりませんもんね。さっき気がついたんですけど、「ドクター中松」じゃなくて「ドクター・中松」なんですね。」「・(なかぐろ)」が入るんですね。新発見!

 

Dsc_1445_copy_1280x454 こちらの尾関あゆみ氏は、ポーカー党ですかー。選挙に出るのに最低300万円使って、いったい何が目的なんだろう?と思ってしまいます。ポーカーを普及させて、どうするつもりなのでしょうか?

 

Dsc_1442_copy_1280x960それはこの人にも言えることであって…、アキノリ将軍未満氏はこうおっしゃいます---「愛す、日の本の“あはれ”なるvibes」。おー、vibesと来ましたかー。将軍未満って、水戸光圀公ですかね(先の副将軍)。

 

Dsc_1444_copy_1280x471 こちらの方は、いやー、濃いです。澤重実氏。似顔絵も写真も濃いですぅ。「現役の織田信長」なんだそうです。「現代」じゃなくて「現役」なんですね。

 

Dsc_1447_copy_1280x824 今回の都知事選をひっかき回しているNHKから国民を守る党は、みんな同じフォーマット。候補者より立花孝志氏の方が目立っております。いやはや、なんとも…。

 

というわけで今回は14ページだての厚い選挙公報なのでしたー。

 

 

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2024年7月 3日 (水)

都知事選2024のオール怪人総進撃    #都知事選 #都知事選政見放送 #都知事選選挙公報 #泡沫候補 #ジョーカー候補 #カワイイ私 #覆面候補者 #友だち以上将軍未満 

Dsc_1411_copy_1024x668 先日の「ポスター篇」( ↓ )に続いて、2024都知事選出馬のおかしな面々。今日は、政見放送篇です。

都知事選の衝撃的ポスター    #都知事選 #都知事選ポスター #泡沫候補 #ぱんちゃん璃奈 #らぶみ #Sasuke #よしき坊とら坊 #忠臣蔵義士新党 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1412_copy_1024x687 いやー、今回はすさまじくカオスですねー。まずはジョーカー候補こと河合ゆうすけ氏。ずーっと動き続けて、カメラの前に来て大写しになったり、転げまわったり、足を投げ出したり(ロンドンブーツです)、高笑いし続けたりとやりたい放題。

Dsc_1413_copy_1024x635 インパクトでかいことは確かです。手話の人、こんなもん冷静に訳さなくちゃいけなくて、大変ですねえ。

 

Dsc_1441_copy_859x486_2 負けず劣らず凄いインパクトなのがこの人。内野愛里氏は、「私はカワイイでしょ」ってことを言い続けていたかと思うと、ブラウスを脱ぎだしまして…

Dsc_1442_copy_1024x632 メガネも外して、「かわいいだけじゃなくてセクシーでしょ」とかおっしゃってですね…さかんに、名前を覚えてもらおうとしてます。

Dsc_1444_copy_812x499_2 ネームプレート(デジタルですが)との位置関係で裸みたいに見えますけど、安心してください、着てますよ。こちらも多くの人が「日本終わった」と思ったそうです。手話通訳さんの心中たるや…

 

Dsc_1410_copy_800x564 こちらのお方(横山緑氏)は、覆面レスラー的ないでたち。大胆な豹柄のジャケットを着てる割には、真っ当なレジメンタルタイってところがジワります。

 

Dsc_1414_copy_1024x672 そしてこちらのアキノリ将軍未満氏は、名前のインパクトですね。友だち以上将軍未満的な…

 

Dsc_1445_copy_800x498 最後になりましたが、NHKから国民を守る党の大量出馬によって、キャラの立っていない候補者が何人も続けて同じ内容の政見放送を行うという面白くない事態が多発しております。まったく困ったもんであります。その「NKKの受信料を払う人はバカ」とか「NHKをぶっこわす」とかの連呼を流し続けているのがNHKだというあたりも(これは前からですが)カオスであります。

次は選挙公報篇でーす。

 

 

 

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2024年7月 2日 (火)

