「とりつくしま」:顔の弱さ、話の弱さ #とりつくしま
映画『とりつくしま』は、久々にかなりドイヒーな作品でした。厳しいことを書きますので、もしも関係者の方がいたら読まないでくださいね。
お母さんの東直子さんが原作で、娘の東かほりさんが監督&脚本を務めている本作。原作未読ですし、お二人のことは全く知りませんでした。でもそんなことはどうでもいいのです、映画作品として良ければ。それがねえ…。
これ、『カメラを止めるな!』で有名になったENBUゼミナールの作品なんです。なので、演技を習っている(習っていた)方々が、オーディションを受けて配役されています。やはりそれゆえの演技の弱さ、「顔」の弱さというのは、絶対的にあります。顔ってのは、映画において中心的なものですからね。
それでも圧倒的に面白い話(『カメ止め』のように)だったり、充実した演出だったりすれば気にならなくなるのですが、全然そうはなりません。いくつかのエピソードを積み重ねていくスタイルの作品ですが、どのエピソードも何か実感を伴わないというか、手垢のついた類型的な話。申し訳ないけど、ちょいちょいと想像して書けちゃいそうに思えるんです。それを描く手腕も、なんとか形にしただけって感じで、映画として機能していないというか、ハートに迫って来るものがありません。とにかく、世界が狭すぎる、小さすぎると感じました。
公式サイトを見ると、ずいぶん多くの著名人の方々がほめているんですけど、「えーー?ホントですかい??」って感じです。 それに「とりつくしま」の発音(イントネーション)がそもそも違うでしょって感じたのは小生だけ? 「取り付く島もない」って時の発音は違いますよねえ。あれとは違うの???
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