はい、お待たせしましたー!
恒例、大江戸時夫の年間映画トップテン。いつもよりちょっと早めです。
2024年の公開作の中から、まずは外国映画篇を発表します。
( )内は監督名。
1.哀れなるものたち(ヨルゴス・ランティモス)
2.オッペンハイマー(クリストファー・ノーラン)
3.ソウルフル・ワールド(ピート・ドクター)
4.ロボット・ドリームズ(パブロ・ベルヘル)
5.インサイドヘッド2(ケルシー・マン)
6.リスト(ホン・サンス)
7.シビル・ウォー アメリカ最後の日(アレックス・ガーランド)
8.ARGYLE アーガイル(マシュー・ヴォーン)
9.ドリーム・シナリオ(クリストファー・ボルグリ)
10.アプレンティス ドナルド・トランプの創り方(アリ・アッバシ)
次点.DOGMAN ドッグマン(リュック・ベッソン)
<その他の記憶すべき作品> インフィニティ・プール ありふれた教室 至福のレストラン 三つ星トロワグロ 蛇の道 コット はじまりの夏 時々、私は考える パスト・ライブス/再会 トラップ クラブゼロ WALK UP
監督賞:ヨルゴス・ランティモス(哀れなるものたち)
脚本賞:トニー・マクナマラ(哀れなるものたち)
撮影賞:ロビーライアン(哀れなるものたち)
美術賞:ショーナ・ヒース、ジェームズ・プライス(哀れなるものたち)
衣装デザイン賞:ホリー・ワディントン(哀れなるものたち)
音楽賞:ジャースキン・フェンドリックス(哀れなるものたち)
主演女優賞:エマ・ストーン(哀れなるものたち)
主演男優賞:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(DOGMAN ドッグマン)
助演女優賞:フローレンス・ピュー(オッペンハイマー)
助演男優賞:ジェレミー・ストロング(アプレンティス ドナルド・トランプの創り方)
新人賞:ケイリースピーニー(プリシラ)
怪演賞:ミア・ゴス(インフィニティ・プール)
ドイヒー賞:ジャン・リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争 ゴジラ×コング 新たなる帝国 キラー・ナマケモノ
前年同様、中心となったのはアメリカ映画で、10本中7.5本はアメリカ映画と言っていいもの(『ロボット・ドリームズ』=スペイン、『リスト』=韓国、『アーガイル』=英米合作なので半分。 厳密に言えば『哀れなるものたち』だって米・英・アイルランド合作ですが、大江戸の主観です)。「アメリカ映画の地盤地下」とか言われますけど、大江戸はそう思っていません。とはいえ日本における米映画興行成績の崩壊ぶりは凄まじく、そのあおりを食って『ウルフズ』や『陪審員2番』が配信オンリーとなってしまったことは、返す返すも残念無念です。
そんな中、革命的に気を吐いたのが『哀れなるものたち』。映像、色彩、美術、衣装、音楽など各パートがことごとく図抜けていたため、部門賞総なめとなりました。こんなこと、大江戸史上初めてです。やはり現代の映画表現の最高峰であり、人間のイマジネーション、美的クリエイションの極致だと言えるでしょう。ただただ凄かったです。
3,4,5位とアニメーションが3本入ったのも、かつてなかったこと。そしてアメリカ映画強しといえども、監督はいろんな国の出身者が務めているあたり、やはり世界の映画は変わってきておりますね。
『キネマ旬報ベストテン』に送ったテンですと、9位に『ショーイング・アップ』(ケリー・ライカート)を入れて『ドリーム・シナリオ』を落としましたが、大江戸のテンは毎年きっちり1/1~12/31の公開作で選んでますので、こんな感じです。
(邦画篇はこちら ↓ )
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