「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」:小物感あふれる主人公 #グラディエーターⅡ #英雄を呼ぶ声 #リドリースコット #ポールメスカル #デンゼルワシントン
映画『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』は、リドリー・スコット監督が自身の手で24年ぶりに作った『グラディエーター』(2000年)の続編。世間的には結構評判も良いようですが、・・・でもねえ…。
大江戸はそもそも前作からしてそんなに評価していないので、本作なんかもう退屈でした。そもそも史劇って、どうも好きじゃないんですよね。埃っぽいし、汗臭そうだし、血なまぐさいし、戦闘は痛そうだし。そこにもってきて、お話が面白くないのでねえ。スペクタクルもCG感出まくって興ざめですし。こういうのばかり作るから、洋画離れが起きるんじゃないの?
ヒヒ?だのサイだのサメだのと、狂暴な動物たちがいっぱい出て来たのはまあいいとして、その分人間のキャラクタ―があまり立っていません。最もキャラが薄いのが主人公なので、困ってしまいます。
その主人公を演じたポール・メスカル。これだけ大きな役をもらっておきながら、最後まで「小物感」しか感じられませんでした。『aftersun アフターサン』でも『異人たち』でもいいとは思わなかったけど、まだ柄(がら)には合っていました。ところが本作の場合、まったく柄に合わないので、主役の力強さや重さが出ていないのです。剣闘士として強く見えないのです(まあ、前作のラッセル・クロウもあまり強そうに見えなかったけど)。
ローマ時代の話なのに、黒人のデンゼル・ワシントンが国の要職を担っているなんて…。最初から最後までそこが気になってしょうがありませんでした。
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