「もしも徳川家康が総理大臣になったら」:ドイヒーで恥ずかしい #もしも徳川家康が総理大臣になったら #もし徳
映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は、どうせドイヒーなんだろうなあと思って観たら、まあ予想通りでありました。
監督は武内英樹(『テルマエ・ロマエ』『翔んで埼玉』)だし、予告編見ても脱力するばかりだし、なぜか明治以降の偉人はいないし、ハードルは十分に下げておいたのですが、それでもややその下を行くという…。なんか「映画」になっていない感じで、観ていて恥ずかしくなってしまうぐらいなのです。恥ずかしいぞ、日本映画界。
コロナ禍下の日本が舞台なのに、人々のマスク着用率が異様に低いです。でもそれを言ったら、AIとホログラムで偉人を蘇らせるというそもそもの設定が、2020年には(今でもですが)あり得ないわけで、まあパラレルワールドの出来事とでも思うしかないのでしょう。
小藪千豊がメインパーソナリティーを務めるワイドショーが頻繁に挿入されて、偉人内閣のあれこれを批評するという手法も、芸がないというかバカみたい。そして、「またも秀吉」の竹中直人が放つアクの強さで脱落してしまう人も多いはずです。 終盤の家康の演説はちょっといいこと言ってたりもするのですが、そこまでが映画としてちゃんと作られていないので、響いてきません。エキストラの顔の貧しさだけが頭に残ってしまいました。あーあ。
それはそうと、これビリング(キャストの序列)トップが浜辺美波なんですよね。すっごい脇役感たっぷりの役柄なのに。そして、彼女の魅力はほとんど出ておりませんでしたー。
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