「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」:古典的でウェルメイド #フライミートゥザムーン #スカーレットヨハンソン #チャニングテイタム #アポロ11 #SONY
映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は、アポロ11号による人類初の月面着陸をめぐる物語。長く言われ続けている都市伝説を逆手に取ったわけですね。この題材となると『カプリコン1』(1977年)を連想するのですが、調べてみたらあれは月じゃなくて火星だったのですね。いずれにしても、あの作品のようなサスペンス・アクションではなくて、人間たちのドラマであり、アメリカ映画の分類でいくと「コメディー」の範疇です。
古典的でウェルメイドな作品です。上質なハリウッド娯楽映画らしいテイストと、練り上げられた脚本の良さを堪能できます。スカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムも、ハリウッド黄金期の俳優のような雰囲気で、ハマってます。ヒール役にウディ・ハレルソンを配したことで、作品にぐっと奥行きがでましたし。
ただ、この“プロジェクト”が始まるまでが、少々もたついておりました。あれがスタートしてからは、望ましいテンポで進行するし、佳境に入ってからのスプリット・スクリーンの使用などは(時代色も出て)非常に良かったんですけどね。
まあ、傑作ではないけれど、ラストも後味もなかなか結構でありました。
クライマックスで、SONYのテレビジョンが出て来ますが、さすがはコロムビア映画(ソニー・ピクチャーズ)だと思いましたよ。でも、あの時代はソニーがこの方面の頂点だったので、当然と言えば当然なんですよね。
| 固定リンク
« 新宿「まんま」のおにぎりと、セブンのおむすび #まんま #新宿まんま #まんまのおにぎり #玉子をのせたそばめし #こんがり焼いた焼きコーン #おにぎりとおむすび | トップページ | 「大いなる不在」:認知症と父子をめぐるドラマ #大いなる不在 #認知症映画 #森山未來 #藤竜也 #近浦啓 »
コメント