「九十歳。何がめでたい」:久々の松竹的娯楽作    #九十歳何がめでたい #草笛光子 #前田哲 #佐藤愛子 

1_20240702173401映画『九十歳。何がめでたい』は、オープニングの松竹マークのあとに「草笛光子生誕90周年記念作品」と出ます。驚きましたね。まだ存命中の俳優でこういうことやるのって、初めて見たような気がします(「吉永小百合主演100本記念作品」みたいなのはあったと思いますけど)。

まずはヒットしているようで、めでたいです。「何がめでたい」と言われても、めでたいです。一つにはこういう昔ながらの松竹映画がめっきり少なくなっているので(その分キラキラ映画にシフトしていた)、その命脈が保たれたであろうことがめでたい。もう一つは映画観客の高齢化が指摘されている割には高齢者が主役のメジャー映画が少なかった中、本作のヒットで扉が開かれた感があるってことがめでたいのです。

まあ監督が前田哲なので、職人的な大衆娯楽作に仕上がっています。同監督の『老後の資金がありません!』と同テイストのコメディーですよね。世の中にはこういうゆるい映画も必要なのでありましょう。

そして、何と言っても草笛光子さん。『老後の資金~』では、男装を含む怪演としみじみとした好演を両立させ、新たな展開に目を見張ったものでしたが、本作は主演として申し分なし。ご本人が90歳で、90歳の役を演じるなんて、日本も素晴らしい時代に入ったものでございます。ちょっと滑舌が悪くなっていたけど、堂々たる押し出しの主役っぷりでありました。唐沢寿明の芝居もその良さを引き出して、良きコンビネーションでした。

佐藤愛子先生、昨年11月に100歳になられたんですってね。エンドロール後にその字幕が出て、びっくりしました。とりあえず、めでてえ!

 

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2024年7月 1日 (月)

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」:良質な70年代風ドラマ    #ホールドオーバーズ #ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ #アレクサンダーペイン #ドミニクセッサ

1_20240701223601 映画『ホールドオーバーズ 置いてきぼりのホリディ』という邦題ですが、原題はもちろん“The holdovers”だけ。この「ホリディ」ってのが、どうにも気になりますね。新聞社や通信社も採用している一般的なカタカナ表記ですと「ホリデー」。原音に近い表記をするなら「ホリデイ」です。「イ」を小さくしないのです。小さな「ィ」だと別の読み方になってしまいます。しばしば見かけはするのですが、堂々と映画のタイトルになっちゃった例は記憶にないほどです。まことに遺憾であります。

それはともかく、映画自体は非常に古典的な良質ドラマ。かつては「映画」といったら、主にこういうものでした。実際、1970年を舞台にしたこの作品は、実に1970年代調に作ってあります。オープニングのタイトルにフィルムの傷のような映像の工夫がされていたり、プチプチいうノイズがつけられていたり…。最後のクレジットが終わった後には、“THE END”と出ます!

そんな中でアレクサンダー・ペイン的なというか、映画賞を獲る作品的なというか、そんな葛藤と和睦のドラマが繰り広げられるのです。古典的でもあり、ニューシネマ的でもありますね。久々に観ましたねえ、こういうの。でも滅法出来が良いわけでもありません。世間には絶賛評も多いようですが、大江戸はそこまで素晴らしいとも思えませんでした。「まあまあ」です。過去にもアレクサンダー・ペイン作品(『サイドウェイ』『ネブラスカ』など)をそんなにいいと思ったことがない大江戸なので、まあ相性の問題でしょうかね。

びっくりしちゃうのが、高校生役のドミニク・セッサ。33歳ぐらいに見えます。うーん、「アメリカの高校生えらく老けてる」問題がここにも(日本の高校生が幼っぽすぎるのか?)。2002年生まれってことなので、撮影時には20歳ぐらいだったのでしょうけれど、アメリカの人が見たら、高校生っぽく見えるのでしょうか? 謎です。 まあ、日本でもアラサーの俳優が高校生役やってますけどね。

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