新・歌舞伎座にようやく行く #歌舞伎座 #八月納涼歌舞伎 #ゆうれい貸屋 #鵜の殿様
いやー、2013年に改築オープンして以来ようやく行きました、新しい歌舞伎座。改築前の第4期の建物には10回以上は行っておりましたが、新しくなってからは初めて。開館後しばらくはお客がいっぱいで予約が取れず、その後コロナ期を経たりして、なんだかんだこんなに遅くなってしまいました。月日の経つのは早いものでございます。外観は、第4期の歌舞伎座と同じように作っているのは知って(見て)いましたが、内装もかなり忠実に再現しておりました。もちろんトイレがキレイになっていたりエスカレーターがついていたりと、時代に合わせた新しさも取り入れております。2階に展示された日本画の数々も、昔同様です。あ、それと横山大観の富士山を描いた緞帳は見事でありました。
「八月納涼歌舞伎」ということで、午前・午後の二部制ではなく、三部制になっております。なので、演目も二つだけ=1時間20分ほどの『ゆうれい貸屋』(山本周五郎原作の人情物)と、30分ほどの『鵜の殿様』(山川静夫原案の笑える舞踊劇)。35分ほどの幕間を入れても2時間半弱という、歌舞伎座としては大変コンパクトな公演です。
『ゆうれい貸屋』は、夏らしく幽霊大挙出演の人情喜劇。面白いです。笑えもします。ただ、人情劇だし幽霊物なので、衣装の華やかさなどとは無縁です。最近はTVなどでおなじみの坂東彌十郎さんも出演。現役最年長の98歳!という役者の方も、じいさん幽霊の役で出ておりました。
『鵜の殿様』は、幸四郎・染五郎の親子共演による、笑える舞踊劇。太郎冠者が出て来るなど、狂言の要素を取り入れていて、体の動きで笑わせてくれます。二人ともお見事でした。明るい衣装も、『ゆうれい貸屋』との対比で、明るい気分にさせてくれます。
「いやー。歌舞伎っておもしろいもんですねえ。」と言いたくなる二作でありました。ただ、まだコロナ以降の用心が終わらないようで、大向こうからの掛け声(「中村屋!」とか「高麗屋!」とかいうアレね)がなかったのが寂しかったです。早く解禁にならないと、伝統が途絶えちゃいそうでいやだなあ。
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