「ルックバック」:短編小説のような58分 #ルックバック #映画ルックバック #河合優実
映画『ルックバック』は、58分のアニメーション。1500円均一の特別興行というスタイルですが、メイン客層である学生は(シニアもですけど)得をしないのって、どうなんですかね? それでも初週2位、2週目は1位という興収で、予想外の絶好調みたいです。上映館も拡大しているようです。大江戸が観た新宿バルト9では、1日に19回も上映してます! 短いから上映回数を多くできるわけです。
近年アニメにつきものの来場者プレゼントは、新書サイズのオリジナル・ストーリーボードというもので、なんとマンガ版『ルックバック』全ページのネームを収録したもの! なるほど、これなら料金に見合うってものかも知れませんね。
なんか短編小説みたいな味わいでした。最近いつも言ってるけど、映画ってこのぐらいの長さでいいじゃないかって気がしますね(料金は適当なバランスを見出して…)。無駄がなくて、集中して観ていられます。これぐらいで十分何かを伝えられますし。
終盤、周囲のいろんな所から鼻をすする音が聞こえてびっくり。みんなSNSなどで「泣ける」ことを期待して観に来ていて、しっかり泣いてるんだなあと…。でも、確かに刺さるもの、胸を揺さぶるものはあります。大江戸だって、ちょっと泣けました。
原作者・藤本タツキと監督・押山清高らスタッフの力で、「(芸術的な)ものづくりの業(ごう)」みたいなものも描出されていて良かったです。
主人公の声が河合優実だというのは前情報として知っていたのですが、観ている間はすっかり忘れておりました。エンドロールで出てきて、「あ、そうだ。河合優実だったんだ」と思い出した次第。それぐらい役と一体化しておりました。
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