「傲慢と善良」:萩原健太郎監督の今後が楽しみ #傲慢と善良 #辻村深月 #奈緒 #萩原健太郎
映画『傲慢と善良』は、100万部を売ったという辻村深月の小説の映画化。大江戸も読みました ↓
「傲慢と善良」辻村深月 #傲慢と善良 #辻村深月 #究極の結婚小説 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)
良い映画化だと思います。原作とはテイストが違うんですけど、上手に2時間にまとめています。恋愛要素多めで、ミステリー要素少なめです。ラストも少し違っています。ただ、小説でも連ドラでもない映画にするのなら、このあたりが最適解に近いのではないでしょうか。
キャストは藤ヶ谷太輔もな奈緒もその他の方々も、けっこう原作のイメージから外れてたりしましたけど、まあこれはこれで悪くありません。特に奈緒のやわらかい純朴さと倉悠貴の無口な純朴さ、そして西田尚美の聖なる暖かみは、いい感じでした。奈緒と倉の二人が木を植え替えて、土を踏み固めながら会話するあたり、良かったなあ。
一方、原作でも腹の立った架(かける)の友人の女性二人(桜庭ななみと、知らない人)ですが、実写で出てくるとますますムカつきますね。あーやだ。
監督の萩原健太郎は、先ごろ公開された『ブルーピリオド』も鮮やかな娯楽映画に仕上げていた方。映像感覚も良いし、映画的な良いショットが撮れているし、役者からいい芝居を引き出せてるし、きっちり隙のない娯楽作品を今の感覚で作れるし・・・今後の更なる活躍が楽しみです。
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