「密輸 1970」:’70年代風の泥くさい珍品 #密輸1970 #映画密輸 #チョインソン
映画『密輸 1970』は、その邦題の割には1970年きっかりじゃなくて、’70年代半ばを舞台にした韓国娯楽映画。全編にわたって流れる韓国歌謡をはじめ、衣装、ヘアメイク、美術などで時代の雰囲気をバッチリ出しています。
いろいろ詰め込んだ娯楽作という評判が高かったので、観てみましたが、うーん、大江戸はそれほどノれなかったですね。なんとも垢ぬけなくて、なんとも雑というか泥くさい。作品自体が’70年代半ばのプログラムピクチャーのような雰囲気なのです。
まあ、みんなでわいわい騒いでツッコミながら観る映画なのかも知れませんね。そもそも今どき海女さんアクションなんて(しかもお色気抜きの)、かなりの珍品です。どうせなら、もっとハチャメチャにしてサメももっと活躍させてくれたら、むしろ大江戸好みになったかもと思っちゃいます。
一方では、もっときめ細かく周到に作ったら、もっと面白くできたのになあ…とも感じました。この題材、この登場人物なら、もっとスーパーエンタテインメントになったんじゃないかなあとも…。
密輸王を演じるチョ・インソンの静かな怖さがなかなかでした。あのカミソリの使い方は、かなりの恐ろしさ!こいつこえー!
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