「お母さんが一緒」:家族めんどくせー #お母さんが一緒 #橋口亮輔 #江口のりこ #内田慈 #古川琴音 #青山フォール勝ち
映画『お母さんが一緒』は、三姉妹コメディー(いや、そんなジャンルはないでしょうけど)。原作は(本作でも脚本を担当した)ペヤンヌマキの舞台劇だそうですが、確かに舞台劇っぽさが随所に感じられました。登場人物もほぼ4人だけだし。
監督が9年ぶりの橋口亮輔だというので驚いてしまいました。『恋人たち』でキネ旬ベストワンに輝いてから9年ぶり。そんなに評価されても、なかなか映画が撮れないんですねえ。しかも、松竹のプログラム・ピクチャーみたいな古典的テイストの娯楽作ですから、橋口監督のイメージとのギャップにびっくりしたのです。
でも面白かったですよ。劇場内結構笑い声が起きていました(最近では珍しいほど)。でもそれと同時に、辛い映画でもありました。だって、終始機嫌の悪い人(主に江口のりこ)が出ていて、きつい口調でネガティブワードばかりを吐き続けるものですから。言葉のケンカも各種取り揃ってるものですから。怒っている人を見るのが辛い人には、しんどい映画だったりもします。小生も割と苦手です、そういうの。家族めんどくせー。
そうは言っても、ウェルメイドなので救われます。古川琴音(売れっ子ですね)と青山フォール勝ちの二人に救われます。一方で江口のりこの不機嫌オーラ全開の芝居もスゴイですし、内田慈の「こういう人いるよね」感もかなりのものでした。 青山フォール勝ちは、堂々たる役者っぷり。これからドラマや映画で重宝されていくに違いないと思いました。
それはそうと、内田慈って「うちだちか」って読むんですね。調べていてわかって、これまたびっくりしました。読めねー。
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