「アット・ザ・ベンチ」:オールスターキャストのオムニバス #アットザベンチ #奥山由之 #オムニバス映画 #今田美桜 #吉岡里帆
映画『アット・ザ・ベンチ』は、奥山由之監督による5つのエピソードのオムニバス。この監督、父親は奥山和由プロデューサー(&監督)、兄は奥山大史監督なんだそうです。大史監督の『ぼくのお日さま』は今年の秀作ですし。和由監督の新作『奇麗な悪』は来年2月公開と、すごいな奥山ファミリーの躍進!
そういうわけで、この作品もなかなか面白かったです。とにかく「何コレ?」って思っちゃうような充実のキャスティング。第1&第5エピソードが広瀬すずと仲野太賀、第2が岸井ゆきのと岡山天音と荒川良々、第3が今田美桜と森七菜、第4が草彅剛と吉岡里帆と神木隆之介ですもん。旬な俳優だらけのオールスター戦の趣き。新人監督のデビュー作でこれってどうよ?
で、ベンチをめぐる人々の会話劇なのですが、バリエーションに富んでいて、単調にならないのが良いですね。そこに旬の役者たちの魅力が加わって、なかなかの作品に仕上がっています。ただ、1話から5話へと徐々にダウンしていきます。特に第5話は1話と同じコンビなのに、1話に較べてずいぶん散漫なものになってしまい残念でした。
役者では、今田美桜がああいう芝居ができることを知って、意外でした。意外と言っては失礼でしょうが、この人、アイドルっぽく見られがちな割に演技はしっかりしているのです。それは、吉岡里帆に関しても言えることで、彼女の演技力とその幅については今更言うまでもないことです。 なんか草彅氏だけは、この作品のトーンに合わなかった気がいたしております。
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